構築的

発見や知識は構築的であると想像している。人間は無限のつじつま合わせ能力をもっている。きれいなつじつまが発見や知識である。すべてにつじつまを合わせうると考えると、例外や特殊という言葉が、ひねくれて聞こえる。例外を包括するつじつまが、特殊を通底するつじつまが構築可能であるならば、例外や特殊は普遍を構築するための抜け道だ。個人とか断片という言葉もそうだ。この想像においては、普遍を目指すために、ひとりでとりとめなく考えても、堂々としている。