税理士栗山のモノローグ

2017-08-23 国際税務の基礎

コウノトリ撮影YT氏

 仕事柄と個人的趣味で(笑)、あちこち、いろんな講義を聴講してます。いまさらですが国際化でやたらと複雑になっているのが国際税務。先日、税理士の望月文夫という先生の国際税務の研修を受講したのですが簡易でわかりやすい説明でした。

 国際税務の実質は国際的な税金のぶんどり合戦と国際取引を利用した租税回避行為の防御なので、どうしても複雑になります。税務判断も税法だけでなく租税条約が絡んできます。

 相続税贈与税の納税義務の判定のポイントは住所の有無と国籍と滞在期間、そして財産の所在・・・。武富士事件や旺文社事件など大型の税務訴訟も殆どこれで争ってます。住所って何なんだ?なんて税法に書いてないことを延々と争ってるわけです。       

 ところで、こんどの国税庁の長官は・・・国会で「パソコン上のデータは短期間で自動的に消去され、復元できないシステムになっている」と答弁した人。

思わず「マジかよ!」と突っ込みをいれたくなりました。雲の上の人事だけど・・・こりゃ悲しい。

 税務職員や税理士は税務調査のとき、帳簿書類の保存義務をどう説明すればいいんだろ。

税務調査の受忍義務をどう納得してもらえばいいんだろ。

諸般の事情」で就任会見もなしっていうけど、きちっと諸般の事情を説明してほしいもんです。

【今回の推薦本】

 最近読んだ本で面白かったのは中野明さんの「IT全史

 タイプライターはワープロになって、ワープロはパソコンに飲み込まれ、いまはスマホの時代。携帯電話は遠い昔の話。おじさんはつらいよ。

 読みながら想像したのはガソリン車とEVの未来。ガソリン社はかつての馬車のように消えていくんだろうし、それに伴って数多の自動車メーカーが再編の渦に巻き込まれて、まったく違った業態になるに違いないなあ。

(このブログはときどき更新してます)