37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の夢

+ 今夏の体調不良は、暑さのせいもあるのではないかってそのあたりは警戒しながら過ごしています。書いておきたいことはたくさんあるのに、また偏頭痛でうごけなくなったり微熱だしてしまったりとか。はやくすずしくなぁれ。 + そんな夏のせいか、ちょっと…

+ 夏の光はとても強くてまぶしいから、どの季節よりもくっきりと鮮やかな記憶を心に焼き付けていく。フラッシュの閃光がフィルムを感光させ、景色を永遠のものとしてしまうように。あたまのなかで再生すれば、時間が戻ったのかと錯覚しそうになる。光がまば…

+ 日記を書きたい、物語を書きたいというより、あたまのなかのものを吐き出してしまいたい。そうでもしないと、気持が悪くて堪らない。

+ わたしにはまもりたいものがあり、まもらないといけないものがあり、それをまもりえるのならば、肉体や命を消尽しつくすのを厭う理由は微塵も見当たらないのだった。 + なぜいつもなにかを読んだり見たり聞いたり書いたりしているのか、わからない。理由…

+ こわいときは書きなさい、書いていなさい。どうせきみは書かずにはいられないのだから。 はい、書きます、書いています。でも、もう少し恐怖がエスカレートしたら指がふるえてキーを打つこともペンを持つことも難しくなる。冷たい焔で背筋をちりちりと焼…

+「人生には楽園が必要だ」という言葉は――

+ 「人生には楽園が必要だ」という言葉は、どこで聞いたのだったか。 + 現実の瞬間を切り取ったような躍動感のある絵も素晴らしいのだけれど、僕が魂を惹かれるのは全ての可能性をはらんだ、静止した絵。箱庭のような、調和のとれた美しさ。そういうものだ…

+ 眠れない夜にすること。羊を数えたあとで、星を数える、天使を数える……つまり、終わらないものを数えてみる。眠れなくても安心。数え終わらないから。