海冬レイジ 「堕天使の旋律は飽くなき 夜想譚グリモアリス2」 (富士見ミステリー文庫)

罪を犯した人間に裁きの烙印を押す地獄よりの使者──教誨師グリモアリス)。
疑いをかけられた少女・美赤の無実を信じた桃原誓護は教誨師・軋軋(ギシギシ)を相手に立ち回ることに…。
アコニットと軋軋、そして鈴蘭。3人の教誨師と2つの事件。対決と逃避行の先にたちあらわれる事の真相。
誓護とアコニットの間に芽生えつつあるお互いへの信頼感が良い良い。
フラグメントに脅え、血を吐きながらも、凛とした態度を決して崩さないアコニット。さすが麗王六花のアネモネの姫君。鈴蘭との対決にはしびれたぜ。
誓護はなかなかの男前ぶり(シスコンで台無し)だし、いのりんはところどころで読み手を和ませてくれ、ギシギシ君は女子受けよさそう。
あと、鈴蘭さんのヤンデレ風味なキレっぷりがよござんした。アコニットとの間にいかな確執があるのやら。


感想:「かくてアダムの死を禁ず」