何を評価するか


前回の日記で、私なりに業務を4分類しました。業務の特性が違えば、評価の視点も違うべきです。前に昼食を食べる食堂の話をしましたが、サービスの良い店を価格だけで評価することはナンセンスです。その店の特長を充分に考慮した評価方法を考えるべきです。


1.毎日の業務の評価

毎日同じ業務を行っているのであれば、基本的には、その処理スピードとミス(不良品)の発生率を評価する。評価方法としては、前年対比ということになる。


しかしながら、処理スピードやミス率は、ある程度までいくと、努力の割りに目に見える成果を出すことは困難になる。また、ボトルネック工程でなければ、一生懸命努力して処理スピードを上げミス率を低下させても、スループットは増加しない。

毎日、同じ業務を同じ社員に担当させると、組織力の低下を招く。だから、一時的な効率低下を乗り越えて、環境変化に対する柔軟性をつけるために、業務のローテーションを行い、多能化を図るべきである。そして、評価は多能化を評価する。