魔法少女プリティ☆ベル
- 作者: KAKERU
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: コミック
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筋肉ムキムキマッチョマンの紳士(35歳・独身男性)がフリフリの衣装着て魔法少女やる話
それなりに面白いんだけど、途中から魔界天界人間界巻き込んでニャル様と戦争始めるから微妙に主人公サイドが空気。
てか、作者がニャル様サイドが好きなのか分からんけど、そっちの描写の比重が大きい。
いや、一般的な策士らしからぬニャル様の描写はなかなか好きだけど。
作者はLOでエロ漫画書いてただけあって女キャラはそこそこ上手いんだけど、どうにも男キャラに違和感と言うかこなれてない感じがする。
今一バトルものに必要な迫力ってのが無い気もする。
個人的に一番引っかかったのが作者の主張だだもれな所。
こう、作者の主張ってのは前面に押し出すものじゃ無くて、作品のテーマの裏に匂わせるくらいが丁度良いと思うんだけど、色々詰め込みすぎてそのあたりが曖昧になってる気がするんだよね。
天才設定(おそらく)の小学生が経済を勉強して教師を経済論争で論破するとこなんか特にそう。
ちょくちょく差し込まれるシーンだったけど主義者を徹底的に批判する姿勢はいってることは分かるけど、そこでやることか?とも思う。
勿論作者の主張だだ漏れなのは上手く料理すれば鼻に付かないんだろうけど、どうにも「マンガ」が上手くない気がする。
閑話
○○的な人は××を妄信して論理的におかしなことばっかり言う。
という主張をよく耳にするけど、そう云ってる人も結局論点はそのことに帰結するあたり、大差ないように俺は感じてしまう。
ようは、右翼は〜〜な思想に傾倒して〜〜な事ばかり言うって言う主張する人も、その主張する右翼と同じじゃねえかと。
多分大事なのは柔軟性と多様性と受容性。
勿論受け入れるばかりだけじゃ駄目だとも思うんだけど。
どうにもこう、もにょる。
閑話休題
色々書いたけど、そこそこ普通に面白い。
基本Tueeeeeeeeものなんだけど、規格外しか居ない中でその中で更に規格外を持ってきたことで全員最強で意味不明なんて自体には落ち入らずにすんでるあたりは上手に料理できてる気がした。
まあ、がんばればアニメ化くらいできるんじゃない?しらんけど。
ニコニコで放送されたら長文米で埋まる未来が想像できるけど。