白虎隊 後半

  • 「白虎隊」の後半も見た。

どう決着をつけるのか?と思っていたけど、半数以上が自決・・・
史実に基づいたドラマだから、そうなるのはしょうがない。
でも、まだ少年の頃から「立派に死ぬ」ことばかりを教えられ、戦いの場に刈り出されては、悲しく感じた。
戦闘シーンは『お互いに可哀相』と思えてしまった。
儀三郎(田中聖)の切腹の作法が妙にキレイで「そういうことまで、ずっと練習させられていたんだろうな」と切なくなった。
峰治(山下智久)も一度は自決しようとしたが、儀三郎のお守りや犬に助けられた。
「生きて、お役に立つ方がいい」
という想いが浮かんできたようだ。
あんなに「会津のために立派に死んで」とばかり言っていた母(薬師丸ひろ子)も、生きて戻った峰治によろこび、泣きながら抱きついていた。
「生きていてほしい」が、このドラマの本当のテーマだったんだと思っている。
このドラマの中のキャラでは、儀三郎の母(若村麻由美)が一番好き。
子供への愛情を素直にあらわしていて、元気に明るく振舞っていた。
それでいて、儀三郎の自決を聞いても気丈で品があった。
ああいう母には憧れる。