ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

平和の温故知新@はてな このページをアンテナに追加 Twitter

プロフィール メールフォーム

08年08月31日

[]なぜ『ライトノベル業界が危ない』と言われるのか考えてみる

注:本エントリは「ライトノベル業界が危ない」と主張するものではありません


10月19日ロフトプラスワン『ライトノベルが危ない! 極秘の業界裏話』(出版評論社@Web)

『ばけらの!』はライトノベル界衰退の兆しなのか(星ぼしの荒野から)


ちょうど似たような話題が続いていたので、こういう話題が生まれる背景について考えてみたいと思います。

実際にどうなのか、について語るべき根拠を私は持ってないのでここでは触れません。


凄い新人がいない?

ここでいう「凄い新人」というのは上遠野浩平級の、レーベル勢力図や以後の作品傾向すら影響を与えるような新人です。

・・・正直なところそうホイホイ出るものではないと思いますが、

そろそろブギーポップ刊行からもう10年経つので、次に期待する人も多いのではないでしょうか。


粗製乱造になってはいないか?

この辺の話は過去にもみた記憶があるのですのが・・・(苦笑

新規レーベル参入が増え、刊行点数が増加する状態がここ数年続いています。

これについて、全体的な作品の質の低下を懸念する声が上がるのも、ある意味では妥当な反応かもしれません。


出版側の状況が悪化している?

まぁ色んな要素があるのでこれも一概には言えないでしょうが・・・

スレイヤーズ全盛期の時代に比べると爆発的なヒットは生まれていない」

初版部数が落ちているので、作家さんの収入も落ちている」

「メインユーザーである学生層が減少している」

などが不安要素になる・・・のかも。


ジャンルとして行き詰っている?

「自家中毒あるいはセルフパロディをはじめるとそのジャンルは衰退(成熟)している」

リンク先2つ目の内容そのままですね。

どういう作品が該当するのか、については今回省略。

多くの人が自家中毒的な作品と認識する作品があれば上記の法則にも適用され、

「○○というジャンルは衰退した」と言われる・・・かも。


まとめ

・・・書いてて自信がなくなってきました。

「危ない」と言えそうな要素はあるのですが、裏付けが無いとなんとも言えませんね。

上記の記述についても根拠の薄いところが多いので、

なんらかの主張をする場合ははっきりした根拠が必要だなぁ、と感じる結果になりました。

10月19日イベントではどんな話が飛び出すのか、気になるところです。


参考リンク

ライトノベルの「発見」(一本足の蛸)2005年10月)

ラノベブームの内在説、外在説(REVの日記)2005年10月)

富士見と電撃の盛衰に見るライトノベルの消費構造変化(うさ道)2006年5月)

ライトノベルの終焉 ( The End of Light Novel )(#もの書き Wiki)

skerenmiskerenmi 2008/08/31 20:17 ゲーム業界と比較してみると概ね同様の構造を持っているっぽいので参考になるかもしれませんね。

MMXMMX 2008/09/01 08:44 凄い新人がいないというより、書く人間を絞らず数打ちゃ当たる戦法になっている今の時点でアタリショックと同じ状況ですよね。
また、採算ラインを少し超えればおkって事は、出版側が自転車操業・体力残ってないから、出し続けて1作品での少しの利益を毎月かき集めている状況ともいえます。
自家中毒は、読ませる相手がある程度理解している事前提じゃないと寒いだけなので、逆に理解している人がそれだけ多い=目新しさからアレンジへ移行=王道は陳腐化とも考えられるからかと。

とおりすがりとおりすがり 2008/09/01 09:26 質を評価せずに大量の新人作家を出せば出すほど、新人作家一人当たりの収入も減るのでは?出版社にとっては採算ラインギリギリでも、作家にとっては生きるか死ぬかの瀬戸際。それを続けると「ラノベ作家は7K」と言われるようにはなりませんかね?一度そうなると有望な新人が入ってこなくなり、業界は衰退します。まるでIT業界のように。

mossesmosses 2008/09/01 09:38 ライトノベルと通常の作品の境界が曖昧になりつつあるってのも一つあるような.
勝手な思い込みかもしれませんが,一見してライトノベルと分からない(もしくはレーベルがライトノベルレーベルではない)作品の内容が明らかにライトノベルだったり,
逆にライトノベルそのもののレーベルから,普通の小説が出てきているような傾向が昔に比べて増加しているように感じられます.(米沢穂信とか桜庭一樹とか)


境界が曖昧になることで,ライトノベルというジャンル分けそのものが難しくなる
→ライトノベルというものがそもそもなくなる
→ライトノベルが危ない
ってのはどうでしょう?

通りすがり通りすがり 2008/09/01 10:21 個々で言われてる業界の現状(コメント欄含む)っていうのは4年前に出た「ライトノベル完全読本」に既に出ている。ラノベの全盛期なんてスレイヤーズやロードスの時代でとっくにピークを迎えてるし、唯川恵や村山由佳の直木賞受賞でラノベと一般作品の境界についても議論があった。冲方丁のように自分からメディアミックスを仕掛けたり、世界観を共有するなどして作家内の横のつながりを重視するというのも厳しいラノベ界を生き抜く処世術として提唱されていた。
当時の流れについては、今盛り上がってるのはラノベではなくラノベ批評なんだ、って感じだった。批評の土壌があるから作家に注目が集まる。ばけらの!もその流れから成立したものと考えれば分かりやすい。

kim-peacekim-peace 2008/09/01 21:06 >sさん
他の業界でも似た状況はあるようですね。このエントリの反応で幾つか挙げられていました。
>MMXさん
私としては現状をアタリショック状態とまでは考えていないですね。
出版社の事情については実際のところがわからないのでなんとも。
自家中毒についてはご指摘のような側面があると感じています。
>とおりすがりさん
ある程度の部数(あるいは冊数)がないと、収入的に厳しくなるという状況はあると思います。今のところ志望者は多そうですが、たとえば電撃の新人賞応募点数が減ることがあったとしたら、それはなにかしらの兆候と言えるでしょう。

kim-peacekim-peace 2008/09/01 21:13 >mossesさん
真っ先に連想したのが「SFの浸透と拡散」という単語でした。
ライトノベルはもともと境界が曖昧なので、「ライトノベル」という呼称が無くなる→「ライトノベルが危ない!」という主張はできるのかも。
>通りすがりさん
ご指摘の通りだと思います。私が今回のような話題に興味を持ったのも完全読本が刊行された頃でした。当時盛り上がっていたラノベ批評ブームを知らない人もいるかと思いますので、既出かな・・・と思いつつも今回のエントリを書きました。
ばけらの!については・・・とりあえず読んでから考えます(苦笑

kuronekokuroneko 2008/09/01 22:40 衰退ですか。コアになる作家がでない、というのも有ると思います。ただそれ以上に一個人で把握できないほど量が増えすぎたのかも、って思います。
私自身、話題になっていないけれど自分に合う良い作品を探すのに疲れてしまいました。なので、今では月に1,2冊買ってあとは昔のを読み返すという感じになってます。
もちろん、今でも新人が出て良い作品はあるのでしょうけど・・・。

kim-peacekim-peace 2008/09/05 22:55 >kuronekoさん
刊行点数が多い、というのは辛いところですね。
こういう状況なので「このライトノベルがすごい!」のようなガイド本が必要とされるのかも知れないと思います。
個人的には「ライトノベルサイト杯」もその役に立てばいいと思っていますが、なかなか難しいところです。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

0000 | 00 |
0006 | 07 |
2004 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 04 |
2014 | 04 |
2015 | 03 | 04 | 10 |
2016 | 01 | 03 |