怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝から九条のシネヌーヴォへ。大林宣彦特集で今日は「喰べた人」「complexe」「EMOTION 伝説の午後 いつか見たドラキュラ」。
「喰べた人」の監督は実は大林宣彦ではなく、そのせいかグロテスクな描写も大林宣彦らしさは感じない。ただ、後々有名になる人は非凡だとは思う。
舞台にしているレストランは当時としては中級以上だったのだろうけど、今の目線で見ると大衆食堂みたいで面白かった。制作陣がいいレストランなんて行ったことなかっただけかもしれないけど。
「complexe」はフィルム・アンデパンダンの一員として当時の実験映画の流れに乗ってる作品のようだが、時代を割り引いても駄作。若者が遊びで作っただけのものにしか見えない。そもそも、大林宣彦の資質は飯村隆彦とは全く違うわけで、こういう映画を撮ろうとしたことが間違いだったのだろう。
「いつか見たドラキュラ」はかねがね見たいと思っていたもの。噂に違わず、大林宣彦の瑞々しい感性が封じ込められた短編で、映像詩というには対象への思い入れが過ぎると言われるのかもしれないが、そんなことはどうでもいい。海と坂道と美少女と異界からの来訪者が印象的なこの作品は、その後の大林宣彦を短い時間にまとめたようなもの。間違いなく名作。よかった、見れて。
その後百福でダルバード。会計になってからお代わりできますと言われても、て感じだが。味はスパイス感はほどほどにまろやかな作り。気負わずネパールの日常を味わうくらいのものなのかな。
イオンで夕食用に焼きた亭のパンを買って帰宅。
あとは音楽聴いたりとかでのんびり過ごす。
夜はツインピークス THE RETURN。ついに最終話まで完了。これ、永遠に続きそうだな。まあ続けるのはもちろん不可能ではないけど。
最終話の終盤、カイル・マクラクランのメイクが変わったあたりがよかった。