「追記」 ぴろ
観客に想像の余地を残すこと。
熱演は熱演で終わるだけ。
抑制と、死ぬ気を、同居させること。
『わるくち草原の見はり塔』終わりました
皆様、ご無沙汰しております。
ぴろです。
ロハ下る『わるくち草原の見はり塔』@青山円形劇場、終了いたしました。
いつも終了してからここにコメントを書くのは、いかがなものか。まずはお知らせからですよね。ごめんなさい。
昨日は、見に来てくださったなおさんと、まちこさんと、そしてえっちゃんと、4人で、思い出横丁で飲みました。
『わるくち草原の見はり塔』は男性バージョンと女性バージョンのダブルキャストだったのですが、達成されるべきだった女性バージョンのあり方、について、9日の千秋楽からずっと、悩み続けて、引きこもっておりました(会社にはコピーロボットを送りました)。昨日、4人で話が出来て、少し、心の打撲が、治った気がしました。なおさん、まちこさん、えっちゃん、本当に本当にありがとう。
あんまり自分がふがいないものだから、あれ以来、山中さんに、顔向けができない。
いままででナンバーワン好きな脚本で、ナンバーワン好きな役だったのになあ。
神様、もう一度だけ、やらせてくれないかなあ。どこかの公園でいいから。
そういうことは言うのは、見に来てくださったお客様に大変な失礼になるということは、重々承知なのですが。
どうか、ピロ個人の個人的なむにゃむにゃに過ぎませんので、お見捨ておきください。何卒。
ひるがえって大きな声で述べたいのは、山中隆次郎さんという人は、本当にすごい人だということです。
この人の描く世界が私は好きです。
さて、座談会@思い出横丁で出た話の中から。
役者・ダンサーは、常にソロ役者、ソロダンサーでなければならないこと。自分自身の演出家でなければならないこと。自分へのOKは、自分基準で出さなければならないこと。常に新しいことに挑戦しつづけなければ、いつでも切られてしまうこと。余計な想像をいっぱいしておくこと。女性の怒りは、相手に直接向かうよりは、周囲のものとか、違うベクトルに向かうのではないか、ということ。
涙と笑いと感謝のうちに、昨日、無事、32歳になりました。
こんなぴろに懲りず、一緒にいてくださる方々に、心から感謝を。
『スロウライダー終わりました』ぴろ
皆様、ご無沙汰しております。
お元気ですか?
ぴろはスロウライダー『クロウズ』の公演が終わって1週間、ようやく気力・体力が回復してきました。
ご来場いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
今回の反省としては、いや、反省ばかりなのですが、とても信頼している人から「ダンサーなのに、ゾンビの動きが一番へたくそだった、ダンスと演劇がばらばらだった」というようなご指摘を頂き、猛省しているところです。「ゾンビの生理」というようなものに行き着いて、ダンサーの自分と役者の自分の両方を納得させるべきでした。巨神兵みたいにね。いまさら全て言い訳になってしまいますが。でもとてもくやしい。
でも(ばっかりだけど)山中さんの描く世界で確かに私は生きたし、その世界はとても好きだった。
仕事でいつも稽古に遅刻しても参加させて下さったスロウライダーさんに、この場を借りて深い感謝をささげます。
きこりのみんな、この経験は絶対きこりに活かすからね!!
『休日に深呼吸』ぴろ
きこり文庫のみなさま、忘年会@思い出横丁、お疲れ様でした!楽しかったね〜。
私は会社が年末年始休みに入り、よく晴れた休日、自宅である古アパートの大掃除に汗を流すかたわら(猫は手伝わない。見てるだけ。)、夕方から東京デスロック『その人を知らず』を見にいってきました。
いや〜!面白かった!本当に面白かった!!
いまさら私なぞが感想を述べるのもおこがましいですが、芸術でありながらエンターテイメントというか、堅い基盤の上に築かれた高い塔というか、理論でありながら感覚というか、とにかく、3時間、圧倒されてかつ楽しんで帰ってきました。
それで興奮してしまったため、夜は久々に料理をしてテンションを下げる私(猫は手伝わない。見てるだけ。)。
炒り豆腐とけんちん汁と蒸し芋を作りました。
炒り豆腐は7人分、けんちん汁は10人分くらい出来上がりました。
いつも作りすぎちゃうんだ。頭が悪いんだね。
『とびと私』 ぴろ
あんたがさあ、幸せなら、それで万事OK。
それが私の原点。
『自分のことばかり書いてすみません』ぴろ
鈴木ユキオさんのワークショップ「また、踊るために」(@森下スタジオ10月14日〜19日)を受講しました。大変お世話になりました。この場を借りて心からお礼申し上げます。
これだけの長さのワークショップを受講するのは、恥ずかしながら本当に久しぶりで、とても充実しました。他のどなたのでもなく、いま、鈴木さんのワークショップが必要だ、という直感は、正しかった、と受講してみて思いました。
その上で、
プロのダンサーである鈴木さんが、受講生に要求されるものを体感してみた上で、
自問自答するのです。
「おまえはダンサーか」と。
いや、会社員だろう、と自分で自分につっこんでみたりして。
少なくとも、プロじゃないだろ、とか。
アマチュアなら、
このへんが潮時なのだろうか…。
あきらめるのも自分。
前に進むのも自分じゃ!!!!!!!!
【最近読了した本】
・遠藤周作「深い河(ディープ・リバー)」→とてもおもしろかった。
・諸星大二郎「栞と紙魚子」1〜3→すごくおもしろかった。
・アーサー・C・クラーク「2001年宇宙の旅」→おもしろかった。