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珈琲を飲んだ箒星の夜 RSSフィード

2012.05.31

極々短編小説セット − 心理テストなど5点

| 極々短編小説セット − 心理テストなど5点を含むブックマーク




   01.心理テスト


 あなたの目の前にスタイル抜群、才色兼備の美女が現れたとします。あなたが思い描く理想の女性像です。

「ほう」

 美女はあなたに一目惚れし、熱烈なアプローチをしてきます。あなたはそれにどう応えますか?

「うやむやに回答してその場を凌ぎます。そして他の女性と差別することなく接します」

 それはどうしてですか?

「だって俺、ラブコメの主人公だし」



   02.ネット時代における情報戦


 やれフェイスブックだのグーグルだの、今や誰もが個人情報を垂れ流している。

 だが、おれは個人情報秘密主義だ。

 自分のプライベートを記録に残していくことは何のメリットもない。もしも何か事件を起こしたとして、記録データがきっかけで俺だと特定されたらどうするんだ。そんなリスクを背負うのは馬鹿馬鹿しい。

 ただ、仕事がらネットを使うのは避けられないことだ。人脈を作るためにはどうしても必要になってくることもある。

 そこで成り済ましが有効なわけだ。

 身近にいる友人の行動をつぶさに観察し、そいつをネット上で演じる。このアカウントさえあればおれのプライベートが漏れることはない。完璧だ。

 ところで、最近まるでおれそっくりなアカウントが頻繁に活動しているのだが、はてさて?



   03.今日起こったことをありのままに話そう


 情報の取捨選択は大事なことだ。

 それは自分に起こったことを話すときでも気をつけないといけない。

 今日、ぼくは朝起きてから顔を洗いトーストをかじり遅刻しそうなので足早に通学する途中で横から車が走ってきてぼくを巻き込み目が覚めるとゆっくり朝食を食べてのんびり通学すると見覚えのある車が横切っていってぼくは始業のチャイムが鳴る頃に学校へ辿り着いた。

 お分かりだろうか。あまり情報を詰め込みすぎるとかえって話の内容が見えてこなくなる。相手に正しく伝えるには情報を削ることも必要なのである。

 自分が伝えたい結論のみ、あらかじめ相手に提示しておくとよい。

「先生。つまり、ぼくは事故死の未来を変えるため、時空を超越していたのです」

 ぼくが遅刻の原因をありのままに答えた。わけを理解した先生は、ぼくを思いきり殴った。



   04.心理テスト・デジタルリマスター版


 あなたの目の前にスタイル抜群、才色兼備の美女が現れたとします。あなたが思い描く理想の女性像です。

 美女はあなたに一目惚れし、熱烈なアプローチをしてきます。あなたはそれにどう応えますか?

「うやむやに回答してその場を凌ぎます。そして他の女性と差別することなく接します」

 それはどうしてですか?

「だって俺、ラノベの主人公だし」

 わかりました。以上を元に診断結果を報告します。

 あなたは典型的な“幼女”しか見向きもしないタイプです。



   05.心理テスト・アナザーコード


 あなたの目の前に美女が現れたとします。(以下略)

 あなたはそれにどう応えますか?

「彼女の思いに応え、求婚します」

 それはどうしてですか?

「俺は主人公じゃないから恋愛自由です」

 それ死亡フラグです。






◆ あとがき


なんと粗末なショートショートを世に送り出してしまったのだ……。

お目汚し失礼しました。

もうとくに語ることもないですね。

あえていうなら、もうコレ心理テストちがうYO


ではでは!

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