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喜びカタツムリの歩み

2019-01-14

「山路は、確かに越えられ」 再掲載

「山路は、確かに越えられ」 再掲載
神学宣教日記 | 編集
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☆昨日、山下萬里著、『死と生−教会生活と礼拝−』(ヨベル新書)が届きました。
編集者の依頼で巻頭言・「山路は、確かに越えられ」を書きました。
その中で、今週10月22日(月)香川県丸亀市のケアハウス・ベテルにお見舞いに行った、丸亀聖書教会の芝房子姉のことも書きました。
月曜に続く木曜、こうしたつながりが日常生活の中でしばしばです。感謝して受け止めています。

山路は、確かに越えられ   

 山下萬里先生に、一度も私はお会いしたことがありません。
 それなのに、ご召天後八年に出版された本説教集を、今回深い心のうなずきをもって熟読いたしま
した。
 山下先生がひたすら伝え続けておられる聖書に同じく心捉えられ、キリストご自身に導かれている
一後輩僕しもべ仲間(黙示録二二8〜9)として、先達の説教に対する一貫した献身的努力に敬意を払います。
本書を構成する八篇の説教が、いずれも南沢集会・家庭集会でのものであると知り、本物の牧師ここにありと励ましを受けました。

 確かに山下萬里先生にお会いしたことはありません。
しかし本書に接する前から、山下先生は、私にとって、誤解を恐れないで言えば、俗にいう気になる存在でした。
 
 一つにはこうです。一九七〇年から一九八六年四月まで山下先生は、日本キリスト教団国分寺教会の牧師として牧会に当たっておられました。
 それは初めも終わりもまさにぴったり私の日本新約教団・青梅キリスト教会牧師時代と重なり合います。中央線国分寺と当時の青梅線青梅、また日本キリスト教団日本新約教団との関係から、もちろん山下先生は、私の存在などご存知なかったに違いありません、しかし私の方は、何かとそれなりの情報が伝えられていました。
 
そうしたなかで、山下先生の一つの文章に目が留まり、印象に強く残ったのです。
 山下先生が、西村清雄作詞の『山路越えて』を、「あれは勇ましい宣教の讃美だ」と受け止め、発言なさっていたのです。残念ながら、正確な記憶も薄れ、出典を調べることもできません。
 しかし、あの『山路越えて』に思い出のある私にとって、山下先生の評価はとても嬉しかった印象は鮮明なのです。
 
一九五七年一月から、高校卒業を待てずに、万代恒雄先生の松山開拓伝道の手伝い、「宮村君、主イエスさまのために、悪いこと以外何でもしよう」の伝道初陣の期間に、聞いて知っていました。松山から宇和島への伝道旅行の途中での経験から、作詞者の西村先生は、この讃美歌を作詞なさったと。
   山路こえて ひとり行けど、
     主の手にすがる 身はやすし
 
山下萬里先生が、一九六〇年から一九七〇年まで松山教会を牧会なさったことを後に知り、伊予松山での生活体験に裏打ちされた、「山路こえて」理解なんだと合点がいきました。 
 
ところがです。二〇〇八年二月、同じ四国の讃岐は丸亀の丸亀聖書教会の主日礼拝後、当時九四歳の芝房子さんが、驚いたことには、「あの時、西村先生は、宇和島の私の実家に向かっておられたのです」と、おっしゃるではありませんか。
 
そして次の年、同じく二月、「私の書いた小さな冊子です」と、ふじ色の冊子を手渡してくださいました。
芝房子著『小さな歌声で』(聖恵授産所、二〇〇八年)。五六頁の美しいものです。
 そこには生き生きと記されています、土佐の旧家の一人の娘が横浜のフエリス女学院で学び、卒業後土佐にキリスト者となって戻ってから展開される三代、四代と貫く恵みの結晶が。

 山路は、確かに越えられた、西村清雄先生と共に、伊予松山から宇和島へと。
 
 そればかりではありません。確かに日本の教会史においての三代、四代、さらに五代、六代と世代を越えて。
 
芝房子さんも、小冊子『小さな歌声』を、もともとお孫さんのために書き出したのです。
 
 今また、山路は、確かに越えられているのです。山下萬里先生と共に、松山から国分寺へ、国分寺から東所沢へと確かに。
 
しかもそればかりでない。山下先生の召天・死後八年の年月を越えて本書『死と生』へと確かに。
特にその七番目、死と生(1)と八番目、死と生(2)は、山下先生の白鳥の歌。
 「キリストによって新しくされた生命は続きます。その中で、地上の生活の終わりとしての体の
死はあるのですが、それは命の終わりではありません。その体の死をも越えてなお命はあるのです」
(235頁)。
 山路は、そうです、死は確かにキリストにあって越えられて、今後も前進あるのみ

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