通勤読書「チャップリン自伝」

これに記されている全ての記録が正しい記憶でなくとも、こんな体験を経てこんなことを思ってこんなことを考えていたのか、とかそう感じるだけでも、喜劇の見方や映画そのものの見方も変った気がする。

チャップリン自伝 上 ―若き日々 (新潮文庫)

チャップリン自伝 上 ―若き日々 (新潮文庫)

天才、といわれた人はいつの時代も変らないし、今でも彼の存在はハリウッドにかけがえのないものを残して、存在そのものが素晴らしかったんだろう。素晴らしいともてはやされる人間、であるゆえんの孤独だとか、そんなチャップリン本人の言葉にはひとつひとつ重みがあった。今も尚人々に訴えかける力があるんだろうな。
生い立ち含め映画の製作エピソードやそのときの感情などまで細かく記されているこの自伝は読むとチャップリンに親近感さえおぼえるくらい。
これ読んで見たのが「kid」

キッド・コレクターズ・エディション [DVD]

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一番の見所のシーンだ、という石を投げようとしている少年に警官にぶつかり、何もなかったかのようにやリ過ごす少年の演技が最高。
まだまだ感想はあるけれどとりあえず。