裸族の服はクサイ

近くに置くと頭痛がしてくるほど臭う。たまらん。
重合用の溶剤が残っているのかな。
数日で抜けるという話だけど、たまらんものはたまらん。
食品用のは出荷前にオーブンで焼いて、臭いを飛ばすそうだ。
こいつはどうやらそれをサボっているらしい。ほんのわずかな費用と工数をサボるなよ。
某社のシリコンはちゃんとコストと工数をかけて焼いてあるので臭くないらしい。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/orgmtrls/silicon.html

ミラブル型は直鎖状で高重合度のポリオルガノシロキサン(生ゴム)を主原料とし、シリカ系の補強性充填剤、および添加剤を配合してゴムコンパウンドを調製し、ついで加硫剤を添加して加熱、硬化するタイプのゴムである。加工・成形工程を経て製造されるためミラブル型と呼ばれる。

臭いの原因は最後に加える加硫剤?
http://www.silicone.jp/j/sil_news/bn/68/review.html

HAV加硫用の熱加硫シリコーンゴムの硬化機構には、有機過酸化物を加硫剤として用いたラジカル反応と、白金化合物を触媒として用いた付加反応がある。一般には前者のラジカル反応が用いられ、その加硫剤として低温硬化性と速硬化性を兼ね備えたアシル系過酸化物が使用されている。しかし、アシル系過酸化物には以下のようないくつかの欠点がある。厚物を成型する場合、内部の加硫が遅れるため、過酸化物の分解によって発生した酸性生成物がシリコーンゴムの主鎖のクラッキングを生じさせることがある。また、密封された条件や高温で長期間使用されたり、熱水または水蒸気中に連続暴露されると、加硫後に残存するこの酸性生成物によって、上記と同様なクラッキングを生じることがある。その結果、シリコーンゴムの物理的強度の低下や、圧縮永久歪み特性の低下を引き起こす。そのほか、熱加硫時の着色による黄変などの問題もある。

加硫剤には大別して2種類あるのね。
http://www.getos.co.jp/jp/06_faq/millable.htm

Q 加硫剤にはどのようなものがありますか?
A 有機過酸化物(パーオキサイド)と白金化合物が主なものです。プレス成形にはアルキル系有機過酸化物、押出し成形にはアシル系有機過酸化物、さらにカーボン配合導電性シリコーンゴムの押出し成形には白金化合物が使用されます

アルキル系有機過酸化物やアシル系有機過酸化物、もしくはその反応物には人体に問題はないのかな?