Hatena::ブログ(Diary)

明日はきっと。 このページをアンテナに追加 RSSフィード

  <お知らせ&Pick Up>

↓web拍手、お待ちしてます!↓


2014-12-31

去年を上回る1年(と3日)無更新とか、反省しきりです。(挨拶)

というわけで、どうもご無沙汰しております。きよです。

ここまで更新がなかったのを言い訳すれば、息子が産まれたり引っ越しをしたりで読書の絶対量が減っていたから…なのですが、いずれまだこれからも更新する気持ちはあるよ、ということで、少ないながらの今年読んだ本をご紹介して今年の締めとしたいと思います。

果たしてどのくらい更新するか、自信はありませんが、がんばりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

それでは、よいお年を。

[]2014年に読んだ本のおすすめ 17:01 2014年に読んだ本のおすすめを含むブックマーク 2014年に読んだ本のおすすめのブックマークコメント

本当に今年読んだ本が少なくて、たぶん40冊くらい。しかもほとんどシリーズの続きものなんですが、今年読んでよかった本を何冊かピックアップ

大倉崇裕「福家警部補の挨拶」創元推理文庫

福家警部補は今日も徹夜で捜査する。

本への愛を貫く私設図書館長、退職大学講師に転じた科警研の名主任、長年のライバルを葬った女優、良い酒を造り続けるために水火を踏む酒造会社社長――冒頭で犯人側の視点から犯行の首尾を語り、その後捜査担当の福家警部補がいかにして事件の真相を手繰り寄せていくかを描く倒叙形式の本格ミステリ刑事コロンボ古畑任三郎手法で畳みかける、4編収録のシリーズ第1集。

刑事コロンボシリーズを愛する作者が自ら放った倒叙もののミステリ、ということで、コロンボ古畑任三郎シリーズのように、読者に先に犯人の犯行の様子を示し、刑事である主人公が何を根拠にどのように犯人を追い詰めていくかを楽しむ物語です。

主人公の福家警部補、飄々とした女性なのですが、日頃の言動から多岐にわたる趣味をお持ちと見え、いつ寝ているのかさっぱり見当の付かない、謎めいた方です。この福家警部補が、鋭い観察眼でもって犯人のほころびを突き、落としていく様は圧巻の一言。

本作には短編4本が収録されているほか、文庫で続編「福家警部補の再訪」、四六判で「福家警部補の報告」とシリーズが続いています。あたしは文庫の「再訪」まで読みましたが、どれもクオリティの高いミステリだと思いました。特に「挨拶」に収録された『オッカムの剃刀』という短編が秀逸です。

福家警部補の挨拶 (創元推理文庫)

福家警部補の挨拶 (創元推理文庫)

福家警部補の再訪 (創元推理文庫)

福家警部補の再訪 (創元推理文庫)

麻耶雄嵩「貴族探偵」集英社文庫

自称「貴族」で趣味は「探偵」という謎の男が、コネと召使いを駆使して事件を解決! 斬新かつ精緻なトリックと過去に例のない強烈なキャラクターが融合した、奇跡の本格ミステリ集。

設定の強烈さに仰け反りながら読み進めたら、甲乙付けがたい短編ミステリが収録されていたでござる!

もうこのあらすじ以外、信じて読んでいただくしかないと思います。何を書いてもネタバレとはこのことだ!

強烈な、本当にとんでもないキャラクターが繰り出すエピソードとその結末をぜひ楽しんでいただきたいです。いやほんと。あらすじ読んで安楽椅子探偵ものかと思ってたら…(絶句)って感じです。はい。

貴族探偵 (集英社文庫)

貴族探偵 (集英社文庫)

田中芳樹「天地鳴動 アルスラーン戦記14」カッパノベルス

中世ペルシアによく似た異世界の英雄物語―。

シンドゥラ国王・ラジェンドラは空城となったパルス国の要衝・ペシャワール城に入った。押し寄せてきたチュルク軍と一触即発かと思われたそのとき、魔軍が襲来する! 未知の脅威にさらされた両軍の運命は!? そして、魔軍を率いるイルテリシュの狙いは? ミスル国を掌握したヒルメスは南方へ進軍し、蛇王ザッハークの完全復活をもくろむ魔道士たちが暗躍する。パルス国土の再建に邁進するアルスラーンにも、兇悪なる魔手が迫る!! 超絶ヒロイック・ファンタジー小説、驚愕の書下ろし最新作、第14弾!

荒川弘先生による漫画化で話題となり、来年アニメになる田中芳樹先生のファンタジー小説の新刊。やっと出た…!と喜び勇んで購入して、そして死に行く愛着あるキャラクターに慟哭する、そんな感じです。

それにしても、まさかアニメ化するとは…。昔角川文庫で出版してたときに劇場版があったと思いますが、ここにきてアニメになることに喜びを隠せません。なにしろ、ちゃんと完結させてくれる可能性が高まったってことですから…!(本シリーズ第1巻の初版昭和61年。2年に1冊ペース?)

すばらしい漫画化により、本作へ触れる方が増えてるんじゃないかと思いますので、ぜひぜひ原作に手を伸ばし、アルスラーンという少年の行く末を共に見守っていただけたらいんじゃないかと。

あと、ダリューンの勝ちっぷりと、ナルサスの知略と、アルフリードのけなげさと…(以下話が終わらないので強制終了)

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kiyolive/20141231

2013-12-28

2013/6/26に更新したときに、最もダメでさすがにそれはないだろうと思って挙げた「2ヶ月くらい放置」という選択肢を作ったのですが、まさかそれをさらに上回る「半年放置」とは、あたしもびっくりです。

いっそおかあさんといっしょとかネタに書くんでもいいんじゃねーのとか思ったりしている今日この頃です。

さておき、年内最終更新となります。

今年もたいした更新もしませんでしたが、ご覧いただきありがとうございました。

2014年はもうちょっと、もうちょっと更新できたら…いいなあ…無理かなあ…。だって娘と一緒に寝ちゃうんだもの!

[]2013年に読んだ本のおすすめ まとめ 12:03 2013年に読んだ本のおすすめ まとめを含むブックマーク 2013年に読んだ本のおすすめ まとめのブックマークコメント

というわけで、毎年の恒例、読んだ本のなかでおすすめ本を紹介するエントリです。

今年はあまり新規に手を出せなかったように感じていて、というか、なかなか本を読む時間が確保できなくなってきてきついなあと。

昨年に引き続き、公式サイト等のあらすじを引っ張ってご紹介していきたいと思います。

櫛木理宇「ホーンテッドキャンパス角川ホラー文庫

八神森司は、幽霊が「見えてしまう」体質の大学生。片想い美少女こよみのために、仕方なくオカルト研究会に属している。ある日オカ研に、女の顔の形の染みが、壁に浮き出るという悩みが寄せられ……。

まずは角川ホラー文庫で昨年始まった「ホーンテッドキャンパス」シリーズから。6月にエントリを起こしましたが*1、その後4巻が出てさらに安定的におもしろくなってきました。

「視える」体質のヘタレ主人公・八神森司くんと霊に狙われやすい片思いの美少女こよみちゃんを巡るラブコメ的バタバタと、彼らが巻き込まれる心霊体験的ミステリーは、巻を重ねるにつれキャラクターの魅力でさらに輝いているように思います。

一個の青春物語としてもおすすめです。心霊的にはそこまで怖くないと思いますが。

あと4巻のラストとかマジ必見です。あれを外堀を埋める、という。

伊坂幸太郎「バイバイ、ブラックバード双葉文庫

星野一彦は〈あのバス〉で連れていかれる事が決まっており、体型から態度まで何もかもが規格外の繭美に監視されていた。

星野は五股をかけており、連れていかれる前に5人に別れ話をしに行きたいと頼んだ。幼少期に母親が出先で交通事故に遭って死んでしまい、待たされることの心細さを身を持って知っていたからだ。仕方なく繭美が仲間に確認すると「面白そうだから」と言う理由で許可が下り、繭美は仕方なく星野に付き添う事になった。だが星野は〈あのバス〉で連れていかれる事を相手に言いたくないと言い、代わりに繭美と結婚するからという理由で5人に別れ話をしに行く事になった。

なんというハーレム

じゃなくて、主人公の星野一彦はなにかやらかして連れて行かれることになり、繭美というなんともいえぬすごさの女の人に監視されながら、5股かけてた5人の女性1人1人にさよならをつげに行くという謎展開が織りなす物語が、あまりにもおもしろくておもしろくて。

そして読みながら、今時のラノベにあふれているハーレム展開の行く末の一つになりそうだなあと思って、ちょっと背筋が寒くなったり。

また、『辞書』がキーアイテムになって最後につながるのがnice!でした。

米澤穂信「折れた竜骨創元推理文庫

ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。

自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、「走狗(ミニオン

)」候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年――そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?

2011年日本推理作家協会賞を受賞した米澤ミステリが今年文庫に…!ということで。

今まで読んできた米澤作品とはうってかわって、魔法が存在する十二世紀のヨーロッパを舞台にということで、最初は意表を突かれるというか、正直面食らいましたが、しかし魔法があれば完全犯罪なんて楽勝と思わせつつ徐々に犯人に迫る様は圧巻の一言です。

また、主人公のアミーナがとてもいいキャラしてて、惚れそうでした。

上巻でも前提が覆される先の読めないミステリ、おすすめです。

折れた竜骨 上 (創元推理文庫)

折れた竜骨 上 (創元推理文庫)

折れた竜骨 下 (創元推理文庫)

折れた竜骨 下 (創元推理文庫)

結び

十二国記はこんなまとめエントリでおすすめするまでもなくおすすめなのでやめて上記の3つになりました。

近年、本屋に行ってもなかなか新しい本に手が出なくなったなあという印象ですが、来年はちょっとずつ読めたらいいなあと思っております。

今年もお付き合いいただき、ありがとうございました!

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kiyolive/20131228

2013-06-26

Feedlyをとりあえず導入してみたけど、いまいちピンと来ない…。

[]今後の予定クイズ 23:24 今後の予定クイズを含むブックマーク 今後の予定クイズのブックマークコメント

近日中:「丕緒の鳥 十二国記」について何か書きたい

もうね、十二国記の新刊ってだけで目頭があつく…。この調子でぜひ戴のその後、あるいは陽子たちのあれからを示していただけたらもう!

できれば今週中:ビブリアから続くあの手のミステリで、おすすめを考えてみたい。

喫茶店タレーランの事件簿、2巻で一気に安定感が増したので薦めやすくなってきた気がするんです。

ここでクイズ!いったい、上記2点の更新があるのは、いつでしょうか?

  1. 十二国記は読んだ勢いで今週中に更新するかもだけど、もう1個は無理じゃね?
  2. いやいや結局どっちも書かずにこのエントリが2ヶ月くらい一番上にくるでしょ
  3. まさかの宣言通り更新

我ながらひどい三択ですが、3番になるように善処したいものです

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kiyolive/20130626

2013-06-25

Googleリーダー代替をどうしようと悩む日々…。

[]昨日の続き 22:46 昨日の続きを含むブックマーク 昨日の続きのブックマークコメント

怒られたので更新したって書いたら、案の定にっこり怒られました(´・ω・`)

(これでまた怒られそう)

[]ラブコメオカルトミステリ=甘酸っぱい!「ホーンテッドキャンパス22:46 ラブコメ+オカルト+ミステリ=甘酸っぱい!「ホーンテッド・キャンパス」を含むブックマーク ラブコメ+オカルト+ミステリ=甘酸っぱい!「ホーンテッド・キャンパス」のブックマークコメント

5月にシリーズ新刊が出たタイミングで紹介すればよかったと思いつつ、「ホーンテッドキャンパス」を簡単に紹介したいと思っていました。ほんと、余裕があれば5月のタイミングで書こうと思ってたんです。ほんと。

ホラーは味付け

本作は、第19回角川ホラー小説大賞で「読者賞」を受賞して刊行された作品です。したがって、中身は一応「ホラー」になりますし、実際舞台はとある大学オカルト研究会だし、扱う事件も基本的に超常現象ものであります。

ただ、そういう要素はあくまでも「味付け」に近い感じで、主眼は人間関係におかれていると感じています。

あらすじを簡単に示すと、主人公の八神森司くんは「視える」体質(視えるだけで何もできない)。高校のときに悪い者に取り憑かれそうになった女の子に声をかけて救ったら、あらかわいい!その女の子に一目惚れするも何もできないまま卒業、しかも一浪しちゃう!でも、なんとか大学に入ったら、そこにはあの女の子が…!仲良くなるために、あの子のいるサークルに入ろう、オカルト研究会だとしても…。

そしてそこで出会う事件の数々、というのが本作の形であります。事件も、オカルト要素も、怖さも、どれも高いレベルで「まとまっている」話でありますが、読み進めるごとに「とってもヘタレな主人公が特定の女の子と仲良くなるために奮闘する」という絵があって、それを表現するための事件であり、オカルトであるように思えてくるのです。

森司くんとこよみちゃんの成長を愛でる

森司くんが籍を置くことになるオカルト研究会に、除霊ができるような強い霊能力を持つ人は誰もいません。「視える」人が森司くんを含めて2人だけ、あとはみんな「視えない」し祓えない。そんな研究会に相談しにくる学生や先生とコミュニケーションを取りながら、研究会のメンバーが極めて現代的な手法で解決に導くのが本作の特徴と思います。

必然的に多くの人(だけではなく霊とも)と接することになり、そこで様々な経験をし、支え支えられ、守り守れらという中で森司くんは成長し、好きな女の子との距離を縮めていきます。その好きな女の子、名前をこよみちゃんといいますが、彼女は人一倍霊に取り憑かれやすい性質でありつつも、彼女もまた成長を見せるのです。この二人の成長と、それを生暖かい目で見守る他のオカルト研究会の面々という構造がとても温かく作品を包み込んでいて、ホラーという分野でありながら甘酸っぱいラブコメを体現している、非常によい作品です。

時々混じる怖い話に要注意

温かいなあと思って読んでいると、うっかり怖い話が混ざってたりするので油断できない作品でもあります。個人的には、1巻の3話、2巻の最終話あたりは結構怖く仕上がっているので、油断していると「げっ…」て思うこと請け合いです。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kiyolive/20130625

2013-06-24

[]嫁に怒られたので 21:52 嫁に怒られたのでを含むブックマーク 嫁に怒られたのでのブックマークコメント

昨日夕食時に「はてブ再開しようかなあ」と言ったところ、

はてなにお金払ってるんだからちゃんと活用しなさい!

と怒られたのです。

「あの…お金ははてなカウンターです…。更新すると威力を発揮するんです…。」

と抗弁したところ、


「じゃあ更新!更新!」


と言われたので、今から1本書くんですけど、その前にこの一連のやりとりを記録しておこうと思います。

[]明日書く 23:17 明日書くを含むブックマーク 明日書くのブックマークコメント

(_ ..)_ バタリ

2013-02-04

マガジンを買ってそこから更新をするなんて、いつぶりだろう…(調べたら、2010年の8月以来でした。)

[]『ちょっと盛りました。』&『ベイビーステップ』、勝負はまだ決まっていない 00:14 『ちょっと盛りました。』&『ベイビーステップ』、勝負はまだ決まっていないを含むブックマーク 『ちょっと盛りました。』&『ベイビーステップ』、勝負はまだ決まっていないのブックマークコメント

1月29日に発売されたマガジン9号では、VS神田戦が始まってしばし、第1セットから我らがエーちゃんが苦戦を強いられている状況にありました。なかなか打開策が見つからずに追い込まれている現状は、なかなか厳しいです。

しかし、エーちゃんはこのままで終わるような子ではないッ…!などと思っていたところ、マガジンアンカーを常に飾っているレポマンガ・『ちょっと盛りました。』(略・ちょい盛り、旧・もう、しませんから。)で、『ベイビーステップ』の創作秘話に迫る取材をしていました。

そこで、すでに4日ほどたちましたが、かるーくレビューしてみようという今回の更新であります。

今回の『ちょい盛り』、最初は個性的なスタッフの紹介から始まり(王道)、スタッフから見ての勝木先生の印象が語られるのですが、次週掲載分の原稿が出てきたあたりで重要な発言が出てくるのです。

にしもと「対神田戦、どっちが勝つの?」

勝木「フフフ それは教えられません」

  「勝負の行方は試合が終わるまでわからないですし」

にしもと「とか言ってもう決まってんでしょ?やっぱエーちゃん?」

にしもと先生のずけずけ聞いていく感じはさすがというかなんというか、これぞという感じですが、この質問に対する答えがあたしを驚かせました。

f:id:kiyolive:20130204000751j:image

えっ、今まさに試合してるけど、まだ決めてない…の?

その後、「本当に決めてないんですか?」という質問に対して、

f:id:kiyolive:20130203224051j:image


というご回答。

ただ、この回答を見て納得がいったこともあります。

一昨年、テニス雑誌「テニスマガジン」に掲載された『ベイビーステップ』特集*1において、勝木先生は「勝つには勝つだけの納得いく理由が必要」ということを述べられていました。これを今回の回答で言うところの「勝てる流れになれば」というのは「勝つ理由があった/できた」ということなるでしょうし、それが『ベイビーステップ』においては自然だと思います*2

勝木先生自身は、「結末を決めて描くとそこに向かって描くことになるので飽きちゃう」とも言っていますが、これが作中のテンションの高さにもつながっていると言えそうです。

『ちょい盛り』はこのあと、エーちゃんとなっちゃんのファーストキスについて触れられ、最後ににしもと先生がひどいオチをつけて終わりますが、この6ページの中で『ベイビーステップ』の大事なことがいくつも詰まっているなと感じます。やはりマガジンにはにしもと先生のレポが不可欠だなと思った号でありました。

それにしても、『ベイビーステップ』の今は全日本ジュニアの第1セット、未だにエーちゃんは打開策をつかめず、次のサービスゲームブレイクされるか、その次のリターンゲームでキープされると第1セットを落としてしまう状況です。一歩間違えれば2セット連取されてもおかしくないくらい厳しい展開で、この『ちょい盛り』により本当にそうなってもおかしくないなと思わされました。これからも『ベイビーステップ』から目が離せない状況は続きそうです。

どうかエーちゃんがプロになれますように。




関連記事

テニスマガジン10月号の「ベイビーステップ」特集からベイビーステップを読む - 1 - 明日はきっと。

テニスマガジン10月号の「ベイビーステップ」特集からベイビーステップを読む - 2 - 明日はきっと。

*1テニスマガジン10月号の「ベイビーステップ」特集からベイビーステップを読む - 1 - 明日はきっと。を参照のこと

*2:この「自然」という言葉はにしもと先生も言ってますね。

2013-01-20

昨年から続く寒波の勢い未だ衰えぬ中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年も数は少ないかもしれませんが、このブログ継続していきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

[]2012年の読んでよかった本のまとめ 20:47 2012年の読んでよかった本のまとめを含むブックマーク 2012年の読んでよかった本のまとめのブックマークコメント

昨年末に書けなかったので、まだ1月の今の内にまとめておこうと思います。恒例のあれです。

※今年は各作品、公式サイトからあらすじを持ってきました。※

辻村深月ツナグ

ツナグ (新潮文庫)

ツナグ (新潮文庫)

この喪失は永遠に取り戻せないのか――あなたが再会したい人は誰ですか?

もしOKしてくれたら、絶望的な孤独から私を救ってくれた「あの人」に、ただ一言、お礼が言いたいんです――。たった一人と一度だけ、死者と生者を再会させてくれる人がいるらしい……。大切な人を失った後悔を抱えながら、どう生きればいいのか。誰もが直面する苦悩に真っ正面から挑んだ、著者渾身の連作長篇ミステリ

まずは、直木賞を取り、著作のドラマ化や映画化が続いた辻村作品の文庫から、映画になった「ツナグ」を。

2012年文庫になったのが「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」と「ふちなしのかがみ」、そしてこの「ツナグ」でしたが、その3作品であれば本作が最もおもしろかったと思います。というより、辻村作品の代表作(の一つ)と言っても過言ではないとあたしは考えます。

「たった一人と一度だけ死者と生者を再会させてくれる」というところから、死が人々に与えた喪失感や苦悩とどう向き合うのかという点を丁寧に描かれているのもグッドポイントですが、そこに立ち会う「ツナグ」の視線がとてもよいのですね。前半と最後の「使者の心得」とで「ツナグ」への見方がぐっと変わるはずです。

個人的辻村作品ベスト3だと思っています。今後の活躍を期待しています。

宮部みゆき「英雄の書」

英雄の書〈上〉 (新潮文庫)

英雄の書〈上〉 (新潮文庫)

英雄の書〈下〉 (新潮文庫)

英雄の書〈下〉 (新潮文庫)

森崎友理子は小学五年生。ある日、中学生の兄・大樹が同級生を殺傷し、失踪するという事件が起きた。兄の身を心配する妹は、彼の部屋で不思議な声を聞く。「君のお兄さんは、“英雄”に憑かれてしまった」。大叔父の別荘から兄が持ち出した赤い本が囁いた。『エルムの書』に触れ、最後の器になってしまった、と。友理子は兄を救い出すべく、英雄が封印されていた“無名の地”へと旅立った。

宮部みゆきファンタジーといえば、「ブレイブストーリー」が有名ではないかと思いますが、この「英雄の書」は、「ブレイブストーリー」同様、小学生が身近に起こった事件(事象)をきっかけに異世界に足を踏み入れ、その解決を目指すストーリーです。

しかし、「ブレイブストーリー」が痛みを伴いながらも暖かくなる作品(一定のハッピーエンド)でありましたが、「英雄の書」を読んでどう捉えるかというのは少し難しい、大人向けのファンタジーになっています。

何よりもこの中で語られる物語の有り様は強く、そしてもの悲しさを覚えます。若干難しいところもあるし、評価は割れそうにも思いますが、2012年に読んだファンタジーではやはり図抜けてると思います。

美奈川護「ドラフィル! 竜ヶ坂商店街オーケストラの英雄」

 音大を出たけれど音楽で食べていく当てのないヴァイオリニストの青年・響介。叔父から紹介されて彼がやってきたのは竜が舞い降りた――と思われる程に何もない町、竜ヶ坂の商店街の有志が集まったアマチュアオーケストラだった。

 魚屋おっさんから女子高生、スナックのママまで、激烈個性的な面子で構成されたそのアマオケを仕切るボスは、車椅子に乗った男勝りの若い女性、七緒。彼女はオケが抱えている無理難題を半ば強引に響介へ押し付けてきて――!?

 竜ヶ坂商店街フィルハーモニー。通称『ドラフィル』を舞台に巻き起こる、音楽とそれを愛する人々の物語。

読了時の紹介記事はこちら

これに追記する必要はさほど感じませんが、これで十分完結していると思っていたら2巻が出て驚いたところ、あとがきにて「家族の問題を解決してきたが、まったく解決していないものがあり」という記述があって納得しました。

1、2巻というよりも、上下巻と言ってもいいように思いますが、ドラフィルそのものがあたたかい家族のようであり、そこにいることの幸せを響介が感じていることが我が事のようにうれしい作品です。

岡崎琢磨「喫茶店タレーランの事件簿」

また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を 『このミス』大賞シリーズ バリスタ・切間美星の趣味は ――謎解き 京都の町で、女性バリスタ日常の謎を鮮やかに解決! 珈琲好きの青年とバリスタの前に、忍び寄る闇……。 編集部推薦作家デビュー! 『このミス』大賞 2012隠し玉

2012年の「このミステリーがすごい!」大賞に応募され、編集部の隠し球として加筆修正を経て出版された本作は、タイトルも表紙も、そして読み終わった印象もまさに『ビブリア古書堂の事件手帖』由来の流れにばっちり乗ったなあという作品です。

しかし、ビブリアよりもよりミステリ的な要素が強くなっていて、ラストもかっちりとミステリになっているので、ビブリアの次のステップに最適なのではないかとも思います。

ビブリアが栞子さんに萌えるミステリと見るならば、こちらもやはり探偵役のバリスタ・切間美星さんに萌えるミステリと見てもいいかなと。非常に魅力的なキャラクターでした。

米澤穂信ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算 (角川文庫)

ふたりの距離の概算 (角川文庫)

春を迎え2年生となった奉太郎たちの古典部に新入生・大日向友子が仮入部することに。だが彼女は本入部直前、急に辞めると告げる。入部締切日のマラソン大会で、奉太郎は走りながら彼女の心変わりの真相を推理する!

アニメ、すごくよかったです!

というご祝儀的に、奉太郎たちが2年生に進級したあとのファーストエピソード文庫になっていたので未読の方におすすめしておきます。

個人的には、奉太郎がえるについて「こういうことはしないだろう」という前提にたって考えている様がおもしろかったです。

古典部シリーズについては、いろいろ書こう書こうと言いながら結局書けずに時期を失った感じですが、書きたかったことは古典部シリーズが高校生活における時間の経過と人間関係の変化を丁寧に書いてるよね、ということでした。


まとめ

今年は以上5点としました。

昨年はついに「ソードアート・オンライン」に手を出したり、最近になって「ストライク・ザ・ブラッド」を既刊そろえてみたりと、例年よりラノベの増加量が多かった年でしたが、それ以上にメディアワークス文庫につい手が伸びる一年だったような気がします。

あれ、表紙がつい手を伸ばしてしまうデザインで、その辺うまいなあと思ったりして。

そういえば、例年なら伊坂幸太郎文庫の新刊をここに取り上げることが多かった気もするのですが、2012年文庫になったのがどちらかというと自分の好みではなかった感じで(特に年末に出た「SOSの猿」が顕著)、珍しく選ばなかったりしたなあ。

そんなわけで、今年もいろいろな作品に出会えますように。そしてこのブログを読んでくださった方にも、すばらしい本との出会いがありますように願って、2013年最初の「明日はきっと。」の更新といたします。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kiyolive/20130120