テレビ「ROCK CITY」(マイケル・シェンカー)

3月2日にドナルド・フェイゲンのナイトフライのCDをゲット、5月24日に今度はそのLPをゲットした際、¥100のマイケル・シェンカーの1stのLPを見付けちまい買った。現オーディオで聴くとどうか確認したくなったのだ。このアルバムの録音状態は悪い印象が強く、間違いないだろうかと確かめたくなったのだ。この1980年のシェンカーのアルバムは、グラハム・ボネットに代わったレインボーの1979年のアルバム・プロデューサーと同じ人物である。共通しているのは、録音がモノラルっぽい、いわゆるブーミー、なんか粗雑、てな感じで他にもっと良いやり方があったはずと思わせる仕上がりなのだ。で、聴いた。さほど変化無くやっぱり悪かった。いやしかし20数年ぶりに聴いた。6月10日、同店で「ブリティッシュ・ハードロック」なる古本が目に入り、立ち読みしペラペラ捲る。UFOの2枚組みライブ盤が載っていた。未収録2曲追加でデジタルリマスター盤が2009年に出たと書かれていた。いきなり欲しくなる。「ホット&レディ」が加わっているから聴きたい。その本を置き、CDのハードロックコーナーへ。あった!¥800。帰宅後聴く。「あーやっぱり良いなぁ」であった。シェンカーは熱かった。数年前、ユーチューブのインタビューで、ゼップやサバスが好きだと話していたのが印象的で、シェンカーのバッキングはジミー・ペイジにインスパイアされたものと感じたのを覚えている。然しこうして聴くと、この熱さは、最近聴き直しているクリーム時代のクラプトンのそれと似ている。クリームのライブ盤はほんとにもうロックもロック、やかましく騒ぎ尽くすてな感じ。こうした情熱の熱さはシェンカーよりクラプトンに軍配が上がるが、シェンカー流の燃焼もシェンカー節として大いに納得させられちゃうものだ。6月11日放送の「ROCK CITY」はなんと、シェンカーのインタビューである。やってくれるぜ、セーソクさん。シェンカーは元気だった。今年61歳だが表情は若々しかった。セーソクさんの「演奏曲が有り過ぎて選曲に困るのでは?」という質問に、シェンカーがニヤ付きながら「一気においしいチョコレートをあげるみたいなことはしないよ」みたいに答えているのが可笑しかった。また、今現在の自分の状態は17歳の頃に戻りそのフィーリングとエナジーで漲っている、これを今までの経験と融合させて成長していきたいと語っていたのが印象的だった。マイケル・シェンカー・フェストとは、若いの人のためにやりたいようだ。自身も17歳ぐらいのときに魅了されたバンドは同じようにオリジナルのメンバーで観聴きしたいと思うから、と話していた。ステージでやる曲は、ファン投票したらいいのにと思うが、Mr.シェンカー、如何すかね?あと、シェンカーの口から聞きたかった点がある。UFO脱退後のドラッグに嵌ったと聞いているが、どうやって克服したかということである。ドラッグの立ち直りはとても困難らしいのだ。相当に意思の強い人間でないと難しいらしい。俺は高校生のとき、シェンカーのドラッグのことを知り「そんなことに手を出した弱い人間」なんて思っちゃったが、青二才もいいところである。
Anvil - Backwaxedアンヴィル!カナダ出身。ヴォーカルのリップスなる人物のバンドといえるが、俺は、このドラムが大好き。この歌心あるドラムがあってアンヴィルは輝きを増す。そろそろデビュー40周年の大台も間近か。27) ::: https://www.youtube.com/watch?v=9AbKnOez2QU