Hatena::ブログ(Diary)

夜明け前

2013-01-12

ベン・トー9 香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる

18:49

<「……あ。……ねぇ佐藤、最後に一つだけ言わせてくれない?」

いきなりシリアスな声になった著莪に緩んでいた僕の顔が一瞬で素に戻る。何か重大なことを言われる、そんな予感がし……。

『ロリはやめとけ』

そして、笑い声が聞こえたあと、電話は一方的に切れた。

――あたしが……必ず、佐藤さんをお弁当の所まで連れていってあげます。

真希乃が言ってくれた言葉……。その約束は、今、果たされたのだ。

彼女への感謝を最後に雑念が飛ぶ。ただ、これを喰いたいとする鋼のように硬く、溶けた鉄のように熱い決意だけが、僕の中に残ったのだった。>


振り幅が半端ない!どんどんR-18に近づいて発禁になるのでは!?と危惧させる一方で半額弁当争奪戦は激化!読むほどにグイグイのめり込んでしまう!かつてのHP同好会OB・秋鹿が繰り出す技の応酬に蹂躙される佐藤たちが乗り越えて半額弁当を手にするさまは熱くならずにいられません。しかし、その後の食事が一番の読みどころ!あれほど美味しそうに書かれてしまうと読んだそばからよだれが…。今日はカレーに決定です!

それにしても…。このままどんどん茉莉花の出番が増えてくると、先輩の出番が…。

2010-02-16

戦闘城塞マスラヲ2

21:13

1巻で破竹の3連勝をして、このまま行くのか?と思わせておいて、

3百万の借金を背負わされたヒデオ&ウィル子ペア。

真っ当に働いてもそうそう返済できる金額ではない(ましてやひきこもりには死ねと言ってるも同然)。

そこでヒデオ達が取った行動は……。

なんと、借金先の魔殺商会が抱える債権者の取り立てを行う代わりに借金を棒引きにしてもらう条件で就職してしまったのだ。

まさかの悪玉展開に喝采。失うもののない彼だからこその捨て身の選択に、周りは避難轟々。いやー、悪って面白い。悪って素晴らしい。何でもありです。

一週間で4勝上げて、単独首位!でも、上には上がいるもの。一晩明けると順位は下降。首位は驚きの200勝!?

どうやればそんなにとれるの?

その方法を確かめるため、そして首位に返り咲くために二人は、魔殺商会のメイド、クラリカと共にエリーゼ興業へ殴りこみ!

そこで出会ったのが、天然のボケボケ精霊エリーゼと元勇者、長谷部翔希。

だが、元というだけあって、タダ者ではない。


≪「黙れ!お前に何がわかる!?大学四年目のほとんどを就職に費やした挙句、面接した五社ともに不採用を出された俺の何が!!ああそうさ、この不景気さえなければ俺は……!」

 どがんっ!!

 「「!?」」

 ヒデオは思わず、応接用のテーブルを蹴っ飛ばしていた。

 (……)

 笑える。

 五社。たかが五社だ。いくらあっちこっちと呼ばれる世界で勇者をやっていたといえども。現実の世界に出ればそんなものか。随分ともろいではないか。 

 ヒデオは静かにサングラスを外して見せた。そして真っ直ぐに翔希を見据える。

 「何が、大学だ。馬鹿学生め。社会を……、なめるな」

 「ぐっ……!!」

 「勇者だったという過去の栄耀にすがり。それを笠に着ただけの、デク。この。偽善者、め……」≫



ヒデオの暗黒オーラに激しく共感。ニートの心をよくぞ代弁してくれたと心中で拍手喝采!

しかーし、勝負は別。一体何で戦うのか、まともな勝負じゃ勝てっこないない。

そこで向こうから提案されたのが、「聖魔グランプリ」。

え?次回はカーレース?もちろんただのレースになるとは思いません。

きっと、弾幕張りまくりのエキサイトなレースになること必至。


本人の思惑とは裏腹に、どんどんエスカレートしていく誤解。ほんとにやってけるの?ヒデオ君。と心配になってしまう。でも、全身タイツの一味のように下っ端根性丸出しの自分としては、是非ともこの快進撃を続けていってほしい。

でないと、面白くないもんね。

ちなみに自分のイチ推しは、ステーキ屋「ワイルドハンニバル」での一コマ

≪「お……王子……」

 「よしてくれ」

 ハニ悪は拒絶した。

 「人違いさ……」

 「お二人が何が言いたいのかはウィル子にもわかりますけど!マスター、どう考えてもこれは違います!!王子はこんなに悪くありませんッ!!同一視しては失礼です!!」

 「……。しかし。では、お馬の」

 「ジンベエなら」

 ヒデオの声を遮るように。そして、ハニ悪は、」どこか寂しげに紫煙をくゆらせた。

 「海に帰っちまったのさ……」

 「……。サメ……、だったのですか……」≫


このネタいいの!?と一人で大爆笑!ヒデオの言いたいこともよくわかる。そっくりさんがいたら、絶対に聞いてしまう。ていうか、ウィル子わかるのかよ!って思わず突っ込んじゃった。そしたら、「海に帰った」て。サメかよ!

ここには昭和の香りを知る者だけが共有できる甘美なフレーズに満ち満ちている。

いつか、のっぽさんや「たんけんはっけんぼくのまち」も使ってくるんじゃないか?

戦闘城塞マスラヲ〈Vol.2〉神々の分水嶺 (角川スニーカー文庫)

戦闘城塞マスラヲ〈Vol.2〉神々の分水嶺 (角川スニーカー文庫)

2009-11-07

俺の妹がこんなに可愛いわけがない3 アカイロロマンス4 神のまにまに!

15:03

俺妹

最近、twitterや徳島のイベントで話題になったりしてるので、はてブの人は大体知ってるであろう、「俺の妹が〜」。

読むたびに刺激されるコンプレックス。主人公の京介に共感してるのは自分だけじゃないはず。あんなできた妹がいたらいたたまれなくなってしまうことだろう。黒猫や沙織を見てると、いかに真奈美の存在に癒されることか。4巻はまだ読んでないけど、どうせならキリノや黒猫を置いといて、真奈美とのエピソードを楽しみたい。でも、それじゃあ全然面白くないんだろうなぁ。京介という天秤が作品世界のバランスをとってるんだろうし、両方の世界があることで、初めてこの作品の面白さがあるんだと思う。5巻はどっちに転がるのか楽しみ。でもその前に4巻読んどかなきゃ。

アカイロ4

閉じられた世界なはずなのに閉塞感を感じない。例えるなら、正6面体の内側を見てるような秩序だった美しさを読むたびに感じる。「レジン〜」のときから思ってたけど、箱庭的世界観を扱うのが上手い。季節ごとのイベントやらなんやを扱わずに、日々の流れを取り入れて物語を作っていくのは、本当に実力がないとできないと思う。だって物語の中では3日ほどしか経ってないんですから。

異能バトルもどんどんエスカレートするなかで、景介の成長がすさまじい。まさか、後半であれほど活躍するとは。

一族の謎が徐々に明らかになる中で、枯葉達はどういう選択をするのか。次回は色々と大事なものを失った枯葉にちぇきらっ!

まにまに

いつも思うのだが、毎月のように現れる新人さんには感心する。ほぼ出尽くしたといっても過言ではない設定やキャラクターを手を変え、品を変え表現する執念は素晴らしい。そのしつこさや粘りを見習わなければいけないと思いつつも怠けてしまう自分に喝!

で、内容は、神様たちが現世に現れて23年ほど。ほとんどの神が数年前から失踪した現在。なぜか主人公の頭に住み着いた神がいた。その神がきっかけで色々と面倒事を請け負ってしまうことになった主人公。彼が向かったある温泉街で起こっている騒動。それをいかにして収めることができるのか。

多分、こんな感じかと。

面白かったですよ。ええ。ちょっと固い部分はいくつかありましたが、語り部として全国を回るというのも斬新だし、神様も蝉やら河童やら美少女神やら色々出てきて、いい塩梅で楽しめたかと。

イラストも可愛くて、ヘッポコの愛らしさがよく出てた。

ただ、今回の感想が全て電撃作品だと、ここまで書いて気づいた。電撃文子、なんて恐ろしい子。

さすがラノベ界の曹操。

次は、電撃以外のを選ぶことにしよう