2012-02-22
曲線 一体型のおはなし
いろいろなタイプの鞄の中でも、一体型を創るのは他とは大きく異なります。
一体型とよんでいるものは、ハンドル部分を別に作って取り付けるのではなく、
本体の一部としてはじめから作るタイプのものです。
ひと言で言ってしまうと、ただそれだけの違いのように思えますが、製作過程が全くと言っていいほど異なり、
そのため、一つを作り上げるエネルギーもかなり違って来ます。
それは、今まで出来上がった一体型は数えるほどしかないという理由の一つとも言えます。
でも、
全体としての形を「創り上げた」時、充実感を通り越して、達成感に近いものがあります。
「かたち」として、そのときの自分がそのまま投影されている、、、そんな感じでしょうか、、、。
今回の作品は、ちょっと、、自信作になりそうです。
名前をつけてしまおうかな、、。「ビーナス」とか(照)
自分の好きな曲線が出来上がりました。
2012-02-19
初めての お留守番。
用事があり、2日間家を空けていました。
いつもは娘宅に預けていく「はのん」ですが、今回初めて 家で留守番をしてもらいました。
危なくないように細心の注意を払って家の隅々まで確認し出かけて
先ほど戻ると、、、。
「にゃ〜」 元気な声で出迎えてくれました!!!!!
ほっとしましたが、、、どんな風に過ごしていたのか気になります。
家のどこを見ても何一つ変化はなくいたずらの気配もありません。
「はのん」は
先日書きましたが、工房に一緒に詰めている生活です。
家では柱やカーテンに爪を立ててよじ上り、壁をかじり、コルクボードの画鋲を端から取ってしまったりします。
それが不思議と、工房にいるときは道具一つ、材料や作品の隅にも決して触れることも落とすこともありません。
父親の大切なものを知っているように思えます。
そうして、じーっと朝から夜遅くまで作業を隈無く見ているので、、、、
もしや!と思って 工房を覗いてみました。
やはり、家と変わらず、なんの変化もない工房でした。
(こびとのくつやさん、みたいに、新しいはのん作の鞄が出来上がっているのでは?な〜んていう楽しい空想をしてはみましたが、、、、)
甘えてさらに傍から離れない「はのん」ですが、その2日間の行動は未だわかりません。
のの
はのん、無事だったみたいでよかったですね
いいこいいこ
今日はあったか~なので池におでかけしたいと思います♪
kinokaban
のの様。いつもお便りありがとうございます。今日はおでかけですか?いいですね〜。今朝、八ヶ岳は氷点下15℃以下だったようです。きんと冷えた日は、景色もきっといいですよね!良い一日になりますように!またお便りお待ちしています。
お魚がかり
お利口なねこちゃんですね。
私もねこが大好きです。
kinokaban
お魚がかりさん。はじめまして!猫初心者なので「ねこ友」になっていただければうれしいです。ありがとうございました。
お魚がかりさんのおうちのねこちゃんのことも時々おしえてくださいね。
2012-02-16
チョコレートボックス
「人生はチョコレートボックス。食べるまで中身はわからない。」
有名な映画のこの台詞が大好きです。
主人公のフォレストのように生きたいと、チョコレートボックスを見るといつも思います。
さて、嬉しいことに(!!)今年も14日においしいチョコレートが届きました。
大切に大切に、眺めていただく、幸せな時間、、、。
まさしく、「食べるまで中身はわからない」
今日の幸せな時間のひとこま、、、。
あれ??? この中に 2個 チョコレートでないものが入っています。
それはどれで、なんでしょう、、、?
「食べるまで わからない」??
2012-02-15
道具の話し 彫り台
道具は自分の使いやすいように手作りすることがほとんどです。
この彫り台も3代目。
使い始めて12年目になります。
ハンドル部分や留め具などを彫る時にあてるための「道具」です。
作り方は至ってシンプル。
大切なのは、この、削り込んだ曲線です。
これを使い始めた当初は、この曲線はなく平らな面に当てながら彫るため、フィット感がなく苦労しました。
まさに、年月が作り出した「道具」です。
この使い込んだ曲線がまた薄くなってきました。
新しい彫り台に代わるのは、、、、そう遠くない先かもしれません。
2012-02-14
色
ひとつの鞄が仕上がると
写真を撮りナンバーを入れ、サイズや塗り、彫や留め具の種類などその鞄のデータを記録して残しています。
近頃、塗り、、、の、欄の記録が難しくなっています。
表現しにくい色が多くなってきたためです(汗)
ノートには、アースとかセピアとか、それだけではわかりにくい表現で残す事も多くなってきました。
染めに使う染料の調合も複雑、、、(もう、この時点で何色かわからない!)
おまけに、木の本来持つ木目や木取り、その木の色によって、染料の染み込み具合や色の出方が違い、
ひと言では表現出来にくいのです。
その他にも、例えば、鮮やかなブルーで下地を染め、その上に生漆を塗り重ねると色はモスグリーンに近い色になるなど
意外に複雑で、ノートの小さな欄からはみ出してしまいます。
なるべく自然に近い色で写真に残し、
あとは、お求めいただいたお客様の感性で「これは○○色」と思っていただく方がいいのかもしれないな、、、
と、思う今日この頃です。
pya_ru
こんにちは。
ホームページも拝見しました。世界にひとつだけの鞄って本当なんですね。その木でしか出せない色… 素敵ですね。
時間が経って深みが増したりすると、もっと素敵になりそうですね。
kinokaban
pya_ru さんへ。はじめまして。お便りありがとうございます!HP見ていただけて嬉しいです!樹の命を鞄として表現する、残す、、そんな思いを制作当時から心がけています。色、曲線などにその思いが表れているでしょうか、、、。いつか、20年を経た鞄の姿をご紹介致しますね。残念ながらその鞄の制作当初の写真は(たぶん)残っていませんが、その深みのある色、艶をお見せできればと思います。ありがとうございました。
2012-02-12
今日の おやつ
今日のおやつが楽しみだと仕事がはかどったりします。
今日は とびきり贅沢な 「くのパン」の3種類!!!
近くの人気のパン屋さんで開店からすぐに売り切れになって、その日はおしまいというお店の
貴重なパンです♪
連休中などは、車が渋滞してしまうほど!
下の写真は昨年5月の連休のときの写真です。
おいしいパンで、元気もりもり!今日もいいお仕事できました♪
2012-02-11
底
自分にとって 鞄の底は 楽しい遊びの世界です。
初めは重さを調整したり、滑り止めのつもりで彫っていた底ですが、いつの間にか自分を自由に表現する場所になっていました。
鞄本体はコンマ何ミリでの完成度を要求されますが、鞄の底はどんな風に描いても、彫っても構わない、
自分にとっては自由なキャンバスなので、個展前に底ばかりをずらりと並べたときは楽しいひとときです。
そんな風な「底」の位置付けでしたが、ここのところ、本体の一部として表現する形を取り入れ始めました。
以前からもサイドからの彫模様の延長を表現してみたり、鞄の形に合う模様をなるべく描いて来ましたが
昨年から鞄全体の一部として底を表現した鞄を作ってみたりしています。
皆様のお手元の鞄は、、、どんな模様が描かれているでしょうか?
2012-02-10
不思議と、、、
着物のことはまるでわからない私たちです。
着物というより、その向こうの世界には縁遠いというほうが近いかもしれません。
ですが、鞄をお持ちのお客様にはお着物をお召しになられる方が多くいらっしゃって
お客様から、私たちの知らないことを今までもたくさん教えていただきました。
どのお客様も「でも、この鞄、不思議」とおっしゃいます。
同じ鞄を持っていても
洋装でも、和装でも、カジュアルでも正装でも、合ってしまう。
こんな鞄ってあるかしら、、、。不思議な鞄、、、。と。
作り手は、あまり使う場面を多く知らないのが実情ですが、、、
時々、ご注文でお作りした鞄の「晴れの」姿を見て、、、びっくり!
なんてこともよくあり、そんな時、お客様の言われる「不思議」の意味がわかるような気がします。
2012-02-09
待つ。
また、寒い日が戻って来ました。
日本海側の方は今年は雪で大変ですね。ここ八ヶ岳は標高もあって寒さは厳しいのですが
雪は多くありません。たまに
雪が積もって冷え込むと路面が凍り移動にとても神経を使います。
雪が多くてご苦労されていらっしゃる皆様、早く暖かい春が来るといいですね。
自然に触れる機会が多い山暮らしも今年で13年目になります。
中でも、今年の冬は寒さが厳しいですね。
今、室の中では、、、長い時間をかけて「出番」を待っている子達が 一番奥でじっとしています。
漆は不思議なもので、漆に最適と言われる温度、湿度その他諸々に環境を整えても
秋から春はなかなか「だまされて」は、くれません。
季節を知っているようです。
ですので、この時期はなるべく時間をかけてじっくりと「待つ」季節になります。
暖かい春、、、漆の室の中でもまた、たくさんの命が春を待っているように思えるのです。






















どんな色になるのでしょう、、たのしみです