大熊狸喜「双子づくり!」

双子づくり! (二次元ドリーム文庫 216)

双子づくり! (二次元ドリーム文庫 216)

ふりふりポニーテール!!!


それだけ言ってもどうしようも無いので中身の話をば。
昔ではない現代の、あるところに、唯と藍という双子がいました。二人は誠に恋しました。競争です。あとは二次元ドリーム文庫的ハーレム展開です。

個人的には、唯が居場所がない感じになったときに、藍のふりしてデートに誘って処女喪失までしてしまったシーンが好きだなー。双子とは言え、突然の押しかけ女房である藍に処女喪失させるのは「えー」だと思う

道尾秀介「鬼の跫音」

鬼の跫音 (角川文庫)

鬼の跫音 (角川文庫)

ひぃぃーーー こわい! これは怖い! でも面白い!!

実は殺してしまった後だとか、全く気付かせないまま、最後にネタばらしするパターン。
詳しくは感想書けないけど。移動中で読んでいて、ふと周囲の気配が気になっていた。

森見登美彦「きつねのはなし」

きつねのはなし (新潮文庫)

きつねのはなし (新潮文庫)

森見登美彦さんってこういうのも書くんだ・・・・と。今まで、「夜は短し歩けよ乙女」と「新約 走れメロス」しか読んだことなかったので、全然雰囲気違う。むしろオカルトミステリーっぽい?

中身はあんまり面白く無かった。作中で起きる不思議現象が、説明可能な恐怖を想起させるのではなく、ただの意味が不明なご都合主義ファンタジーになっていた。現象間に脈絡が無い。