君の名は
久々の更新。
ていうか、久々すぎて2年半。
仕事に追われて書く暇が無くなって、そのまま放置し続けて現在に至る。
だが、今回は余りにもこの思いをどこかに綴りたくなって、
思わず筆を取り?もとい、キーボードを叩く。
で、「君の名は」を鑑賞。
これはずるい!と思わず叫びたくなるくらい、溜息の出るような映像美に
心奪われ、そこから間髪入れず始まるradWinpsの曲。
鑑賞後にこれほど心が洗われたような気分になるのはいつ以来だろうか。
最近観た作品でいうと、「シン・ゴジラ」のように心に深く響き、
考えさせられるラストではなく、本当にスッキリと晴れ晴れした気持ちにさせられた。
例えるなら「ほしのこえ」以来の新海誠作品の全てを鍋に突っ込んで
それを三日三晩、ぐつぐつと煮込んでアクを取り続けて、綺麗になった上澄み部分だけを
すくった極上のスープのような。
そして作品の内容を一つ一つ自分なりに挙げていったら
キリが無いほどの美しい場面の数々を誰かと語りたくなるが、話しているうちに
その感動が消えてしまうのではないかと不安に思うほどの儚い味わい。
プラネタリウムを観終った後、突然現実に引き戻される感覚に似たものが胸の中を渦巻いており、
いつまでもその中に身をたゆたわせ、心地よさを感じていたいふわふわした何かがそこにはあった。
誰かと行って絆を確かめ合うのもいい、一人(笑)でじっくりと快い爽快感を感じるのもいい、
どんな楽しみ方でも最高の時間が過ごせるはず。
ちなみに知人曰く「観たらradwimpsが好きになりますよ」と。
その言葉は嘘ではなかった…。
- 作者: 新海誠
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ホーンテッドキャンパス1
「おはようございます。先輩」
たまたま手にとって読み始めたが最後、
灘ちゃんの強烈な視線と裏腹の無垢な性格にやられました。
もちろん、大筋はオカルト研究会の面々が心霊体験、怪奇現象を解決していく
連作短編方式だったのですが、愛すべきは森司くんのヘタレっぷりでした。
なんせ、霊が見えるという、バリバリの心霊体質である彼が研究会に
入った動機が灘ちゃんの近くにいたい、というからニヤニヤ。
やっぱり、ちょっと不純な動機なほうが親しみがもてるというもの。
ホラー小説と言うより、学園小説といったほうがいいかもしれません。
そんなに怖くないので、灘ちゃんと森司くんの進みそうで進まない
ラブコメを愉しむ感覚で読めるのではないかと。
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ゴールデンタイム7
<「……だめ?」>
全然駄目じゃないです!!
こんな風に香子にねだられたら、一体誰が断れるだろうか。
アニメも2クール目後半で盛り上がってきたゴールデンタイム。
久しぶりにおさらいをして読んだ7巻。
あれ?こんなに重くなって、次回どうなるの?
驚きのラストにちょっと動揺してしまいました。
6巻でかつての自分と対峙して、
まがりなりにも前を向いて
いよいよ香子と万里も進展かと思ったのに…。
それがどうしてこんな展開になったのか。
副題「I'll Be Back」も全然、気にとめてなかったが、
最後まで読むと、初めて納得。
まさにローリングストーン。
転がる石の如く、誰もかれもが
自ら幸せを手放そうとしてるように見えてならない。
多分、アニメと原作のラストは同時になるのだろうし、
早くラストが読みたい!!
ゴールデンタイム (7) I'll Be Back (電撃文庫)
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バカとテストと召喚獣12
これで読み納め!!
最後まで笑わせてもらいました!!
いよいよ、佳境に入った、学年対抗試召戦争。
前巻で窮地に陥った2年生達がどうやって巻き返すのか?
さすが最終巻だけあって、盛りだくさん!!
総力戦といって偽りなし!!
全員に見どころがあるので、最初からずっとテンション上がりまくり!
それにしても常夏コンビ、ほぼ準レギュラー化してるし…。
いつもの試験解答も爆笑必至、と思いきや本編連動で盛り上がりが倍増!
グッときてしまいました。ちょっとウルウル…。
ただ、シリアスモードが多かったので「アレクサンドロス大王」を
越えるネタが無かった事だけがちょっと残念…。
自分的には美波が最高でした。
他のキャラもみんな可愛いけど、自分の中ではずば抜けている!
170P〜が彼女のクライマックス!要チェック!!
これで終わりなんて残念すぎる!
番外編でさらなる笑いを期待!
楽しい時間を有難うございます!!
- 作者: 井上堅二,葉賀ユイ
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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7
一年ぶりの更新。
ラノベを読み続けてはいたものの、仕事に追われて中々ブログを書けなかったですが、
今年は少しずつでも書いていこうと改めて一念発起。
で、仕事にプライベートにさまようよろい状態の中で読んだのは
読後感の後味悪さというか、もやもや感が半端無かったです。
「なぜそこまでする必要が」と八幡に問いたい。
今回は修学旅行に参加する一同なのだが
その直前で葉山一味のチャラ男・戸部が
奉仕部に依頼を。
そこで起こる出来事に各人の思惑が交差するのだが…。
それにしても、切なさばかりが残るラスト。だが
この修学旅行を通して女王・三浦の友人である
腐女子・海老名さんがあんなキャラだったとは…。
詳しくは読んでご確認を。
この作品は単なるラノベ青春ものにしては、
あまりにも生々しすぎて読んでて痛々しくなる。
誰もがなれるものなら葉山のようになりたいと憧れるが
結局はその他大勢でしかないと諦めてしまう高校生活。
その中で自らの道を突き進む八幡のぼっちな強さは感動すら覚えた。
この物語はどのような結末を迎えるのだろうか。
大団円なんて絶対に許さない!
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (7) (ガガガ文庫)
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天鏡のアルデラミンⅠ Ⅱ
久々に骨太の作品に出会いました。
ファンタジーの戦記ものですが、これは面白い!
各所のレビューでおすすめだったので、話のタネに読んでみました。
「銀河英雄伝説」が好きなら絶対にハマる!萌えネタに走らずしっかりと設定を活かして物語をじっくり読ませてくれます。早くも今年のベスト3に入りました!
とにかくお勧めです!ラノベ読みなら、絶対に読んだほうがいいです!
こちらの感想がわかりやすいので、どうぞ参考に。
http://d.hatena.ne.jp/bluets8/20120616
http://d.hatena.ne.jp/bluets8/20121112
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鋼殻のレギオス20 デザイア・レポート
<「『乙女的なトキメキ』というものはどういうものでしょうか?」
「は?」
「いくつか恋愛に関した嗜好書籍を読みましたが、それがうまく理解できません」
中略
「繁殖の準備が整いつつある肉体に精神が適応するために発症している混乱症状というこ とでしょうか。反抗期と同じく」
「発症って。病気じゃないし、いや、でも、ま、まぁ反抗期と比べるなら、思春期ってい うし」
「思春期。そう、これが思春期なんですね。なるほど。反抗期が親からの独立の精神的準 備期間、思春期は異性との繁殖行為を行うための精神的準備期間だと、そういうことです ね」
え、えと……うん、そう、だと、思う、よ」
負けてる。ミィフィは焦った。
完全に勢いに負けている。
変な人のようだとは思っていたしそれなりに準備もしてきたつもりだったけどまさかこれ ほどとは。>
こんかいは短編集。深刻な本編とは打って変わって、レヴァンティンことヴァティ・レンの人類観察レポートをメインに普段あまりスポットの当たらないキャラに焦点を当てています。
ヴァティが学園の人達との交流を通して「人間」を問う、内容のコミカルさとは裏腹に問いかければ問いかけるほど、その言動に戸惑う人間たちとのちぐはぐさが楽しめる一品となってました。
真面目なヴァティにおかしみを感じずにはいられなかったです。
息抜きの一冊として最適でした。最後は次巻への伏線的なものも少々ありましたが、おもしろおかしく楽しめます。
鋼殻のレギオス20 デザイア・リポート (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 雨木シュウスケ,深遊
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2012/04/20
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