月見草平 「桜乃きらほの恋愛処方箋」 (MF文庫J)

超自然的な疾患を治療する”オカルト医学”をネタにしたシリーズ第2弾。
あの委員長と朝永がデート!? 「Karte B-01 恋のインフルエンザ」。
吸血鬼症の子供を家で預かることになったきらほは…「Karte B-02 吸血鬼の治し方」の2話収録。
 い、委員長かわいいじゃねえか…。
超天然レディキラー・朝永が繰り出す必殺技の数々に動揺を隠せない智子さんがベリーベリーキュートデース。
仲むつまじい?2人の様子に草葉の陰で「キーッ」とハンカチを噛み締めるきらほと鞠菜の構図がナイスラブコメ
恥ずかしいサブタイトルにふさわしいお話で大変おいしうございました。
もう一つの話も、吸血鬼の設定をうまいことオカルト医学の世界観に落としこんであって、
ドタバタ風味な流れの中にも”病に苦しむ子の不安と葛藤、それを見守る看護士と医師”という医療系ドラマがしっかり組み込まれていて実に良い感じでしたよ。
朝永の魅力には抗えないよーと夢想してじたばたするきらほたんがかあゆうてしょうがありませぬ。
2冊目にしてこの安心感。良シリーズ、良シリーズ。


感想:
「桜乃きらほの魔法医カルテ」


桜乃きらほの恋愛処方箋 (MF文庫J)

桜乃きらほの恋愛処方箋 (MF文庫J)