第1回北海道青少年有害情報対策実行委員会の開催について

有害情報対策実行委員会とは何か:資料
北海道環境生活部生活局道民活動文化振興課
平成20年6月27日付決定書「第1回北海道青少年有害情報対策実行委員会の開催について(本文)

  • 平成20年6月27日付決定書「第1回北海道青少年有害情報対策実行委員会の開催について」(本文)


 

  • 平成20年6月27日付決定書「第1回北海道青少年有害情報対策実行委員会の開催について」(報道発表資料 6/30の行事 第1回北海道青少年有害情報対策実行委員会の開催について)


コメント

  • マスコミ向けのニュースリリースは興味深い。実行委員会にどのような職に就いている人が参加しているのかは明確に示しているが、具体的な氏名は一切公表されていない。匿名さんである。日当が1万円であること、道職員は日当を受け取らず道行政の通常業務の中で実行委員会の活動を兼務すること(道税で実行委員会の活動をしていること)などはマスメディアには秘密になっているらしい。記者クラブの人はこの文書を批判的に検証したのであろうか? 
  • そもそも記者クラブなどというものがなければ、このようなニュースリリースによって世論が操作される可能性も無いのである。
  • 実行委員会の委員の構成は、小学校校長会、中学校校長会、高等学校校長会、PTA連合会、高校PTA連合会、道青少年育成協会、NTTドコモ、KDDIソフトバンクモバイルウィルコムイーモバイルテレコムサービス協会。フィルタリングによる情報統制に関わりの深い団体や企業からの参加である。道青少年育成協会のメンバーは、校長会やP連のメンバーとも重複している。実行委員会のメンバーには、フィルタリングによって情報を規制される側、表現者、電子掲示板運営者、出会い系サイト運営者などは参画していない。フィルタリングによって情報を統制することに対する一切の異議を排除するとの前提認識に基づく、きわめて限定された内輪な人選であると言えよう。

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有害情報対策実行委員会とは何か【資料の目次】
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20091120#p1