歌い屋たち/なぎら健壱

お盆でバタバタしたのか集中できない。
これで四日なにもしていない。
人に会って作れなくなる音楽なんて
駄目じゃねえのかと少し思う。
さすがにそろそろ作り出そうと思っていたら
瀕死の黒猫の面倒をみる羽目になった。
近所の子供の説明によると、屋根から落ちた、
○○ちゃんが石を投げていたetcとのこと。
死んだかのようにまったく動かないが、
水をつけた手を口にやるとちゃんと舐める。
とりあえずマンション1階の自宅ベランダに運び
様子をみる。貧乏なので獣医なぞには行きません。
野良猫あがりの室内猫が一匹いるし、ノミとかいやだし、
この暑い中かわいそうではあるが、
道端よりはマシだろうということで勘弁してもらう。
離乳食猫缶を買ってきて与えてみるが食う元気はない。
もったいないのでいつもドライ一筋かつお節が御馳走の
元野良に与えると猫まっしぐらで感動して食べる。
不憫な奴。ドライばかりでごめんね。
朝まで面倒見れないので寝る前に無理矢理水をやったら、
箱の内側を足でガシガシ蹴った。
案外、明日の朝には元気になっていたりして。
ねらったわけじゃなく、ホントに偶然なんですけど、

歌い屋たち

歌い屋たち

歌い屋たち/なぎら健壱
反体制フォークを信じる主人公が人と出会ってその価値観を揺さぶられる話。タレントとしてタフに稼げる自分を抑制するためにフォークシンガーであるためにヅラなのか。
「まずヅラをはずせ」というのは正しい意見だし、タフにざっくりいくのがいいとは思うのだが、ヅラでなければつくれない音楽もあるしなあと、
わかってあげたい気持ちもあるのである。
眠たいので、いい加減です。