宮村武夫牧師の近況

宮村武夫牧師のために多くの方々がお祈りをしていてくださっておられることを覚えて感謝致します。

現在、牧師は流動食からきざみ食になる寸前に肺炎で状態が悪化、現在は鼻からのチューブによって栄養が補給されています。また肺炎感染後、呼吸も弱まってきたということで、約1週間ほど前から人口呼吸器の補助で状態を保っています。大変な苦しみに耐えながら一日一日を過ごしておられますが、どうぞ痛み苦しみが和らぎ、少しずつ回復へと向かうことができますよう、引き続きお祈りをお願い致します。また、側についておられる君代牧師夫人のために、健康が支えられますよう、必要なものが満たされますようにお祈りください。

全国、世界に散っている主にある兄弟姉妹の祈りに私たちも励まされつつ……。

主にありて
宇都宮キリスト集会
坂本道子

宮村武夫牧師の病室から

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6月22日午後、宮村武夫牧師の病室を訪れました。大手術を無事に終えて少しずつ回復に向かっているという状態を、目の当たりにすることができました。次々と病室を訪ねて来られる方々と歓談しました。私たちがよく聞き取れない言葉は、君代夫人が通訳してくださいます。お疲れにならないのかと心配するほどでしたが、そのエネルギーは素晴らしいです。

しかし、胃を切除していますので、食事を取るのがとても大変な様子です。最初は流動食を少しずつ口に運ぶのですが、胃を切除した方特有のダンピング症候群(食べた物が急に小腸に流れ込むことによって起こる様々な不調)が起こるのです。そうした苦しみもありますが、何とか食べるように努力しているそうです。

毎食の3分の1以上食べられるようになると退院できるとか。26日には病院内の床屋さんに車椅子に乗って行き、散髪と髭剃りをしてさっぱりしたようです。

添付の写真は、私が皆さんの許可を得て撮りましたが、22日に病室でお会いしましたペンケン祈祷会のメンバーの川田愉・順子ご夫妻と、グレーズ宣教団の河 車奉牧師(前列左)です。どうぞ引き続きお祈りください。

主にありて
宇都宮キリスト集会
坂本道子

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手術が行われました

宮村武夫牧師は5月22日に、多くの方々の祈りのうちに、無事に手術を行うことができました。がんは胃から食道付近までに広がっていて、全部は摘出することができなかったようです。大きなのう胞ができていた膵臓と胆のうも同時に摘出したという大手術でした。  

しかし翌日からリハビリ開始、ベッドから離れてレントゲンを撮りに行ったそうです。痛みはかなりあるようですが、日々回復し身体に付いていた管もどんどん取れていったようです。これからはリハビリしつつ体力がつき次第、抗がん剤治療が始まるかと思います。

先日、少し顔が赤く、診察の結果、胆のうが炎症を起こしたそうですが、クリアできそうです。君代夫人が毎日通っておりますが、君代夫人の健康が守られますようにお祈りください。

日本各地と世界中に散っている主にある兄弟姉妹のお見舞いと祈りを心より感謝申し上げます。引き続きお祈りをお願いいたします。

主にありて
宇都宮キリスト集会
坂本道子

入院、手術の予定

宇都宮キリスト集会の坂本道子です。本日夕方、宮村牧師より電話がありました。いつものように元気なお声なので安心しました。

5月16日にPET検査がありますが、20日に入院、22日に手術の予定が決まりました。
現在、一時退院して大手術に備えておられる宮村牧師のお身体が守られますように、手術に携わる医療チームが主の御手のうちにすべてを滞りなく行うことができますように、どうぞお祈りをお願い致します。

主にありて
宇都宮キリスト集会 
坂本道子

宮村先生の近況とお祈りのお願い

宇都宮キリスト集会の坂本道子です。一昨日、宮村牧師の入院先「国立国際国府台医療研究センター国府台病院」に伺いました。担当医の池上友梨佳医師(消化器・内臓フェロー)が病状と治療方針を順序よく丁寧に説明してくださいました。宮村牧師、君代夫人が大変信頼しておられ、また君代さんが通うのにも良い距離の病院であることなどから国府台病院にて治療を続けると決心しておられます。

〇 担当医の説明による牧師の現在までの検査結果と治療方針

4月に貧血のために検査入院。胃がん(悪性腫瘍)が判明。食道にもがんが見られる。ステージ3で手術は可能です。膵臓はのう胞ができているが現在の検査では良性(放置しておくとがん化する可能性あり)。ただし、のう胞が大きくて胃にぴったりとついているので、胃の手術の際に一緒に摘出する(脾臓も必然的に摘出)。他にがんが飛んでいるかどうかは現在はわからない。術後、抗がん剤を使用し(担当医は「少し」という表現でした)根治を目指す。

現在、血糖値を抑えるためにインスリン注射をしています。また、脳梗塞発症後から飲んでいるバイアスピリン(血液をサラサラにする薬)は手術前の2週間は止めます。代わりに点滴で補うかもしれません。よって手術までこのまま入院の可能性があります。

手術は5月中に同病院の外科医が担当、第2消化器外科医長の遠藤大昌医師(一般外科、消化器外科、肝胆膵外科)と池上医師が連携をとって手術まで臨みます。実際の手術執刀担当医はまだ決定はしていないようです。

昨日には、胃カメラでの検査、および脳梗塞後の検査としてMRIを撮りました。

それにしても胃と膵臓脾臓を摘出するという大手術です。80歳という年齢ですが体力が支えられ手術に耐えられますように、どうぞ私たちの牧師と支え続ける牧師夫人のためにお祈りください。医師たちのチームが適切な判断で最善の治療方法でともに病に立ち向かうことができますようにお祈りください。

各地で祈っておられる兄弟姉妹をはじめ実際に病院にいらっしゃる方々がたくさんおられます。宇都宮キリスト集会の牧師である宮村先生にお会いして交わりの時を持っておられます。多くの主にある兄弟姉妹が祈り支えてくださっていることに感謝せずにはいられません。

牧師ご夫妻が与えられ共に歩むことが許された集会は、主の群れとしてあらゆる困難を打破して今日まで導かれました。どうぞ私たちの牧師ご夫妻のために引き続きお祈りください。

主にありて
宇都宮キリスト集会 
坂本道子

 

月(げっ)桃(とう)通信No12 2019年4月15日 

                                  石原艶子

「軍事大国への道」

◎イエスは言われた「剣をさやに納めなさい、剣を取る者は皆剣で滅びる。」(新約聖書マタイ伝)

◎非暴力とは何か。それはすべての人を等しく愛することの出来る力の事。だから子供も女性も年老いた人もこの非暴力というパワーの担い手になれる。(ガンジー魂の言葉から)

 

去る3月5日、日本友和会(FOR)の友人三人と共に、ずっと願っていた宮古島に行くことが出来ました。日帰りではありましたが現地の闘いのリーダーであられる、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子さんと日キ教会の牧師、坂口聖子さんの並々ならぬ御愛労によって、お二人の熱きお心からほとばしり出るお話を聞かせて頂きながら、現地を案内して頂きました。現地に立ちこの目で見て、漠然と想像していた世界がパッと現実として目の前に広がった時、そこに見える自衛隊の軍事基地の存在に衝撃を受け言葉を失ってしまいました。スカイブルーの美しい海に囲まれた農業と観光の島、平和な宮古島に巨大な軍事基地が姿を現し、急ピッチで工事が進んでいるこの現実を直視しなくてはなりません。造られた基地の中に住民が大切にしていた拝所があり、その緑の森は無残にも小さく削り取られ、自由に出入りしてお祈りする自由さえも侵害されていました。何棟もの宿舎が立ち並び、いろいろの建物がまだまだ今後造られ、これで半分とのこと。私たちが本島で見ている米軍基地と何ら変らない巨大な軍事基地が急ピッチで造られていました。宮古島琉球石灰岩で出来た島で、軟弱地盤であり、地下には無数の空洞があり、断層も走っていますが、それらはおかまいなし嘘とごまかしで弾薬庫や地下施設も造られています。工事の現場ではベトナム人が日給わずか4500円で窓も目隠しされた作業員宿舎に閉じ込められ、労働環境、生活環境はどうなのか防衛省は業者任せで実態を把握していないとは‼私の中で、アジアを侵略し、強制連行、強制労働のこの国の歴史と重なり許し難い思いでした。住民への説明も全くないままにミサイルが持ち込まれていることが判明し、住民の反対抗議に押され、いったんは撤去せざるを得ませんでしたが、いずれミサイル基地は造られ、海兵隊、空母、戦闘機が配備されるでしょう。レーダー基地からは深刻な電磁波被害があり、何と欧州の2000倍の恐るべき数値は住民への健康被害は甚大だと思います。また宮古島はすべて地下水なので、水汚染が心配です。住民よりも軍事優先の実態、軍隊は決して住民を守りはしません。宮古島の現実を直視した時、この美しい島が安倍政権によって軍事基地化されていく現実にやりきれない怒り、悲しみ、悔しさがこみ上げてきて胸がいっぱいになりました。そして宮古から辺野古が、日本が、より鮮明に見えてきました。辺野古もまた、民意を無視して先が見えなく何があろうとも宮古で見た様に、なりふりかまわず埋め立てを強行していくでしょう。これが安倍政権であり日本なのです。既に奄美大島ではミサイル基地が開設され、奄美駐屯地は奄美警備隊の呼称で三月末記念セレモニーが行われています。石垣島にも同じことが計画され、住民への説明もないままに強行されようとしています。こうして戦後74年、自衛隊基地のなかった平和な南西諸島は奄美宮古、石垣と引かれた防衛ラインの下に急ピッチで軍事基地化が進み、戦後守ってきた憲法9条も危くなりいよいよ自衛隊が軍隊として大手を振って、私たちの生活を脅かすようになりました。台湾に近い与那国島では既に1年前自衛隊基地は完成し、行政は自衛隊人口の増加により選挙も支配され、国の統治下に置かれています。何故ここまで急ピッチで安倍政権は南西諸島の軍事基地化を進めるのでしょうか。アメリカは自国の金を使わずに、日本の自衛隊によって南西諸島防衛ラインを守らせていざという時はアメリカに代って日本に戦争させようとしているのです。安倍政権が何故、憲法9条に自衛隊を明記することを急ぐのか、その背景にアメリカの意向が見えてきます。これからは空自、米軍、海自と三者による軍事訓練により、空も海も陸も汚染され、沖縄の人々の生活環境は戦後74年にして尚悪化し続け、ここにまた新たな琉球処分、沖縄捨て石作戦が行われているのです。沖縄の民意を踏み潰し、欺瞞と謀略、弱き者を助けず一機100億円もの戦闘機を100機購入し、防衛費は5兆~6兆円、正義は消え失せた日本。新元号にさわぎ立ち、天皇を利用して右傾化へ軍事大国へと驀進しているこの国。教育は変えられ、多様性と自由な発想は否定され、画一化された、国に従う人間を作ろうと進み出しています。沖縄から見える私達の国、日本の危機的状態が本土の人々には見えているのでしょうか。沖縄の人々がは〝わじわじー〟しています。何度でも問いたいです。「何故安倍政権をこんなに長く許しているのですか」と。

 

★私たちの希望のシンボルだったジュゴンの一頭が傷だらけの痛ましい姿で、北部の浜に打ち上げられ死んでいました。残りの二頭の姿も見えなくなっています。誰がジュゴンを殺したのですか。この海を埋め立てて基地を造る人間の悪がジュゴンを殺したのです。大浦の海を悠々と泳ぐ海がめたちの姿があります。これ以上工事が進めば、海がめはどこで生きるのでしょうか。私達は決して叫ぶことをやめはしません。非暴力で闘い続けます。それは人間だからです。海に土砂を投入しても私たち人間の心を埋め立てることは決して出来ません。

「主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向って剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。」(旧約聖書イザヤ書

この神の御心が必ず成る日を信じて叫び続け、祈り続けたいと思います。

宮古島の連絡先

ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会(090-9784-1545)

ブログ名:琉球弧の軍事基地化に反対するネットワーク

★来る21日は、沖縄第3区(うるま・沖縄・名護・北部)の衆議院議員補欠選挙です。相手候補は辺野古推進安倍官邸直属の女性。負けたら今までの民意は全て否定されてしまいます。絶対負けられない選挙です。

★沖縄は月桃の花が真っさかり、何とも優雅な感じの花です。葉はおもち、ジューシーごはんを包んだり、香りを楽しみます。

★私は今月25日から28日辺野古の仲間たち30名と共に「韓国ピョンテク基地と38度線人間の鎖」に参加します。次号にて報告します。