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木ノ内博道の[里親家庭支援のつれづれ日記]

2017-07-23

社会的養護の子どもだって海外留学にチャレンジしよう

22:27

以前の話になるが、ある自治体では、社会的養護の子どもは留学どころか海外旅行だって許可しないという担当者がいた。手続きが面倒だからだろうか。

むしろ、社会的養護の子どもたちだからこそ、海外留学のチャンスがあるといい、と思っていたら、高校生や大学生に給付型の留学奨学金が出るという。知人の話だとそんなに厳しくないからぜひチャレンジしてみたら、ということだった。トビタテ!留学JAPANがそれ。

http://www.tobitate.mext.go.jp/

2017-07-20

新語(子ども・家族・里親)8:虐待入院

22:36

今日(7月20日)のNHKクローズアップ現代プラス(22:00〜22:30)のテーマは「虐待入院」。初めて聞く言葉である。乳児が虐待を受けて病院に入院する。治療は済んだものの親元に帰れず、里親や施設にも委託されず、入院が数か月にも及ぶ、という。

児童相談所にしっかりしてほしいと言いたい。番組ではそれぞれが引き取れない事情を話していたが、子どもにとっては言い訳でしかないだろう。

この調査では全国に356人いて、なかには中学生など学齢期の子どももいるという。入院中に親から再虐待を受けたケースもあったという。

ここでも何度か書いてきたが、一時保護は2か月までと期限が定められている。それを大幅に超えるようなこの虐待入院。番組によれば、「想定外」という厚生労働省のコメントも紹介されていた。

地域支援と里親

21:58

昨日調べたことで、里親が「子育て支援短期事業」の利用者であるだけでなく、サービスの受け皿になることが分かった。

常々、里親が地域社会の家庭の支援ができないものかと思ってきたので、とてもいいことだと感じている。たとえば虐待をしてしまいそうな家庭の子どもたちを休日だけ受け入れるとか。

ただ、今のところは7日間と決まっているようで、もっとこの制度を拡大してもらいたいものだ。

2017-07-19

里親のレスパイト・ケア拡大? 里親による地域支援?

13:39

要保護児童を対象にしたレスパイト・ケアは、児童養護施設や一時保護所や里親という、要保護児童の受け入れの資格を有したところのみかと思っていた。

ところが、厚生労働省が今年初めて公布した「里親支援実施要綱」によると、「里親等が円滑にレスパイト・ケアや子育て短期支援事業(ショートステイ又はトワイライトステイ)(以下「レスパイト・ケア等」という。)を利用できるよう、受け入れ先となる里親や施設の里親支援専門員との間で予め里親等に関する情報を共有しておくとともに――」とある。

里親家庭も、子育て短期支援事業に子どもを預けることができるようになったらしい。そんな通知はいつ出たのだろうかと「子育て短期支援事業要綱」を読むと、なるほどこうした事業を里親が使えるばかりか、里親もこの事業の受け皿になることができると書いてある。平成27年5月に公布されたもので、私が知らなかっただけ、ということらしい。

http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/law/kodomo3houan/pdf/h270717/t6.pdf

事業主体は市町村だから、少しややこしくなるが、歓迎すべきことだと思う。里親は黙って児童相談所から子どもの委託を待つだけかと思っていたが、むしろ積極的に里親が地域と連携して地域の子育て支援をするよう道が開かれていたのである。

2017-07-18

更新研修で思うこと

22:22

一昨日の日曜日、里親の更新研修に行ってきた。今年度から養子縁組里親にも研修が義務付けられ、参加者が多かった。私は「真実告知と知る権利」について話した。

それはともかく、熱心な里親の皆さんに会えて懐かしかった。

いつも思うことだが、未委託里親については里親手当などは出ていない。にもかかわらず県内の遠方から長時間かけて参加している。交通費くらい出るべきではないだろうか。

(お詫び)

更新研修で託児サービスをすべきではないか、とこのブログに書いたところ、すでに実施しているとお叱りをいただいた。削除してお詫び申し上げます。

2017-07-17

一時保護委託と措置委託の違い

13:31

里親への一時保護委託が増えている。一時保護委託と措置委託がどう違うのか、混同している人が多いので整理しておきたい。

まず、根拠となる法律は一時保護委託が児童福祉法第33条、措置委託は同法の27条1項3号。目的は、一時保護委託については子どもの安全確保で、その間に子どもや家庭の状況を把握し、在宅支援が可能か、長期的に分離保護が必要かを判断する。措置委託については、長期の親子分離保護が必要となった場合で、子どもに安定した生活環境を提供すること。

一時保護委託に関しては親権者の同意を必要としない。委託措置については親権者の同意が必要(28条措置を除く)。また委託期間については一時保護委託の場合は原則2カ月となっている。措置委託の場合は子どもにとって必要な期間で、最大20歳までの委託が可能。

親権の一部である監護権や教育権については、一時保護委託の場合は児童相談所長にあり、措置児童の場合は里親や施設長にある。

それ以外にも、住民票や学籍は一時保護委託の場合には原則移動ができないことになっている。措置委託の場合はこれらは原則移動できる。受診券の記載については一時保護委託の場合、児童相談所長名で、措置委託の場合は里親名、施設長名になる。

里親として混乱するのが委託費の清算事務。措置児童の場合は都道府県児童家庭課など主管課になるが、一時保護委託については児童相談所が行う。そのため支払いのルールが違ってくる。

kokokoko 2017/07/18 11:46 整理ができました。ありがとうございます。

いつも思うのですが、里親手当と措置費とが一緒に振り込まれますが、季節や里子の年齢によって振込まれる金額が変化することもあります。

明細があったら間違いないのだけどなあといつも思うのですが、知りたければ電話で尋ねてくださいと児童相談所からは言われたのですが、いちいちお尋ねするのもお忙しいかと思ってしたことはありませんが、やはり明細があるとわかりやすいなあと思ってしまいます。

kino926kino926 2017/07/18 22:10 kokoさま、コメントありがとうございます。
措置費は明細があるべきですよね。間違っていても里親には分からないわけですから。
おっしゃるように年齢による加算や、こちらから申請しないと出ないお金もあります。

karinkarin 2017/07/23 21:34 委託措置については親権者の同意が必要という部分ですが、
養子縁組の場合は「同意」が必要、
法的な親子関係を結ばない養育里親の場合は「承諾」ではないでしょうか?