新潟県妙高産の新米コシヒカリを提供しています!

こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。今年も食欲の秋が到来!新米の季節です。アルテミスでは、10月9日より新米に切り替わりました。

 

この時期になると、契約農家の丸山さんから『新潟県妙高コシヒカリ特別栽培米』を入荷します。妙高市は、冬は日照時間が短く降雪が多いこと、夏は日照時間が長く降水量が少ないことで、米作りに最適です。更に、山々から流れる雪解け水や伏流水により、甘味や粘り、艶の三拍子がそろった最高級のお米が出来上がるのです。
 
丸山さんが撮影してくださった、稲穂の様子です。澄み渡った空気のもと、ぐんぐんと大きく伸びていますね。

 

ところで、”特別栽培米”とは、ご存知でしょうか?
 
それは、農薬の使用回数と、化学肥料の窒素成分を通常の5割以下に抑えて栽培したもの。農林水産省が定めるガイドラインによると、『その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物』と書かれています。自然の力に重点を置いたこの栽培方法は、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させたり、農業生産における環境への負荷を低減させると言われています。農家の方々が丁寧に、丹精込めて育てた”特別栽培米”は、安全で安心の体に嬉しいお米であり、自然に優しい貴重な農産物なのですね。

召し上がった患者様からは、「モチモチして美味しかった。」「お米の味がしっかりしていた。」「光っていて硬さもよかった。」などの感想を頂きました。アルテミスでは、玄米のまま入荷し、院内の精米機で搗きたてのお米を炊いています。こうすることで、お米の酸化を防ぐことができ、よりふっくらと美味しいご飯が炊きあがるのです。
 
せっかくの美味しい新米。おにぎりにして食べると、もっと美味しくなると思いませんか?入院患者様には新米の握り立ておにぎりをカフェテリアで提供しています。つやつやのご飯に、出来立ての具材がたっぷり入ったおにぎり!スタッフの愛情も詰まって、美味しいこと間違いなしです!
 

おにぎりの具材は、鮭といくら、梅干し(大葉入り)、おかか、シーチキンマヨの4種類。鮭は身がふわっと柔らかく、いくらがのってちょっと贅沢な気分に。梅干しは塩分3%のものを使用しているので、塩分制限されている方も安心です。中には大葉を混ぜ、爽やかな風味が広がります。定番のシーチキンマヨには無添加マヨネーズ『松田のマヨネーズ』を使用しました。

皆様とっても楽しそうに召し上がっていますね。

こうしたイベント事があると、会話も自然と弾みます。

※患者様の許可を得て、掲載しています。

最後に、新米の炊き方をお伝えします。新米は、古米に比べて水分含有量が多く、また吸収率も高いため水の量や浸水時間、研ぎ方に注意が必要です。

1.お米の研ぎ方 
 ・ボールに水をたっぷり入れ、お米を入れます。
 ・さっとかき回せたらすぐ水を捨てます。
 ・水が半透明になるくらいまで3〜4回水を入れ替えてお米を洗います。
 ※新米は柔らかいため、お米の表面に傷がつきやすいです。風味も落ちてしまうので、優しくさっと洗いましょう。ポイントは、手指を立てて力を入れず、円を描くように研ぐことです!
 
2.浸水
 ・2時間〜3時間浸水します。
 ・お米を研ぐ時に入れる最初の水と、炊飯時の水に、天然水(軟水)を使用しますとお米のおいしさが更に引き出されます。

3.炊飯
 ・水分量は、炊飯器にある目盛りより、少し少な目にします。お米1合(150g)で200ccのところを、190ccに減らす程度です。
 ※炊きあがったお米は、下から上に返すようにほぐしてください。炊き立てのお米は、温度を70度以下に下げないと色が黄ばんだり、でんぷん質が固まってしまいます。

 このように、ちょっとポイントに気を付けるだけでより美味しく召し上がれます。
 ぜひ!皆様もやってみていただければと思います。