四本淑三さんの記事一覧

四本淑三さんの記事を集められるだけ集めてみた。



  • Nintendo 3DSの3D写真をMacで取り出す

    Nintendo 3DSの3Dカメラちょうたのしい。ぜひMacでも取り出してあれこれしたい。でもSDカードの中にはふつうのJPEGと変な拡張子MPOのファイルしか入ってないよ!
    MPOってのはJPEGを複数枚収録しただけのフォーマットらしい(Multi-Picture Format)。Macでこれを簡単に扱えるソフトを探してみた。


    ぼくの一押しはStereoSplicer

    連番のJPEG,平行視,交差視,アナグリフがさくっと書き出せる。視差の位置調整機能もついててちょうすてき。


    StereoSplicerはFinePix用に開発されたということでそのためだと思うのだけど,読み込んでくれるファイル名に制限があって,3DSのファイルはそのままだと残念ながら読み込んでくれない。

    でもこれは簡単で,このダイアログにあるとおりファイル名を「DSCF0000.MPO」みたいにすれば問題ない。DSCFから始まって,拡張子を含めて12文字のファイル名であれば無事読み込んでくれる。


    操作中の画面はこんな感じ。


    で,できあがった写真がこんな感じ。簡単! たのしい!

    平行視

    アナグリフ


    StereoSplicerのダウンロード先はこちら。
    http://nandj.jp/Stereo_3D_and_Mac/Application.html


    あとおまけでプルプル立体写真gifアニメーション)。Photoshopでつくった。


    さて,アナグリフ眼鏡買ってくるかな。

    Google news用User CSS


    使用前。

    なにしろGoogle newsは醜い。
    よって,なんとかする。

    img {
    	border: none !important;
    }
    
    /* サイドバー周り */
    .topic, .nav-item a {
    	font-family: Verdana, sans-serif;
    	font-size: 11px;
    	color: #999 !important;
    }
    
    /* 記事本文 */
    .snippet {
    	font-family: Georgia, serif;
    	line-height: 1.5 !important;
    	margin-top: 5px;
    	margin-bottom: 7px;
    }
    
    /* 記事タイトル */
    .story .title .titletext {
    	font-family: Georgia, serif;
    	text-decoration: none !important; 
    	font-weight: normal;
    	margin-top: 5px;
    	color: #66d;
    }
    
    /* セクションタイトル */
    h2 a {
    	text-decoration: none !important; 
    }
    
    /* 記事下リンク類 */
    .additional-article, .secondary-link, .author-link, .date {
    	font-size: 10px;
    }
    .additional-article div a {
    	color: #aaf !important;
    }
    .source-link, .sources, .source {
    	font-size: 10px;
    	color: #999 !important;
    }
    .sub-title {
    	font-size: 10px;
    	color: #999 !important;
    }
    .icon {
    	display: none;
    }
    

    適当につくったので不具合があっても気にしない。
    ぼくはこれで十分満足。


    使用後はこんな感じ。

    適用にはSafari機能拡張を使った。
    http://code.grid.in.th/

    日本語フォントダウンロード購入サイトリンク集

    以前つくっておいたのをまとめてみた。

    イワタ

    Font Garage

    フォントワークス

    サイト内にダウンロード販売の記述は見つからなかったが,下記のサイトで購入できる。
    Font Garage

    モリサワ

    サイト内にダウンロード販売の記述は見つからなかったが,下記のサイトで購入できる。
    Font Garage

    モトヤ

    サイト内にダウンロード販売の記述は見つからなかったが,下記のサイトで購入できる。
    Font Garage

    ダイナコムウェア

    DynaFontネットショップ

    エイワン

    サイト内にダウンロード販売の記述は見つからなかった。

    カタオカデザインワークス

    サイト内にダウンロード販売の記述は見つからなかったが,下記のサイトで購入できる。
    DEX font

    感想

    自社でダウンロード販売をしているのはAdobeとダイナコムウェアの海外勢のみだった。調査不足の可能性もあるけど,それ以外のファウンドリーでもダウンロード購入ができる事実を表記していないケースが目立った。

    日本語フォント使用許諾契約比較

    パッケージ販売の時代にはパッケージにいわゆるシュリンクラップ契約がついているものだったけど,ダウンロード販売の時代になり,使用許諾契約の表示箇所がマチマチになり,比較検討が面倒になった。しかし,許諾の内容はファウンドリーごとにかなりの差があり購入前の確認は必須。比較の一助として代表的なファウンドリーの使用許諾契約のリンク集を作成した。また,筆者の簡単なまとめ,および感想をつけてみた。

    注意事項

    これは2009年12月19日時点の調査によるものです。各ファウンドリーの使用許諾契約の将来にわたる内容を保証するものではありません。また,感想は調査者の主観にすぎません。必ずしもその内容を保証するものではありませんし,各ファウンドリーの見解と異なることがあります。さらに,この記事を利用したことによるどのような損害も保証しません。詳細については必ず契約前にファウンドリーにお問い合わせください。

    字游工房

    字游工房_游書体ライブラリー_ライセンスについて
    アナログ出力,ゲームを含む映像コンテンツ,デジタルコンテンツ(おそらくWebとかCD-ROMとか)のための
    文字の埋め込みを許可している。
    ただし,そのコンテンツ内で使用されている文字に限るとの条件がついているため注意が必要。
    フォントの太め,斜体,シャドウ処理などの変形をわざわざ認めているのがめずらしい。

    タイプバンク

    使用許諾 - TypeBank
    ゲームソフト,放送(TVのことを指すと思われる),アプリケーションの専用表示(UIなどのことを指すと思われる),などは別途契約。
    「その他,デジタルデータとしての配布を目的として本製品に含まれる書体を利用する場合」も別途契約とあるので,Web領布用のPDF,もっといえばHTML文書などでの使用が可能かどうか不安。
    また,禁止事項の1に「第三者に利用させる目的で、本製品から文字情報を取り出すこと」ともあるので,例えばアウトライン化した文字データを,オフィス内の別PCのユーザに渡すことも契約違反にならないか気になる。

    大日本スクリーン製造

    千都フォント|ライセンス|CreativeシリーズV7.1/Ver.8.0の使用許諾について
    「デザインの加工および変更/改訂を行ってデジタル出力およびアナログ出力」することが許諾されている。
    映像コンテンツのテロップ,デジタルコンテンツに使用可。
    興味深いのは映像コンテンツ,デジタルコンテンツの場合,契約期間内に制作したコンテンツは,契約終了後にも販売,領布できると明示している点。

    Adobe

    ソフトウェア使用許諾契約書
    Adobeは日本語以外のフォントも販売しているため,こちらは日本語フォントのみのライセンスな点に注意。
    とにかくレイアウトがものすごく読みにくい。
    Adobeの多くのソフトウェアと同様に,2台目のPC(ポータブルコンピュータまたは自宅のコンピュータ)へのインストールを認めている点が興味深い。ただし,使用できるのは同一ユーザのみで,同時使用は当然不可。
    バックアップは1部しか作成できない。これは例えばMacでTime Machineを使用している場合に,ディスクユーティリティ.appなどを使用して別途バックアップを作成した場合に契約違反にならないか心配。
    他国への出荷,譲渡,輸出することを禁じている。北朝鮮国民も使用できない。使用するには北朝鮮国民でないことを表明および保証しないといけない。
    これは非日本語フォントを念頭に置いた条項だと思うが,RIPへのダウンロードを許可している。
    同様の理由で,印刷業者やサービスビューロへの引渡しも許可されている。

    イワタ

    サイト内に使用許諾契約を発見することができなかった。2006年8月ごろにダウンロード購入した時は,購入手続き後にダウンロードされた圧縮データの中にライセンスがテキスト形式で含まれていた。

    当時の内容で気になる点は以下の通り。
    「日本国内でのみ使用することができる」とあり,輸出だけでなく海外での使用自体も禁止されている。
    「一台の装置にのみインストールことができます。これ以外のいかなる方法によっても許諾プログラムを複製しないものとします。」とあるがバックアップが含まれるか気になる。
    この2点について当時問い合わせたところ,営業部の方から,これらの条項は不正使用防止のためのもので,海外への持ち出し,海外での使用,バックアップは問題ないとの回答を得たが,明文化されていなければやはり不安かもしれない。

    フォントワークス

    サイト内に使用許諾契約を発見することができなかった。

    リョービイマジクス

    法人向け商用利用許諾のみ発見できた。
    RYOBI > 印刷機器 > フォント > 商品利用(テロップ等)
    テレビのテロップ,ゲーム,はもちろんのこと,「占いをインターネットで配信した際」,携帯コンテンツ,物品やサービスの売買を行うホームページでのご利用,広告収入を得ているホームページでのご利用,PDFでのご利用(営利目的)も追加契約となっている。

    モリサワ

    使用許諾に関して | フォント製品 | 株式会社モリサワ
    モリサワはフォントの形式ごとだけでなく,PASSPORTの契約時期によっても異なった使用許諾を持っている。
    どれも長くて,すべて比較する時間がないので,個人的に気になるPASSPORTの認証版(2009年秋以降に配布されたものだと思われる)について読んでみた。
    面白いのは,「印刷版下の作成、 印刷、表示等の方法により複製(出力)すること」と併記して「思想・感情の表現手段として利用すること」も認められている点。著作物すべてということなのだろうけど,おもしろい。
    映像,ゲームでの使用も可。成果物のインターネットでの送信可能化,公衆送信も可。成果物の展示,譲渡,貸与も可。
    商業利用については下のURLの別ページを設けて「特別な契約およびそれに伴う使用許諾料を別途に必要と致しません」といっており,比較的規制が緩い。
    商業利用に関して | フォント製品 | 株式会社モリサワ(リンクされている契約書は同じもの)
    注意しないといけないのはフォントに含まれるマニュアル等のコピーも不可。
    「本契約により許諾され、ライセンス証明書等にて指定される範囲で 使用されるために、如何なる技術的手段をも適時追加することができる」としており,最近モリサワアクティベーションを導入したが,今後さらなる手段の追加の可能性を留保している。

    モトヤ

    一次使用と二次使用のご説明
    商用二次使用の参考価格
    なんと印刷以外の目的での使用はすべて追加契約。WebもPDFエンベッドも! それ以外は1台のみということと,ディスアセンブルや改変の禁止しかない簡素な契約。とにかくモトヤが「二次使用」といっている商用印刷物以外の媒体への追加料金が契約の主眼になっている。非商用についての記述はなし。

    First Thing First Manifesto

    残念というかなんというかグラフィックデザインに関する今日の議論の多くは日本には伝わっていない。なにもこんな話は目新しいものではないけども。ともあれ,そんな「伝わっていない」(とおもわれる)文書のひとつに“First Thing First Manifesto(以下FTF)”がある。FTFは1964年のオリジナルと2000年版が発表されている。

    FTF2000は誠文堂新光社のアイデア誌(314号・2006・1)「エミグレ」特集記事内で訳されている。残念ながら同記事中には解説もなにもないため背景等は理解しづらいが,ともあれ同特集はとってもすばらしく,「エミグレ」といえば「変わったフォント」の会社として,またはせいぜいMrs Eavesが知られているくらいな日本で正確なEmigre像を伝えたおよそ初めてのものではないかと思う(それこそ僕が無知なだけかもしれないが)。

    昨日,最近つぎつぎと興味深い記事を連発して注目されているPingMagBarnbrookのインタビューを発表していた。内容は“responsibilities in design(デザインにおける責任)”。「グラフィックデザイナーの社会的責任(graphic designers' social responsibilities)」「倫理的デザイン(ethical design)」などなどと同様,ポピュラーな主題だ。ありがたいことにいつもどおり和訳も用意されている(どうでもいいが小林章さんのインタビューが掲載された時,日本で目についた反応はほとんど和訳の細かい問題に関するものだった。なんだかね)が,FTF2000についてもふれられているのだがリンク先は残念ながら英語のみ。軽くググった感触ではネット上にはFTF2000の和訳は存在しないようだし,FTF1964は(知る限りでは。なんせ生まれる前の話だしよくわからん。)これまでに日本語では紹介されていないと思うので,アイデア誌の上記特集号の発売直後から放置していた試訳を載せておいてみることにする。

    「最初にすべきことを最初に」宣言(1964年オリジナル版)

    ここに署名する我々は,グラフィックデザイナー,写真家,そして学生である。我々は広告技術・機構こそがもっとも有利で,効率的・魅力的な我々の手腕の活かし方だとされる世界に育った。キャットフード,胃薬,合成洗剤,毛生え薬,縞模様のついた歯磨き粉,髭剃り後ローション,髭剃り前ローション,痩せる食品,太る食品,におい消し,ソーダ水,タバコ,伸縮下着,ゴム入りズボン,スリッポン。こんなようなものを売るために技能と想像力を売り飛ばす人々を賞賛し,広告こそが正しいと主張する出版物に我々は責め立てられてきた。このような,この国の将来にほとんどないしはまったく貢献しないどうでもいい目的のために,広告産業に従事する人々の途方もない時間と労力が無駄になっている。

    市民社会の拡大とともに我々はある飽和点に達しており,もはや押し寄せる消費者向けの販売攻勢は騒音以上のなにものでもない。我々は我々の技能と経験を活かすより価値のある仕事があると考える。例えば道路標識,看板,書籍,定期刊行物,カタログ,取扱説明書,工業写真,教育補助のためのツール,映画,テレビ番組,科学・工業出版物,我々の産業・教育・文化,そして世界の人々の意識に貢献するすべてのメディアがそうだ。

    我々は消費者向けの激しい広告を廃止せよと主張しているのではない。そんなことは不可能だ。楽しい仕事がしたいというのでもない。より有用で持続的なコミュニケーションのために優先順位の反転を提案しているのだ。我々は販売のためのギミックやセールスマン,悪辣な隠し広告,そういったものに人々が辟易とし,そして我々の技能が有用な目的のために活用されることを希望する。この考えの下,我々は我々の経験と考えを共有し,関心を持つ仲間や学生等に供することを提案する。

    Edward Wright, Geoffrey White, William Slack, Caroline Rawlence, Ian McLaren, Sam Lambert, Ivor Kamlish, Gerald Jones, Bernard Higton, Brian Grimbly, John Garner, Ken Garland, Anthony Froshaug, Robin Fior, Germano Facetti, Ivan Dodd, Harriet Crowder, Anthony Clift, Gerry Cinamon, Robert Chapman, Ray Carpenter, Ken Briggs

    Wikipedia英語版記事

    簡単な解説:この宣言はイギリスのグラフィックデザイナ−,ケン・ガーランドによって63年11月29日に起草され,翌年4月,22人の署名とともに発表された。発表後400人以上のグラフィックデザイナーやアーティストが支持を表明し,デザイン雑誌を中心とした多くのメディアに掲載された。また,共感した英国議員トニー・ベンによってThe Guardian紙にも掲載された。当時,グラフィックデザインは経済成長に後押しされた広告産業の拡大によって急速にその主とした職域を広告産業へと移行しており,その形態・質が大きく変化しつつあった。ガーランドを始めとする一部のデザイナーはこの変化に危機感を持っており,ある種のバランスのとれた世界を目指した。この宣言は「グラフィックデザインは伝達されるメッセージに対して常に中立的であるべきなのか。あるいは中立的であることが可能なのか」という今日まで続く議論を引き起こした。後にこの宣言はカナダのAdbusters誌に再度掲載され,2000年に改訂版が各主要デザイン誌上で発表された。

    First Things First (1964)


    We, the undersigned, are graphic designers, photographers and students who have been brought up in a world in which the techniques and apparatus of advertising have persistently been presented to us as the most lucrative, effective and desirable means of using our talents. We have been bombarded with publications devoted to this belief, applauding the work of those who have flogged their skill and imagination to sell such things as: cat food, stomach powders, detergent, hair restorer, striped toothpaste, aftershave lotion, beforeshave lotion, slimming diets, fattening diets, deodorants, fizzy water, cigarettes, roll-ons, pull-ons and slip-ons.

    By far the greatest effort of those working in the advertising industry are wasted on these trivial purposes, which contribute little or nothing to our national prosperity.

    In common with an increasing numer of the general public, we have reached a saturation point at which the high pitched scream of consumer selling is no more than sheer noise. We think that there are other things more worth using our skill and experience on. There are signs for streets and buildings, books and periodicals, catalogues, instructional manuals, industrial photography, educational aids, films, television features, scientific and industrial publications and all the other media through which we promote our trade, our education, our culture and our greater awareness of the world.

    We do not advocate the abolition of high pressure consumer advertising: this is not feasible. Nor do we want to take any of the fun out of life. But we are proposing a reversal of priorities in favour of the more useful and more lasting forms of communication. We hope that our society will tire of gimmick merchants, status salesmen and hidden persuaders, and that the prior call on our skills will be for worthwhile purposes. With this in mind we propose to share our experience and opinions, and to make them available to colleagues, students and others who may be interested.

    Edward Wright, Geoffrey White, William Slack, Caroline Rawlence, Ian McLaren, Sam Lambert, Ivor Kamlish, Gerald Jones, Bernard Higton, Brian Grimbly, John Garner, Ken Garland, Anthony Froshaug, Robin Fior, Germano Facetti, Ivan Dodd, Harriet Crowder, Anthony Clift, Gerry Cinamon, Robert Chapman, Ray Carpenter, Ken Briggs

    英語原文
    FTF1964 Ken Garland先生のサイト

    「最初にすべきことを最初に」宣言 2000年版

    ここに署名する我々はグラフィックデザイナー,アートディレクター,ビジュアルコミュニケーターである。我々は広告技術・広告機構こそがもっとも有利で,効率的・魅力的な我々の手腕の活かし方だとされる世界で仕事をしてきた。多くの教育者達がこの考えを奨励し,市場はこれを支持し,無数の書籍・出版物が後押ししている。

    そして奨励される通り,犬用のビスケット,デザイナーコーヒー,ダイヤモンド,合成洗剤,ヘアジェル,煙草,クレジットカード,スニーカー,家庭用フィットネス器具,ライトビール,そして大型RV車,これらを売るためにデザイナーは技術と想像力を使っている。コマーシャルワークは常に利益をあげ,そして多くのデザイナーがこれこそグラフィックデザイナーの本分だと見なすようになった。今やこれこそが世界で考えられているデザインのありかただ。専門家の時間と労力がおよそ必要とはいいがたいもののために使い果たされている。

    我々の多くはこのデザインのあり方に違和感を感じるようになった。広告・マーケティング・ブランド開発に主として従事しているデザイナー達は,商業的メッセージが一般消費者の精神環境を侵し,そしてその会話・考え・感覚・行動・相互関係に強い影響を及ぼすための潜在的な手助けをしている。そして我々は全員多かれ少なかれこの計り知れないほど有害な社会のあり方を後押ししている。

    我々の問題解決能力にはもっとふさわしい役割がある。環境・社会・文化のかつてない危機が我々の注意を求めている。企業の社会貢献キャンペーン,書籍,雑誌,展覧会,教育ツール,テレビ番組,映画,慈善運動,その他の情報デザインプロジェクト。多くの文化的活動が我々の専門的技術と助力を必要としている。

    我々はより有用で持続的な民主的コミュニケーションのために優先順位の反転を提案する。商品のマーケティングから離れ,新しい意義の探求と創造へと意識を転換するのだ。議論の枠組みは縮小している。むしろ拡大しなければならない。消費主義が議論されることなく進行している。視覚言語とデザイン資源によって示される別の視点から議論されなければならない。

    1964年,我々の技能のより価値ある活用への最初のよびかけに22人のビジュアルコミュニケーターが署名した。グローバルな商業文化の爆発的拡大の中,彼らのメッセージの緊急度は増すばかりだ。次の数十年の間にこの宣言が理解されることを期待し,ここに我々は彼らの宣言を更新する。

    Jonathan Barnbrook, Nick Bell, Andrew Blauvelt, Hans Bockting, Irma Boom, Sheila Levrant de Bretteville, Max Bruinsma, Si?n Cook, Linda van Deursen, Chris Dixon, William Drenttel, Gert Dumbar, Simon Esterson, Vince Frost, Ken Garland, Milton Glaser, Jessica Helfand, Steven Heller, Andrew Howard, Tibor Kalman, Jeffery Keedy, Zuzana Licko, Ellen Lupton, Katherine McCoy, Armand Mevis, J. Abbott Miller, Rick Poynor, Lucienne Roberts, Erik Spiekermann, Jan van Toorn, Teal Triggs, Rudy VanderLans, Bob Wilkinson

    Wikipedia英語版記事

    First Thing First Manifesto 2000

    We, the undersigned, are graphic designers, art directors and visual communicators who have been raised in a world in which the techniques and apparatus of advertising have persistently been presented to us as the most lucrative, effective and desirable use of our talents. Many design teachers and mentors promote this belief; the market rewards it; a tide of books and publications reinforces it.
    Encouraged in this direction, designers then apply their skill and imagination to sell dog biscuits, designer coffee, diamonds, detergents, hair gel, cigarettes, credit cards, sneakers, butt toners, light beer and heavy-duty recreational vehicles. Commercial work has always paid the bills, but many graphic designers have now let it become, in large measure, what graphic designers do. This, in turn, is how the world perceives design. The profession's time and energy is used up manufacturing demand for things that are inessential at best.
    Many of us have grown increasingly uncomfortable with this view of design. Designers who devote their efforts primarily to advertising, marketing and brand development are supporting, and implicitly endorsing, a mental environment so saturated with commercial messages that it is changing the very way citizen-consumers speak, think, feel, respond and interact. To some extent we are all helping draft a reductive and immeasurably harmful code of public discourse.
    There are pursuits more worthy of our problem-solving skills. Unprecedented environmental, social and cultural crises demand our attention. Many cultural interventions, social market- ing campaigns, books, magazines, exhibitions, educational tools, television programs, films, charitable causes and other information design projects urgently require our expertise and help.
    We propose a reversal of priorities in favor of more useful, lasting and democratic forms of communication - a mindshift away from product marketing and toward the exploration and production of a new kind of meaning. The scope of debate is shrinking; it must expand. Consumerism is running uncontested; it must be challenged by other perspectives expressed, in part, through the visual languages and resources of design.
    In 1964, 22 visual communicators signed the original call for our skills to be put to worthwhile use. With the explosive growth of global commercial culture, their message has only grown more urgent. Today, we renew their manifesto in expectation that no more decades will pass before it is taken to heart.

    Jonathan Barnbrook , Nick Bell , Andrew Blauvelt , Hans Bockting , Irma Boom , Sheila Levrant de Bretteville , Max Bruinsma , Si?n Cook , Linda van Deursen , Chris Dixon , William Drenttel , Gert Dumbar , Simon Esterson , Vince Frost , Ken Garland , Milton Glaser , Jessica Helfand , Steven Heller , Andrew Howard , Tibor Kalman , Jeffery Keedy , Zuzana Licko , Ellen Lupton , Katherine McCoy , Armand Mevis , J. Abbott Miller , Rick Poynor , Lucienne Roberts , Erik Spiekermann , Jan van Toorn , Teal Triggs , Rudy VanderLans , Bob Wilkinson

    原文

    The Type Museumが危機に直面してるらしい。

    kimurasatoru2006-05-23

    http://www.typemuseum.org/



    The Type Museum, Londonの管財人は同博物館の閉鎖・解散を決定した。
    理由は資金不足。


    同博物館は,Monotype社の経理書類までをも含む膨大な未整理の資料,
    およびStephenson & Brake,Caslon,木活字などなど
    およそ18〜20世紀のイギリス印刷史における大規模な
    コレクションを保有しており,イギリス国内最後の
    Monotypeパンチカッターを含む旧Monotype社エンジニアの
    生きた技術を唯一の規模で保存している。


    92年のスタート以来,同博物館は各方面の貴重な資料の
    散逸を防ぎ,収集しつつ,常に不足していた人的・経済的および
    物的資源の問題と戦いながら,その膨大なコレクションの整理を
    いつかもわからない将来の一般公開のために続けていた。
    各方面の支援を得るために公共に資すべく,一般に向けた教育や
    月一度のオープンデーなど,子供向けのカリグラフィ教室など
    少ないリソースを使って最大限の活動をしてきた。


    初めて訪れたときはだれもいなかったボランティアも
    2年後にイギリスを離れたときには学生を中心に8人も集まっていた。


    このコレクションが,経済的困難の前に重大な危機に直面している。
    もしここで閉鎖・解散することになれば
    おそらくこのコレクションの多くは散逸を余儀なくされるだろうし
    そして一般に向けて公開される日はもはやこの先十年は訪れまい。


    Justin Howesという第一人者を失って甚大な損失を被った
    18〜19世紀イギリスの印刷史研究はさらなる後退を余儀なくされる。


      
    以下届いたお知らせの全訳です。
    ぜひどなたかご存知の方にフォワードしてください。


    From: Type Museum Society
    Date: 23 May 2006 16:09:11 GMT+07:00
    To: TypeMuseumVisitors
    Subject: !タイプミュージアム閉鎖! お知らせ


    タイプミュージアムの管財人は今週,資金不足のために博物館の閉鎖・解散を決定しました。


    タイプデザインの発達,製造に及ぶ広汎で無二のコレクションは解体され,大部分は倉庫に閉鎖され二度と日の目を見ることはないでしょう。


    このEメールを,以前に「当博物館に興味がある,協力する」とおっしゃったお送りしています。未来の生きた資源としてタイプミュージアムを維持するためにみなさんの緊急の助けを必要としています。もし同じメッセージをすでにご覧になっていたようでしたら申し訳ありません。


    タイプミュージアム協会は,コレクションの将来を確保するためのキャンペーンを始めるための集会を開催します。
    時間:5月24日水曜日18:30 
    場所:タイプミュージアム


    すべての方の参加をお待ちしています。可能な限りのあらゆる助けを必要としています。一緒に活動できる,時間・アイデア(そしてお金!)をご提供いただける方はぜひ私達にご連絡下さい。電子メール typemuseumsociety@gmail.com


    まずはお礼まで。


    ティム・マーティン


    タイプミュージアム協会へのご連絡は
    typemuseumsociety@gmail.com







    From: Type Museum Society
    Date: 23 May 2006 16:09:11 GMT+07:00
    To: TypeMuseumVisitors
    Subject: FW: ! Type Museum Closure ! - Appeal


    From: TypeMuseumSociety
    Date: Mon, 22 May 2006 21:04:36 -0000
    To: TypeMuseumSociety
    Subject: ! Type Museum Closure ! - Appeal


    The trustees of the Type Museum have taken the decision this week
    to CLOSE and disperse the museum due to lack of funding.


    These unique collections http://www.typemuseum.org/ spanning the
    evolution of type design and manufacture will be split up and the
    majority put into storage - unlikely to see the light of day again.


    You are receiving this email because you have previously expressed your
    interest in, and support for the Type Museum. We need your help
    urgently if we are save the Type Museum as a working resource for the
    future. Apologies if you have received any cross postings.


    A meeting is scheduled to launch a Type Museum Society campaign to
    ensure a working future for the collections.
    18:30 on Wednesday 24th May
    at the Type Museum
    100 Hackford Road SW9 0QU


    All welcome. We need every kind of active support if we are to succeed.


    If you are able to come along, or have any other time, ideas (or
    money!) to
    offer please let us know at:


    Thank you in anticipation


    Tim Martin


    for the Type Museum Society
    typemuseumsociety@gmail.com