やめるか、もっとちゃんとやるか

いろいろのこと(後述)があって、先々週からフルタイムで働き始めました(これまでは1日4時間働いてました)。そこで(と言うのもなんだけども)、山崎城二さんの『1日5分ミニノート仕事術』(現代書林、2013年)を参考に、一日の仕事を書き出して、組み立ててから始めるようにしました。


この本でなるほどそうだなーと思ったのは、仕事の重要性の分類です。というのも、この分類を使うと、私に起こった「いろいろのこと」がよく説明できるのです。著者によれば、仕事の分類はこんな感じ。

ランクA:新規業務(新しい価値をうみだすための仕事)、改善業務(今の仕事をより効率よくする仕事)
ランクB:緊急業務(クレームや問題が起こったときに対処すること)
ランクC:通常業務

この分類で、「いろいろのこと」を説明してみると。。。
1日4時間で働きはじめた最初のころは、覚えることも沢山あるので、基本的に仕事はランクA(と感じられるもの)でした。それが一段落すると、ランクB・Cの仕事が増えてきました。さらに、2年目あたりから私の仕事がランクB・Cに固定されそうな流れになってきました。
ランクB・Cの仕事だけでも時間はじゅうぶんつぶれますし、慣れてしまえば楽なものです(実際、私の頭は暇になりました)。最初はそれもいいかなと思って、その方向に自分で動いたのです。


ですが、そうなってみて思い知ったのは、ランクAの仕事なしでは私は幸せに働けないということでした。そして、ランクAの仕事をしたいにしては、私はこの仕事に対するコミットメントが足りていないということにも気がつきました。


ここで私が自分のためにとれる選択肢は、やめるか、もっとちゃんとやるか、です。


そんなわけで、フルタイムで働くことにしたのです。
(フルタイムじゃないとちゃんとコミットできないわけではないと思うのですが、私がこの仕事をする場合には、少なくともコミットの感覚が身につくまでは、フルタイムで働く必要があると思ったのです。)


こけぐま