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2018年01月03 日(水)

[]2017年に読んだ小説(一部,非小説

2017年の読書メーター
読んだ本の数:29
読んだページ数:9195
ナイス数:169

天冥の標IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと(ハヤカワ文庫JA)天冥の標IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと(ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)1年以上積んでおいてしまった天冥の標IX PART2をようやく読了。ついに「ひっくり返してやる」準備完了か。終盤感が高まるが,終盤がめちゃ長そう(笑)次巻を待ちわびる。
読了日:12月31日 著者:小川 一水

人間以前 (ディック短篇傑作選)人間以前 (ディック短篇傑作選)感想
(★★☆☆☆)フィリップ・K・ディック短編集。ディック短編といえば,中学時代に友人から借りたものの中にあった「にせもの」「変種第2号」「植民地」などを読んで衝撃を受けた記憶がある(これには入っていない)。この短編集は,子供幻想を主題としたものを集めたものだそうだが,どれもディストピアチックで,もやもやして,何をいってんのかわからん感じのディックです(笑)
読了日:12月20日 著者:フィリップ・K・ディック

JKハルは異世界で娼婦になったJKハルは異世界で娼婦になった感想
(★★★★☆)早川書房から出版されて話題の なろう小説。なろう版を読む。娼婦という題材と男尊女卑異世界設定のため、エロはともかく、エグいシーンがちょいちょいあって、そこを読むのは少なからず辛い。とはいえ、異世界転生して娼婦、とかぶっ飛んでるし、みんな言ってるように、冒頭1行目から草生えるし、軽妙でウィットに富んだ(?)筆致はすごい。混雑した通勤電車で読むには人目が気になる一冊(笑)
読了日:12月16日 著者:平鳥コウ

ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity? (講談社タイガ)ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity? (講談社タイガ)感想
(★★★☆☆)
読了日:11月09日 著者:森 博嗣

生命保険は「入るほど損」?!生命保険は「入るほど損」?!感想
(★★★★☆)
読了日:11月04日 著者:後田 亨

生命の星の条件を探る生命の星の条件を探る感想
(★★★★☆)
読了日:10月10日 著者:阿部 豊

未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★★)
読了日:10月05日 著者:早瀬 耕

低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー感想
(★★★★☆)
読了日:09月23日 著者:朝倉智也

〈新版〉投資信託選びでいちばん知りたいこと〈新版〉投資信託選びでいちばん知りたいこと感想
(★★★★☆)
読了日:09月22日 著者:朝倉 智也

敗者のゲーム〈原著第6版〉敗者のゲーム〈原著第6版〉感想
(★★★☆☆)
読了日:09月21日 著者:チャールズ・エリス

全面改訂 超簡単 お金の運用術 (朝日新書)全面改訂 超簡単 お金の運用術 (朝日新書)感想
(★★★☆☆)
読了日:09月07日 著者:山崎 元

忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術 (アスカビジネス)忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術 (アスカビジネス)感想
(★★★★☆)
読了日:08月21日 著者:カン・チュンド

いちばんカンタン!株の超入門書 改訂版いちばんカンタン!株の超入門書 改訂版感想
(★★★★☆)
読了日:08月19日 著者:安恒 理

灰と幻想のグリムガル level.11 あの時それぞれの道で夢を見た (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.11 あの時それぞれの道で夢を見た (オーバーラップ文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:07月31日 著者:十文字青

系外惑星と太陽系 (岩波新書)系外惑星と太陽系 (岩波新書)感想
(★★★★★)
読了日:07月24日 著者:井田 茂

裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★★)
読了日:07月13日 著者:宮澤 伊織

青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ)青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ)感想
(★★★★☆)
読了日:07月09日 著者:森 博嗣

ソラリス (ハヤカワ文庫SF)ソラリス (ハヤカワ文庫SF)感想
(★★★☆☆)
読了日:06月04日 著者:スタニスワフ・レム

アストロバイオロジー―地球外生命体の可能性アストロバイオロジー―地球外生命体の可能性感想
(★★★★★)
読了日:05月31日 著者:山岸 明彦

宇宙人の探し方 地球外知的生命探査の科学とロマン (幻冬舎新書)宇宙人の探し方 地球外知的生命探査の科学とロマン (幻冬舎新書)感想
(★★★★☆)
読了日:05月08日 著者:鳴沢 真也

灰と幻想のグリムガル level.10 ラブソングは届かない (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.10 ラブソングは届かない (オーバーラップ文庫)感想
(★★★★☆)しつこいゴリラ様のモンスター,グォレラの大群に追われながら,始まりの町オルタナを目指す苦痛の旅。相変わらずの肉体的・精神ギリギリ状態。そんな中で,見つけた村に住む謎の男。グリムガル秘密について大きなヒントが得られそう…で得られない。もどかしい。同時に,惚れた腫れたの恋愛関係…も,もどかしい。そして衝撃のラスト。もうね,もうそろそろハルヒロたちを休ませてあげて! 安心させてあげて! 心の休息を! 読んでいるこちらが疲弊する(笑) 次巻が待たれる!
読了日:04月01日 著者:十文字青

科学者18人にお尋ねします。宇宙には誰かいますか?科学者18人にお尋ねします。宇宙には誰かいますか?感想
(★★★☆☆)科学者18人に,地球外生命知的生命に関する8つの質問に答えてもらう形式。生命とは何か,知的生命はどんな社会をもつかという問いには,かなり共通した認識があることがわかる。ただ,インタビュイー天文学地球惑星科学関連の研究者に偏っているので,回答も似た傾向になるのは当然にも思う。もっと純粋な生物学者や文化人類学者,哲学者とかも入れたら,より多様な意見が見られて面白かったのではないか。その意味では,真ん中くらいに挿入されている鼎談で,特に人類学者の内田さんの話がとても面白かった。
読了日:03月14日 著者:

私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback? (講談社タイガ)私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback? (講談社タイガ)感想
(★★★★☆)ハギリ博士一行,新たな地「富の谷」を調査。で,事件に巻き込まれる(笑)。限りなく寿命が延び,子供も生まれず,ロボットとヒトとの境や仮想と現実の区別がますます曖昧になる世界で,生命と何か,生きているとはどういうことかを問う。それに対するハギリらの考えは興味深い。そうした問いにウォーカロンの存在は,重要な位置を占めるが,ウォーカロンと『スカイ・クロラシリーズに登場するキルドレ類似性を感じた。そしてこの問いのもう一つのカギ的存在であるトランスファのデボラとの会話がよい。
読了日:03月09日 著者:森 博嗣

重力アルケミック (星海社FICTIONS)重力アルケミック (星海社FICTIONS)感想
(★★★★☆)『横浜駅SF』でお馴染みの(?)湯葉さん2作目。重力元素?「重素」の採掘が進み,膨張しつづけるようになってしまった地球舞台にした,重素工学科の湯川君のゆるゆる青春物語。中盤を過ぎるまでゆるゆる進む展開は,何故だかぬるま湯ぼんやりと浸かるようで心地よい。そして,終盤から突然火が付いたように,話はぐんぐんと加速がつく。横浜駅SF同様,突拍子もない世界でありながら,その枠組みの中で“科学”する様はとてもわくわくさせる。何かに夢中になり懸命になる姿はとてもよい。
読了日:02月28日 著者:柞刈 湯葉,焦茶

宇宙倫理学入門宇宙倫理学入門感想
(★★★☆☆)移民や植民のために宇宙へ進出することに意味価値はあるかを問う。言い回しが独特(この分野の標準?)だったり,くり返しが多いのが気になるが,総じて読みやすく展開されている。コスト自己改造,AI,人間という概念の拡大といったSFチックなものがいろいろ登場するが,話としてはもっともらしく,説得力がある。宇宙開発理想や夢を語りたくなりがちだが,(倫理学的な考察とはどういうものかはともかく)生身のヒトが宇宙へ進出することに意味はあるの? を皮肉や批判ではなく,まじめに考えておくことは重要だろう。
読了日:02月16日 著者:稲葉振一郎

ガール・ミーツ・ガール (光文社文庫)ガール・ミーツ・ガール (光文社文庫)感想
(★★★☆☆)『疾風ガール』に続く,天才ミュージシャン夏美の物語。まもなくデビューというところに,ひょんなことから夏美とはなにもかも正反対な売れっ子お嬢様シンガーコラボすることになるのだが,音楽ものの青春小説にも俺tueee系ってあるんだなって思って読んだ。大人たちの世界理不尽に巻き込まれながらも,まっすぐに突き進む清々しさに,そしてクライマックスのそのシーンにちょっと心を打たれてしまう。というわけで,やっぱり疾風少女のド直球青春小説なのであった。あと,お父さん調子よすぎィ!
読了日:02月09日 著者:誉田 哲也

疾風ガール (光文社文庫)疾風ガール (光文社文庫)感想
(★★★☆☆)アマチュアロックバンド天才的なギターの才能をみせる夏美。彼女を描くド直球な青春小説かと思いきや,途中から急にミステリーに。登場キャラと共についつい真相を追いかけたくなり,すいすいと読み進めてしまう。が,そうして最後まで読み終えてみると,結局のところ紛うことなき「疾風少女のド直球な青春小説」でした。それにしてもこれ,マキが全部もっていっただろ。
読了日:02月04日 著者:誉田 哲也

鳩の撃退法 下鳩の撃退法 下感想
(★★★★☆)上巻読了から1年。ついに読み終わったw 上巻の最後で繋がり始めたと思ったところだが,またしばらくまどろっこしく進む。小説の中の小説という体だったり,時系列が行ったり来たりだったりすることが,まどろっこしさに拍車をかけている。しかし終盤! その畳み込みに思わず声が出る。まどろっこしさはこのためにある。そして,『鳩の撃退法』。撃退法。
読了日:01月22日 著者:佐藤 正午

高い城の男 (1984年) (ハヤカワ文庫―SF)高い城の男 (1984年) (ハヤカワ文庫―SF)感想
(★★★☆☆)第二次大戦ナチス日本が勝利し,アメリカ占領統治しているという歴史改変物。ヒューゴ賞受賞作で評価の高い作品だが,読みやすいかというと正直そうでもない。物語の中で逆にアメリカが勝利していたら,という小説が登場し,虚構の中の虚構は現実といったギミックや,古物の本物と贋作考察などは面白みがあるものの,人物達の繋がりや全体としてのまとまりが感じられず,結局,何なの? といった印象が拭えない。その点,Amazonドラマ版は,世界観・心理描写・サスペンス要素などとてもよく作り替えたのだなと思う。
読了日:01月03日 著者:フィリップ・K.ディック

読書メーター

2017年01月01 日(日)

[] 2016年に読んだ小説(一部,非小説

2016年の読書メーター
読んだ本の数:32冊
読んだページ数:9841ページ
ナイス数:315ナイス

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)感想
(★★★★★)映画君の名は。』の4人の登場人物を掘り下げた4編オムニバス映画の中ではほとんど語られない,一人ひとりの裏側が明かされる。映画のあのシーンで,彼女や彼はどんな立場でいたのか,どんな心境でいたのか。どの物語文章の運びに勢いがあり軽妙で読みやすいながらも,心理や情景がとても深く描かれていて感動した。4編のどれもがそれぞれに光っていたけれど,妹の四葉の「アースバウンド」と,特に父の俊樹の「あなたが結んだもの」は秀逸。本編に比肩する奇跡ストーリーであった。映画を見た人には是非ともおすすめ
読了日:11月29日 著者:


ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下 (ハヤカワ文庫SF)ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下 (ハヤカワ文庫SF)感想
(★★★☆☆)本題に入る後半。立ちはだかる障害を乗り越えつつターゲットに向かって突き進む主人公ら。彼らそれぞれが持つわだかまりの噴出。はちゃめちゃな大スペクタクルバトル。そして,ラストに明かされる冒頭からちくちくと刺していた主人公のあれの真実…。と,いかにもなB級ハリウッド映画感が満載であった。
読了日:11月13日 著者:ピータートライアス


ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF)ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF)感想
(★★★☆☆)第二次世界大戦枢軸国側が勝利した後の世界という歴史改変小説。現代版『高い城の男』との売り文句であったが,『高い城の男』は長期にわたって積ん読なので,後ほど読みたい ^^; さて,アメリカナイズされたというかステレオタイプも一層こじらせた感じのディストピア日本が酷い(笑) 徹底的にグロくしておけばSFっぽいってわけじゃねーぞ!と言いたい。世界観が染み渡ったところで下巻へ。
読了日:11月8日 著者:ピータートライアス


デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping? (講談社タイガ)デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping? (講談社タイガ)感想
(★★★★☆)Wシリーズ第4弾。フランス発見された,謎のコンピュータ不思議な一族をめぐるお話。前作に登場した人工知能にひきつづき,新たな存在が現れて,激しい戦いを繰り広げる。人・ウォーカロン人工知能の境界が,現実電脳空間の境界が徐々に曖昧になっていく様は,それが未来必然であると感じさせる。これは設計された未来なのか? またも次作が待ち遠しい。そして,エピローグまさかウグイが…そんな……!(笑)
読了日:11月1日 著者:森博嗣


あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)感想
(★★★★☆)表題作ほか,短編全8編。表題作の,フェルマーの原理をもとにした時間を超越した構成には息が漏れた。変分原理をかじっていないとその面白みがあまり伝わらないのでは?とも思ったけれど。どの作品も,特徴的な世界観で,頭を使ってじっくりと楽しむちょっと骨太なもの。読後にあれこれと考えたり,戻って読み直したりしながら,じわじわと面白みが増してくるスルメのような物語たちのようだ。あと,『理解』はラノベ(笑)
読了日:10月25日 著者:テッド・チャン


銀盤カレイドスコープ〈vol.9〉シンデレラ・プログラム:Say it ain’t so (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ〈vol.9〉シンデレラ・プログラム:Say it ain’t so (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
(★★★★★)前巻の盛り上がりに,タズサの進撃を否応もなく期待しているところへ,まさかの展開。しかし,長い長い地下トンネルを抜けた先の最高峰カタルシス。熱い! シリーズ全般に言えることだが,特に試合の描写では,絶望から歓喜,失策から神技までをよくもこれほど多彩に表現できるものだと感服する。友人にこの最終巻をおすすめされてから3年がかりで少しずつ読み進めてきたが,その甲斐あって余りある物語であった。最後を迎えて少し寂しい。で,1巻の幽霊は何だったんだ(笑)
読了日:10月5日 著者:海原零


銀盤カレイドスコープ〈vol.8〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ〈vol.8〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
(★★★☆☆)親愛なる天上の人への挑戦と決別。ドラゴンボール的な過酷な修行から始まり,あの高飛車の極みであるタズサの動揺,絶望,そして歓喜と,最終決戦への盛り上がりもひとしお。リアよ,これはもしかして最強のツンデレなのか? クライマックスの最終9巻に期待。
読了日:9月27日 著者:海原零


夢みる葦笛夢みる葦笛感想
(★★★★★)表紙イラスト幻想的で目を引く上田早夕里SF短編10編。1編1編が短くて読みやすいながらも,その内容は濃密。情景が鮮明に目に浮かび,その上田ワールドに一気に引き込まれた。異形の怪物や人工知能,超常の何か……など,ヒトならざるものを通して描かれるヒトの内面。必ずしも爽快な終わりとはならない寂寥感が漂う物語たちが心にしみる。ふだんSFを読まないという人にもおすすめ
読了日:9月26日 著者:上田早夕里


灰と幻想のグリムガル level.9 ここにいる今、遥か遠くへ (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.9 ここにいる今、遥か遠くへ (オーバーラップ文庫)感想
(★★☆☆☆)なんかパーティーのみんなそれぞれが,メンバーそれぞれのことをうじうじ考えているというお話(笑) まあこれまでの展開からしても,この遅々とした展開はグリムガルらしさではあるのだけど,けど…ね。そんな散り散りのバーティは再集合できるのか! そしてなによりメリイさん…!
読了日:9月18日 著者:十文字青


風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake? (講談社タイガ)風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake? (講談社タイガ)感想
(★★★☆☆)Wシリーズ3作目。事件後の再調査で一連のできごとの謎に迫っていく。前2作にくらべてペースを落とし,じっくりと展開していく感がある。古い時代の人物とのつながりが少しずつ見えてくるが,なかなか焦らされる。そして,そんな終わり方あり!? 続きを早よ!
読了日:8月15日 著者:森博嗣


ソードアート・オンライン (18) アリシゼーション・ラスティング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (18) アリシゼーション・ラスティング (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)SAO完結! 果てしなく続いてきたアリシゼーション編がついに終わる(笑) 超絶スーパー俺TUEEEE同士の文字通り次元を超えた最終決戦は圧倒的。囚われのデスゲームからスタートした物語がとてつもなく壮大な世界までやってきたものだけど,やっぱりアインラット編のあの緊迫感と悲壮感に心をつかまれた者としては,そこから遠く離れてしまったのは少し残念ではある。読後に見た裏表紙カバー)のイラストがうぷぷ。
読了日:8月13日 著者:川原礫


武士道ジェネレーション武士道ジェネレーション感想
(★★★★☆)武士道シリーズ完結編(?)。このシリーズの妙である個々人やそのつながりから生まれる人の成長,人の内面を深掘りしていく展開に今作も引き込まれた。歴史解釈問題という,これまでにない題材も登場し,過去シリーズの流れからはみ出たところに少々引っかかりを覚えたものの,道場閉鎖にからむある秘密を通して描かれる香織の成長や,香織と早苗の掛け合い,その深い信頼関係に思わず涙。「武士道と云うは、死ぬ事と見付けたり」。
読了日:8月10日 著者:誉田哲也


魔法の色を知っているか? What Color is the Magic? (講談社タイガ)魔法の色を知っているか? What Color is the Magic? (講談社タイガ)感想
(★★★☆☆)Wシリーズ2作目。人類の存続に関わる秘密の鍵を握る,ある民族を巡るミステリィ。停滞した色の薄さを感じさせる世界観に似合わない,激しい展開に驚きながら読む。キーワードは前作から続く「魔法の色」。しかし,森さんらしくあれこれ詳しく説明されたりはしないので,さらっと読んでるとなんのこっちゃになってしまう。このシリーズ,もう少しじっくり読んだ方が楽しめそうだ。
読了日:8月7日 著者:森博嗣


風よ。龍に届いているか (幻想迷宮ノベル)風よ。龍に届いているか (幻想迷宮ノベル)感想
(★★★★★)Kindle復刻版。『隣り合わせの灰と青春』『不死王』につづく,ベニー松山ウィザードリィ小説第3弾。頭からおしりまで緊張感に満ちた展開は,まさにウィザードリィ(まあ,ウィザードリィ実はそんなにやってないんだけどね)。ウィザードリィを知らずとも,この圧倒的な緊迫感と純ファンタジー感には,没頭せざるを得ない。過去2作品とも絶妙に連動してすべてが収束する過程にも惚れ惚れする。そして,ニンジャ最強。サムライ最強。
読了日:7月25日 著者:ベニー松山


幻獣調査員 (ファミ通文庫)幻獣調査員 (ファミ通文庫)感想
(★★★☆☆)カクヨムで読む。短編連作。ほんわかした雰囲気と少しばかりダークな雰囲気微妙に混在する感じがよい。こういうファンタジーは,ときどき摂取したくなる。
読了日:7月8日 著者:綾里けいし


彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? (講談社タイガ)彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? (講談社タイガ)感想
(★★★★☆)百年シリーズのさらに先,ある種停滞した未来の話。我々にとっての日常日常じゃない風を,逆に我々にとっての非日常日常である風を,あちこちでさらっと書かれているのがとてもよい。百年シリーズからウォーカロンという存在が好み。
読了日:7月2日 著者:森博嗣


銀盤カレイドスコープ〈vol.7〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ〈vol.7〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
(★★★☆☆)タズサ,だいぶしおらしくなっちゃった感ある。そして百合…なのか……? とはいえ,やっぱり世界の先頭集団を走る者の矜持溢れるタズサである。
読了日:6月10日 著者:海原零


不死王 (幻想迷宮ノベル)不死王 (幻想迷宮ノベル)感想
(★★★★★)
読了日:5月11日 著者:ベニー松山
隣り合わせの灰と青春 (幻想迷宮ノベル)隣り合わせの灰と青春 (幻想迷宮ノベル)感想
(★★★★★)
読了日:5月4日 著者:ベニー松山


ソードアート・オンライン (17) アリシゼーション・アウェイクニング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (17) アリシゼーション・アウェイクニング (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)
読了日:4月10日 著者:川原礫


灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ (オーバーラップ文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:3月27日 著者:十文字青


ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫)ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫)感想
(★★★☆☆)カクヨムで読む。怒濤の鬱展開。すべてはぷりるんへ。
読了日:3月22日 著者:十文字青


灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹 (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹 (オーバーラップ文庫)感想
(★★★★☆)異世界からの異世界,そして異世界……。巻が進むたびに振り出しに戻されているようにも思えるが,だからこその緊張感がよい。そして,凡人主人公ハルヒロの,凡人ゆえの慎重に慎重を期する考え,自己を戒める姿勢がよい。1ミリずつのじっくりした展開から生まれるリアリティがある(異世界だが!)。暗いよ! 陰気だよ! と感じる向きもあると思うが,違うんだ,この抑圧があるからこそ,ふとした瞬間の喜びにぐっとくるんだ。終盤,決意の後の進行はとめどない。そしてこのラスト。これは希望を紡ぐ物語だ。
読了日:3月8日 著者:十文字青


作家の収支 (幻冬舎新書)作家の収支 (幻冬舎新書)感想
(★★★☆☆)淡々とというかズバズバとありのままを述べる安定の森節。印税その他、収入と支出の話はまあそうだろうね、という感じで、一例としてとてもおもしろい。それはともかく、終盤の出版のみならず、ものの売れ方についての未来というか現状もズバリ。すべてがマイナ化する。関係ないけど、私も早く一日の労働時間を1時間にできるように努力したい。
読了日:2月19日 著者:森博嗣


灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって (オーバーラップ文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:2月14日 著者:十文字青


灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ (オーバーラップ文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:1月28日 著者:十文字青


灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:1月22日 著者:十文字青


灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だと割り切るしかなくても (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だと割り切るしかなくても (オーバーラップ文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:1月17日 著者:十文字青


灰と幻想のグリムガル level.2 大切じゃないものなんか、ない。 (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.2 大切じゃないものなんか、ない。 (オーバーラップ文庫)感想
(★★★★☆)
読了日:1月16日 著者:十文字青


灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ (オーバーラップ文庫)感想
(★★★☆☆)アニメ初回がいい感じだったので,早速原作を読み始めた。過去記憶がない少年少女たち。唐突に放り出されたファンタジー世界で生きのびるため,戦いの日々が始まる。ところどころ会話が状況に合わないように思えたり,文章の荒削りな印象を受けるところもあり,もう少しだけ雰囲気を引き締めてもよいように思えた(アニメ版がそういう感じ?)。が,凡人主人公ギリギリで命がけの日々は,切迫感がしみ出ていて引き込まれる。そしてまさかの展開…。彼らが苦悩しながら少しずつ進んでいく様は,現代の日常を煮詰めたものといえる。
読了日:1月13日 著者:十文字青


ぼくらの仮説が世界をつくるぼくらの仮説が世界をつくる感想
(★★★☆☆)コルク編集者 佐渡島さんの仕事論。ウケるコンテンツキーワードは「共感(親近感)」「自分事」「参加型」といったところか。この間読んだ三木さんの『面白ければ何でもあり』もそうだけれど,行き着くところは皆同じ。そして人を楽しませられる人は,みんな仕事を楽しんでいる。 ですよね。
読了日:1月7日 著者:佐渡島庸平


鳩の撃退法 上鳩の撃退法 上感想
(★★★☆☆)中盤,話の展開も,登場人物たちの会話もどうにも回りくどくて,なかなか読み進まなかった。……が! この巻最後の30章で急に,これまでの話がつながりはじめた! 下巻に行く前に,思わず最初からざっくり再確認。ここから下巻で,積み上げられた謎と伏線回収に期待が募ります。
読了日:1月2日 著者:佐藤正午



読書メーター

2016年01月01 日(金)

[] 2015年に読んだ小説

2015年の読書メーター
読んだ本の数:29冊
読んだページ数:9720ページ
ナイス数:257ナイス

天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと (ハヤカワ文庫)天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと (ハヤカワ文庫)感想
(★★★★☆)前巻から話が落ち着いてくるのかと思いきや,新たに明かされた事実によって文字通り再び世界が加速するとは! そうした世界の進行と並行して描かれる,ヒトと元ヒトとヒトでないものたちとの共存・愛情のあり方というテーマもみどころ。どうするんですか,ダダーさんよ。
読了日:12月31日 著者:小川一水
面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録感想
(★★★☆☆)メディアワークス電撃文庫編集者 三木さんの仕事論。言われてしまえば“当たり前”とも思えるが、それを自身で体系化し明文化実践し、何より結果を出している人の言葉は重い。めちゃめちゃ仕事してますねm(_ _)m 元気と勇気をくれる一冊。
読了日:12月29日 著者:三木一馬
ソードアート・オンライン プログレッシブ (4) (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ (4) (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)第五層攻略じわじわと活発化するラフコフ。軽率アスナに,はらはらさせられ手に汗握る。しかし,まだ五層にしてアスナとの親密度隠しパラメータが上がりすぎではないのか。そしてどれだけ続くんだこれ。また来年
読了日:12月13日 著者:川原礫
死者の村の少女―サーラの冒険Extra (富士見ファンタジア文庫)死者の村の少女―サーラの冒険Extra (富士見ファンタジア文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:11月15日 著者:山本弘
新ロードス島戦記〈6〉終末の邪教〈下〉 (角川スニーカー文庫)新ロードス島戦記〈6〉終末の邪教〈下〉 (角川スニーカー文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:11月11日 著者:水野良
新ロードス島戦記(5) 終末の邪教(上) (角川スニーカー文庫)新ロードス島戦記(5) 終末の邪教(上) (角川スニーカー文庫)感想
(★★★★☆)
読了日:11月10日 著者:水野良
新ロードス島戦記〈4〉運命の魔船 (角川スニーカー文庫)新ロードス島戦記〈4〉運命の魔船 (角川スニーカー文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:11月8日 著者:水野良
新ロードス島戦記 (3) 黒翼の邪竜 (角川スニーカー文庫)新ロードス島戦記 (3) 黒翼の邪竜 (角川スニーカー文庫)感想
(★★★☆☆)ヴェイルとボイドの会話がハイライト。あと,邪竜ナースのやる気なさっぷりがかっこいい。
読了日:11月5日 著者:水野良
新ロードス島戦記〈2〉新生の魔帝国 (角川スニーカー文庫)新ロードス島戦記〈2〉新生の魔帝国 (角川スニーカー文庫)感想
(★★★☆☆)ロードス各国歴訪ほか,いくつかのクエストをこなす感じ。必見は砂走りの秘密(笑)
読了日:11月1日 著者:水野良
新ロードス島戦記〈1〉闇の森の魔獣 (角川スニーカー文庫)新ロードス島戦記〈1〉闇の森の魔獣 (角川スニーカー文庫)感想
(★★★☆☆)新戦記は途中まで読んだ記憶があったが,読んでみると内容全然覚えていなかった。しかも,当時,旧戦記にくらべていまいち感があった気がしていたのだけど,今読むとそんなこともないじゃないか! と。やっぱりフォーセリアはいいなぁ。
読了日:10月25日 著者:水野良
新ロードス島戦記 序章―炎を継ぐ者 (角川スニーカー文庫)新ロードス島戦記 序章―炎を継ぐ者 (角川スニーカー文庫)感想
(★★★★☆)電子版が安売りされていたので十数年ぶりに再読。旧戦記と新戦記をつなぐ4つの短編。旧戦記本編でも登場したナルディアには,もっと活躍してもらいたかった,と当時思ったことを思い出した。
読了日:10月17日 著者:水野良
ソードアート・オンライン (16) アリシゼーション・エクスプローディング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (16) アリシゼーション・エクスプローディング (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)仮想世界に生きる人々の戦い。長くて長いアリシゼーション,冒頭から2/3は「巻いて!」って思いながら読んでいたが,アスナ様が降臨してから俄然集中力アップ(笑)。SAO全体の核心にも迫りつつ(?)次巻へ期待。
読了日:9月20日 著者:川原礫
きみは赤ちゃんきみは赤ちゃん感想
(★★★★☆)芥川賞作家による妊娠出産子育てエッセイ。前半の出産編は,コミカル表現に笑わされるも(当人は地獄なのであろうが),後半の産後編はたいへんなことになっている(苦笑)。ホルモンのなせる技といえばそうなのだろうけれど,元来,シンジ君も真っ青な内罰性格もあるのではなかろうか。しかし,つくづく妊娠出産というのは過酷なできごとである。
読了日:7月11日 著者:川上未映子
愚者のエンドロール (角川文庫)愚者のエンドロール (角川文庫)感想
(★★★★☆)
読了日:7月1日 著者:米澤穂信
氷菓 (角川文庫)氷菓 (角川文庫)感想
(★★★★☆)
読了日:6月28日 著者:米澤穂信
ビッグデータ・コネクト (文春文庫)ビッグデータ・コネクト (文春文庫)感想
(★★★★☆)
読了日:6月24日 著者:藤井太洋
歌うクジラ(上) (講談社文庫)歌うクジラ(上) (講談社文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:6月3日 著者:村上龍
ぼくのキャノン (角川文庫)ぼくのキャノン (角川文庫)感想
(★★☆☆☆)かつて軍が配備した大砲が鎮座する村。沖縄一豊かだが,その大砲を「キャノン様」と崇める,どこかしら謎めいたその村の秘密が明かされていく。なぜだか読み続けるのが難しく,途中何度も中断してようやく読み終えた。3人組の少年少女視点の展開にノスタルジーを感じさせる。が,村の秘密に差し迫っても,なんだか盛り上がれずに終わってしまった。
読了日:5月27日 著者:池上永一
Avalon 灰色の貴婦人 (MF文庫J)Avalon 灰色の貴婦人 (MF文庫J)感想
(★★★★☆)映画Avalon』の後日譚(?)。非合法の完全没入型MMORPGアヴァロン〉を舞台とした近未来SF。現実世界の荒廃ぶりや、アヴァロン内の極めて“リアル”な情景描写が素晴らしく、読んでいてまさに没入する。〈灰色貴婦人〉なる超戦士と〈未帰還〉のビショップの謎を追いかける終盤が熱い。ただ、白熱のクライマックスを越えたラストは、もう一歩その先を見せて欲しかったというのが正直なところである。
読了日:5月16日 著者:押井守
銀盤カレイドスコープ〈vol.6〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ〈vol.6〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
(★★☆☆☆)響子とドミニクの苦悩と苦闘。響子はともかく,ドミニクの憎しみの感情盲目的すぎて辟易してしまう。はい,つぎー。
読了日:4月29日 著者:海原零
機巧のイヴ機巧のイヴ感想
(★★★★★)江戸に似た時代背景に,噂の遊女・伊武。はたしてその正体は人間と区別のできない「機巧人形」…だと…? もうその設定だけでご飯3杯はいける。その時代錯誤SFとでもいうべき異色の雰囲気に酔いしれた。短編連作ミステリーで,人とは何かという定番テーマを織り込みつつ,次第に登場人物のつながり,世界の(怪しげな)しくみが見えてくる展開が圧巻。どの話もひっくり返してくるし! ともかく,“碁盤”をかばう伊武が愛くるしい(そこ?)。そして,各話の表題以外に片仮名が一語も出てこないところもまた。精巧物語
読了日:4月12日 著者:乾緑郎
新装版 ロードス島戦記 7    ロードスの聖騎士(下) (角川スニーカー文庫)新装版 ロードス島戦記 7 ロードスの聖騎士(下) (角川スニーカー文庫)感想
(★★★★★)シリーズ最終巻にふさわしい壮大なラスト物語は終わりだが,登場人物たちそれぞれにとってはまた,始まりでもある。そう描かれているのが素晴らしい。後のクリスタニアとのつながりとか,今思うと懐かしいなぁ。善だの悪だのと割りきれるものでもなく,どのキャラの振る舞いにも説得力があってとてもよい。あと,TRPG感もすごく伝わる。懐かしいなぁ。
読了日:3月22日 著者:水野良
薫香のカナピウム薫香のカナピウム感想
(★★★★☆)地上40メートル熱帯雨林の樹上で人々が暮らす世界。遠い昔に高度な文明が衰退した後の時代という,大好物の設定が嬉しい。「香り」で表現される熱帯雨林の濃密な大気が,圧倒的な存在感視覚に現れる。すごい。一人の少女がたどる苦難の旅から世界秘密が少しずつ明らかになる展開にわくわくする。そして,人類文化人類そのもののあり方・存在意義に対する問いかけに悶絶した。このあたりは,さらにもう一歩じっくり掘り下げて欲しいので,続編や前日譚を是非!
読了日:3月10日 著者:上田早夕里
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)零と雪風が“覚醒”。人類アイデンティティーを問うた前作からさらに進み,「自己」とは何かという禅問答が今回のテーマか。状況が大きく動く,異星体ジャムとの戦闘の場面は,雪風との駆け引きも相まって緊張感満点で,思わず息を止めて読み進めた。得体の知れない異星体ジャム戦闘知性体(人工知能)の雪風人間 深井零大尉というグラデーションを通して,「自己」とは何か,人が人たり得るのはなぜか,を考えさせる展開に呻る。あと,雪風かわいい(ミギーかわいい的に)。
読了日:3月3日 著者:神林長平
My Humanity (ハヤカワ文庫JA)My Humanity (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)SFとはつくづく「人間」を問う物語である。短編4編からなるこのMy Humanity。疑似神経制御言語による人格の補完技術,人の知性を超えた超高度AI,自己増殖し人の制御を離れてしまったナノマシンと,その超テクノロジーに心をくすぐられないわけがない! しかしやっぱり物語の根幹は,それら超テクノロジーを介して描かれる「人間性」。4編通して,えも言われぬ絶望感や後味の悪さがしみ出すような物語であるのに,どれもこれもが,ぐっと心を惹きつける。長谷氏が描く絶望的な物語は,とてもよい。
読了日:2月16日 著者:長谷敏司
ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)感想
(★★★★☆)ドラマで見たので,栞子さんのイメージが頭の中で混線…。それはともかく,乱歩を題材として開かずの間,じゃない金庫やら隠しなんとかやらとナゾトキ要素が盛りだくさん。ギミックのみならず登場人物たちが織りなす二重三重に絡んだ謎に,まだあるのか! と追い打ちをかけられる。しかし,三上氏はどれほど乱歩を調べまくったのだろうか。
読了日:2月14日 著者:三上延
ネクロポリス 下 (朝日文庫)ネクロポリス 下 (朝日文庫)感想
(★★☆☆☆)上巻の感想で,「(ファンタジーミステリーが)下巻でうまく融合することを期待」と書いたが,こんな「融合」の仕方をするとは…。やっぱりどうしても,とりとめのなさを感じてしまい,ラストも「それじゃあ今までの話はなんだったの!」と言わざるを得なかった。無念。
読了日:1月12日 著者:恩田陸
ネクロポリス 上 (朝日文庫)ネクロポリス 上 (朝日文庫)感想
(★★☆☆☆)故人と再会できる「アナザー・ヒル」で起きた殺人事件(?)の犯人捜し。日本イギリスを足したような文化をもつ「V.ファー」なる国の妙な空気感は興味深い。けれど,故人が現れるとか,怪奇現象普通に起きるとかといったファンタジー部分と,殺人事件犯人は誰だとか,あいつが怪しいといったミステリーの話があっちへ飛びこっちへ飛びして足場が定まらない感じ。下巻でうまく融合することを期待。
読了日:1月4日 著者:恩田陸
生存者ゼロ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)生存者ゼロ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
(★★☆☆☆)北海道根室沖の石油採掘施設で,出血熱様の奇病によって職員が全滅。そこから端を発する未曾有の危機が日本を襲う。冒頭から緊迫感満点で,その後のミステリーっぷりにドキドキ感が募る。が,真相に触れたところで,それはさすがに痕跡が残るでしょ,と思わざるを得ず,冬の北海道でそれは…などなど,核心部分から細部に至るまであれやこれやが許容できず。終盤はもうB級映画コメディとなってしまった。。前半はいろいろと緻密に描かれていただけに残念。
読了日:1月3日 著者:安生正

読書メーター

2015年01月03 日(土)

[] 2014年に読んだ小説

2014年の読書メーター
読んだ本の数:39冊
読んだページ数:14300ページ
ナイス数:359ナイス

屍者の帝国 (河出文庫)屍者の帝国 (河出文庫)感想
(★★★★★)舞台は,死者を甦らせて使役する技術が普及した19世紀末。脳内イメージロバート・デ・ニーロ主演の映画フランケンシュタイン』そのまま。灰色で茶色の視界が広がり,その禁忌的な世界にすぐさま引き込まれる。そして人の意識の根源を問う古くて新しい視点に釘付けに。歴史改変具合が絶妙で,そこにつながるのか! と惚れ惚れ。何より驚愕の結末に戦いた。多くを円城塔氏が書き継いだとはいえ,夭折した伊藤計劃氏の『虐殺器官』『ハーモニー』に通じる“何か”をその文章から感じずにはいられなかった。文庫あとがきも必見。
読了日:12月31日 著者:伊藤計劃,円城塔

天冥の標VIII  ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)絶望的な状況にようやく一筋の光が差しかける? PART1に引き続き,じわじわと世界の秘密が明かされる展開は,今後の大ジャンプに向けてじっくりと力をためている感じ。焦らすね。長きにわたって蓄積してきたあれやこれやが解き放たれるのをはやく見たい。しかし,最後のアレはどういうこと!?
読了日:12月30日 著者:小川一水

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (1) ―スクワッド・ジャム― (電撃文庫)ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (1) ―スクワッド・ジャム― (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)SAOのGGOのスピンオフ。フルダイブ型のバーチャルリアリティガンシューティングゲーム内でのバトルロイヤル。その潜伏・撃ち合いの緊張感が伝わるのはよい。が,後半のキーイベント理屈が唐突すぎ,かつわけわかめで受け入れがたいために,なんだかすっきりしない物語となってしまった。あと,小説地の文が敬体なのは,私には至極読みにくいということがわかった。
読了日:12月20日 著者:時雨沢恵一

ソードアート・オンライン プログレッシブ (3) (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ (3) (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)こんなものツンデレではない,ただのデレだ! …さて,巻を重ねるごとにSAOたらしめる緊迫感が薄れてしまっているのは,正直なところ残念ではある。が,RPGひとシナリオやり遂げた感を得られ,それなりに満足してしまうことであるよ。次を待つ。
読了日:12月11日 著者:川原礫

新装版 ロードス島戦記 6    ロードスの聖騎士(上) (角川スニーカー文庫)新装版 ロードス島戦記 6 ロードスの聖騎士(上) (角川スニーカー文庫)感想
(★★★☆☆)騎士見習いスパークくんの苦悩。ファンタジーの王道ともいえる,世界を滅ぼさんとする大イベントの序章には,わくわく感が募る(笑)
読了日:12月7日 著者:水野良

孤独の価値 (幻冬舎新書)孤独の価値 (幻冬舎新書)感想
(★★★☆☆)ひさびさに読む森氏。孤独自由である。安定の森氏節であった。
読了日:12月7日 著者:森博嗣

NOVA+ バベル: 書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)NOVA+ バベル: 書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)感想
(★★★★☆)書き下ろし短編8編。それぞれが違う方向性のSFで読み応えあり。なかでも「ノー・パラドクス」の世界のメカニズムはとてもいい。「バベル」の苦悩にも引き込まれた。「φ」の異次元具合になぜかにやにやし,「第五の地平」は超弦理論ギャグ草不可避w。
読了日:11月12日 著者:宮部みゆき,月村了衛,藤井太洋,宮内悠介,野崎まど,酉島伝法,長谷敏司,円城塔

そういうふうにできている (新潮文庫)そういうふうにできている (新潮文庫)感想
(★★★☆☆)エッセイなんて滅多に読まないけど,是非にと薦められたので。妊娠出産時の苦悩の日々を語る。こうした話題は“いい話”的になりそうなものだけど,飾ることなく赤裸々かつ正直に語られる。タイトルからもにじみ出るように,自己を(後から)冷静に見つめているところがとてもよい。ギャグ漫画家ならではの,でもさりげないコミカルな表現も良。こうした率直な体験記というのは貴重だと思う。
読了日:11月9日 著者:さくらももこ

地球から来た男 (角川文庫)地球から来た男 (角川文庫)感想
(★★★☆☆)短編それぞれがものすごく短いので,細切れ時間に読める。世にも奇妙な物語
読了日:10月26日 著者:星新一

土漠の花土漠の花感想
(★★★★★)熱い! 遥か異国のソマリア救出活動の任務にあたる陸上自衛隊空挺団を現地ゲリラが襲う。息をつかせぬ猛追からの撤退戦。その展開から目が離せず,ページをめくる手が止まらない。特殊な事情を抱える自衛隊だからこその葛藤や,複雑な心情をもつ間柄でありつつも,自らの使命を成し遂げようとする自衛官の使命感・絆に心揺さぶられる。
読了日:10月19日 著者:月村了衛

新装版 ロードス島戦記 5    王たちの聖戦 (角川スニーカー文庫)新装版 ロードス島戦記 5 王たちの聖戦 (角川スニーカー文庫)感想
(★★★☆☆)転戦,転戦。民衆をまとめる者たる王(領主)とはどうあるべきか。さまざまな性格の,状況下の統治者たちの姿と葛藤が描かれるけれど,やっぱりマーモ勢の振れ幅がいい。
読了日:10月12日 著者:水野良

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)火星の人 (ハヤカワ文庫SF)感想
(★★★★★)ああ,もう本当にこれは素晴らしい! 不慮の事故でたった一人火星に取り残された宇宙飛行士ワトニーのサバイバルストーリー。一歩間違えば死という過酷な環境を生き延びるため,物資と知力を駆使して四苦八苦。そのリアリティある展開に終始“目も心”も奪われる。これが科学だ! そして随所で披露されるワトニーのユーモアが秀逸。思わず噴き出してしまうけれど,そのユーモアが深刻な事態を冷静に見通す目であり,状況打破の根幹だろう。今年読んだ最高の物語。感動!
読了日:10月9日 著者:アンディ・ウィアー

新装版 ロードス島戦記 4    火竜山の魔竜(下) (角川スニーカー文庫)新装版 ロードス島戦記 4 火竜山の魔竜(下) (角川スニーカー文庫)感想
(★★★★☆)壮絶のオルソン。そして英雄の戦い。善だの悪だのと割り切れないものがそこにはあるのだ。
読了日:9月20日 著者:水野良

ランドスケープと夏の定理 -Sogen SF Short Story Prize Edition- (創元SF短編賞受賞作)ランドスケープと夏の定理 -Sogen SF Short Story Prize Edition- (創元SF短編賞受賞作)感想
(★★★★☆)お姉さん賢いのにそんなマッドになりうるか? とか,弟くん魂壊されかけてんのに寛大に過ぎないかとか,全然キャラに好感がもてないが,「知性定理」が素晴らしすぎた。
読了日:9月7日 著者:高島雄哉

模倣犯〈5〉 (新潮文庫)模倣犯〈5〉 (新潮文庫)感想
(★★★★★)「模倣犯」。なんと衝撃的なタイトルだろう。狂気と怒り,憎しみと寛容。登場人物たちの複雑な感情や反応に終始もやもやさせられる。しかし,それが人間。
読了日:8月22日 著者:宮部みゆき

模倣犯〈4〉 (新潮文庫)模倣犯〈4〉 (新潮文庫)感想
(★★★★☆)登場人物それぞれがある種の極限状態の中で取ってしまう言動。どんなに愚かで道理にあわなくても、そうしてしまうのは必定と理解しつつも、どの人物の振る舞いにも気持ち悪さを感じてしまう。きっとこれが人間の(人間対人間の)本質的な気持ち悪さなんではなかろうか。
読了日:8月15日 著者:宮部みゆき

ソードアート・オンライン (15) アリシゼーション・インベーディング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (15) アリシゼーション・インベーディング (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)まだまだつづくアリシゼーション。ラスボス後の裏ボスステージ? そんなことより,リアルワールドをどう収めるのかと。
読了日:8月11日 著者:川原礫

新装版 ロードス島戦記 3    火竜山の魔竜(上) (角川スニーカー文庫)新装版 ロードス島戦記 3 火竜山の魔竜(上) (角川スニーカー文庫)感想
(★★★☆☆)オルソンとシーリス! そんな人いたな。古代シューティングスターが鬼(竜です)。
読了日:8月3日 著者:水野良

オニキス (ハヤカワ文庫 JA シ 8-1)オニキス (ハヤカワ文庫 JA シ 8-1)感想
(★★★☆☆)短編5編。なんだか随所に漂う中二病感がたまらない(笑)。過去改変やら妄想幻想やら並行世界やら,どれも自分と他人,現実と虚構の境界が曖昧な,夢の中のようなふわふわとした感覚に浸れるのが良い。
読了日:6月28日 著者:下永聖高

都市と星〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF ク)都市と星〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF ク)感想
(★★★★☆)10億年に渡って外との接触を断ってきた都市ダイアスパー。転生によって永遠に生きる人類が住むその都市から,外界へ飛び出そうとする少年の世界を巻き込む冒険譚。ミステリー,冒険,深宇宙,あれやこれやと,指数関数的に壮大さを増していく展開に引き込まれる。この話,そんなとこまでいくのかよ!? って。
読了日:6月22日 著者:アーサー・C・クラーク

新装版 ロードス島戦記 2    炎の魔神 (角川スニーカー文庫)新装版 ロードス島戦記 2 炎の魔神 (角川スニーカー文庫)感想
(★★★☆☆)結局,新装版で再読しているという。ああ,この“まじめ”な文体が初読当時を思い起こさせる。2巻は砂漠の民の内戦。ナルディア短編もよかったんだよな,たしか。
読了日:6月14日 著者:水野良

コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)「時の泉」を泳ぐ生き物と,「時の楔」に生きる人類との時空を隔てた邂逅。軽いのでするっと読めた。総理とのやりとりが謎なんだけど……。
読了日:6月11日 著者:小川一水

盤上の夜 (創元SF文庫)盤上の夜 (創元SF文庫)感想
(★★★☆☆)正気と狂気の境界というか,なんというか。もっと深く読み込めればよかったのだが,私のタイミングが合わなかった。冲方丁氏の解説がまたすごい。
読了日:6月9日 著者:宮内悠介

天冥の標VIII ジャイアント・アークPART1 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標VIII ジャイアント・アークPART1 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)1巻裏面。イサリの煮え切らない,もやもやが伝染してもやもや。PART2待ち。
読了日:6月8日 著者:小川一水

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)正体不明の異星体ジャムと特殊な空軍の戦い。各章が脈絡なく展開されるようでいて,一貫してクリティカルな問いをじわじわと突きつけてくる。「人類」のアイデンティティが揺るがされる展開にぐっとくる。
読了日:5月28日 著者:神林長平

オービタル・クラウドオービタル・クラウド感想
(★★★★☆)危機に立ち向かう物語だけれど,科学や技術を楽しんでる感がとてもいい。未来は明るいと信じさせてくれる。最後の大発想(?)のところは,それでいいならそれまでは何だったのかと思わなくもないけど…。
読了日:5月21日 著者:藤井太洋

Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)フィリップ・K・ディック賞特別賞受賞作品。時空を超越しまくり,伝統の箱を転がし,大量のフロイトが出現。そのたびに,じわじわきたり,くすくすきたり。理解可能と意味不明の境界ぎりぎり,ちょっと意味不明側,という感じ(笑)。良。
読了日:5月4日 著者:円城塔

臨機巧緻のディープ・ブルー (朝日ノベルズ)臨機巧緻のディープ・ブルー (朝日ノベルズ)感想
(★★★☆☆)異星で知的生命3種がごったごた(笑) 人類大人だな。
読了日:4月19日 著者:小川一水

ソードアート・オンライン (14) アリシゼーション・ユナイティング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (14) アリシゼーション・ユナイティング (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)ラスボス戦。どうもいろいろクサさが目についてしまって…。で,ちょ! そのラスト
読了日:4月15日 著者:川原礫

新装版 ロードス島戦記    灰色の魔女 (角川スニーカー文庫)新装版 ロードス島戦記 灰色の魔女 (角川スニーカー文庫)感想
(★★★★★)懐かしい。大幅加筆とのことで,電子版で読んでみた。どこが加筆されたのかどころか,物語を相当忘れてしまっていた…。続きも再読か,これは。
読了日:3月31日 著者:水野良

UNDERGROUND MARKET アービトレーター (Kindle 連載)UNDERGROUND MARKET アービトレーター (Kindle 連載)感想
(★★★★★)現実が追い越してしまうほど,今と地続きの世界と思わせる。Kindle連載最終話まで次回が待ち遠しかった。そして,この続編ぜひ。
読了日:3月27日 著者:藤井太洋

あなたのための物語 (ハヤカワ文庫JA)あなたのための物語 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★★)痛くて辛くて絶望的な物語。人工知能を通して理性と感情と肉体(死)を,人間の本質を,突きつけられる。
読了日:3月22日 著者:長谷敏司

模倣犯3 (新潮文庫)模倣犯3 (新潮文庫)感想
(★★★☆☆)引き続きの犯人視点。急速に言動の稚拙感があらわれてきて,むむ。1巻のめまぐるしい展開とは変わって,亀の歩みでちょっと読み疲れた
読了日:3月1日 著者:宮部みゆき

模倣犯2 (新潮文庫)模倣犯2 (新潮文庫)感想
(★★★★☆)外道とはこのことだ…。ああでもそういう矛盾した人間いるんだろうなって思う。そしてそんな人間を生み出してしまう環境。こわ。
読了日:2月15日 著者:宮部みゆき

模倣犯1 (新潮文庫)模倣犯1 (新潮文庫)感想
(★★★★☆)数年積んどいた。久しぶりに読む重厚なミステリー。本来の意味煮詰まってくると,次のイベント,それが煮詰まるとまた次といった感じで進むので,ページをめくる手が止まらない。
読了日:2月14日 著者:宮部みゆき

巡幸の半女神 2 (講談社ラノベ文庫)巡幸の半女神 2 (講談社ラノベ文庫)感想
(★★★☆☆)人類と神との戦いはどこに向かうのか!? わからないまま,打ち切り。え……。
読了日:2月11日 著者:新井円侍

ゴースト≠ノイズ(リダクション)ゴースト≠ノイズ(リダクション)感想
(★★★★★)叙述がちょっとずるい気もする。けど,架と高町のルーズさと繊細さのバランスがよかった。
読了日:2月4日 著者:十市社

シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫JA)シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)生きてる宇宙船がいいな。
読了日:1月19日 著者:山本弘

天冥の標VII 新世界ハーブC (ハヤカワ文庫JA)天冥の標VII 新世界ハーブC (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)場所に微妙なずれがあったけど,思っていた世界に収束していく快感。どうなる人類
読了日:1月6日 著者:小川一水


読書メーター

2014年01月01 日(水)

[] 2013年に読んだ小説

2013年の読書メーター
読んだ本の数:38冊
読んだページ数:12268ページ
ナイス数:174ナイス

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)感想
(★★★★★)圧巻。過ちを犯し,繰り返すのが人類。それでも,もがいてあがいて未来想像創造する深紅の血。希望を乗せた夜空の輝きには,ほんとうに心を打たれる。
読了日:12月31日 著者:上田早夕里
深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)感想
(★★★★★)『華竜の宮』の続編。人類の存続を脅かす地球の「大異変」を目前にした人類混沌を描く。やっぱりこの圧倒的なスケール世界がすばらしい。その中の泥臭い人間性。没頭する。
読了日:12月25日 著者:上田早夕里
ソードアート・オンライン プログレッシブ (2) (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ (2) (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)ドRPGいねSAOなのだから,本当は悲壮感が欲しいところだけど。
読了日:12月15日 著者:川原礫
有頂天家族 (幻冬舎文庫)有頂天家族 (幻冬舎文庫)感想
(★★★☆☆)アニメを見ていたので,脳内映像は全部アニメだった。偽叡山電車に乗りたい。あとカエルになりたい。
読了日:1212日 著者:森見登美彦
みずは無間 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)みずは無間 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)感想
(★★★★☆)探査機に移植された人格の,長い長い心の旅。みずはもひどいが,透も……。
読了日:12月8日 著者:六冬和生
UNDERGROUND MARKET ヒステリアン・ケース (Kindle 連載)UNDERGROUND MARKET ヒステリアン・ケース (Kindle 連載)感想
(★★★★☆)Kindle連載。もう目の前すぎるほどの未来。やっぱり疾走の展開だった。
読了日:11月7日 著者:藤井太洋
銀盤カレイドスコープ vol.5 ルーキー・プログラム:Candy candy all my rules (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ vol.5 ルーキー・プログラム:Candy candy all my rules (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
(★★☆☆☆)高慢キャラばっかじゃないか
読了日:10月28日 著者:海原零
警察庁から来た男 (ハルキ文庫)警察庁から来た男 (ハルキ文庫)感想
(★★★☆☆)前作同様,終盤のスピード感に引き込まれる。緊張感は前作の方が上か。
読了日:10月15日 著者:佐々木譲
巡幸の半女神 (講談社ラノベ文庫)巡幸の半女神 (講談社ラノベ文庫)感想
(★★★☆☆)好物の崩壊世界特に前半の絶望感がすばらしい。終盤は…。
読了日:10月11日 著者:新井円侍
笑う警官 (ハルキ文庫)笑う警官 (ハルキ文庫)感想
(★★★★☆)じわじわとしみ出してくる緊迫感や,終盤の佐伯のめまぐるしい差配に没入。
読了日:10月3日 著者:佐々木譲
銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big sister but sister (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big sister but sister (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
(★★★☆☆)天才の妹編。そうきたか。
読了日:10月2日 著者:海原零
銀盤カレイドスコープ vol.3 ペア・プログラム:So shy too-too princess (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ vol.3 ペア・プログラム:So shy too-too princess (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
(★★★☆☆)タズサがドイヒーだけど読み進めちゃう
読了日:9月16日 著者:海原零
銀盤カレイドスコープ vol.2 フリー・プログラム:Winner takes all? (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ vol.2 フリー・プログラム:Winner takes all? (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
(★★★★☆)デレ。
読了日:9月15日 著者:海原零
銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
(★★★★☆)ツンデレ
読了日:9月12日 著者:海原零
睦笠神社と神さまじゃない人たち (このライトノベルがすごい! 文庫)睦笠神社と神さまじゃない人たち (このライトノベルがすごい! 文庫)感想
(★★★☆☆)裏側の日常悲壮感漂う主人公が嬉しい。指数関数的な盛り上がり曲線だった。次回作も是非。
読了日:9月9日 著者:深沢仁
ソードアート・オンライン (13) アリシゼーション・ディバイディング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (13) アリシゼーション・ディバイディング (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)ようやく終わりが見えてきたが…正直なところ,目を見張る展開があるというわけでもなく…しかし…まだつづくのか…。
読了日:9月5日 著者:川原礫
2 (メディアワークス文庫)2 (メディアワークス文庫)感想
(★★★★☆)言葉遊びというか、言葉だまし絵というか、「永久機関の説明」みたいなお話。ぶっ飛んでいてつまらない話と、ぶっ飛んでいるから面白い話はどこに違いがあるんだろう。
読了日:9月2日 著者:野崎まど
know (ハヤカワ文庫JA)know (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★★)今年はなかなか満足度の高い小説に巡りあえていなかったが、これは来た。「知る」が突き詰められていく感がとても良い。「知る」はやっぱり素晴らしい。
読了日:8月27日 著者:野崎まど
リビジョン (ハヤカワ文庫JA)リビジョン (ハヤカワ文庫JA)感想
(★☆☆☆☆)あれもこれもが強引過ぎではなかろうか。。
読了日:8月8日 著者:法条遥
リライト (ハヤカワ文庫JA)リライト (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)『時をかける少女』のオマージュ。冒頭,細かいところの雑さを感じてしまって,むむ,と思ったけれど,中盤から後半の勢いで一気読み。
読了日:8月3日 著者:法条遥
Gene Mapper -full build- (ハヤカワ文庫JA)Gene Mapper -full build- (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★★)元のものよりも丁寧に描かれ,それでも疾走感が失われず。おもしろ小説は,頭の中で展開される映像がとても鮮明。
読了日:7月31日 著者:藤井太洋
機龍警察 自爆条項 (下) (ハヤカワ文庫JA)機龍警察 自爆条項 (下) (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)上下巻通して長かった。個個人としても国家組織共同体としても重苦しく辛い話がずっと続くので、とっても疲れた
読了日:7月28日 著者:月村了衛
機龍警察 自爆条項 (上) (ハヤカワ文庫JA)機龍警察 自爆条項 (上) (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)世界理不尽でできている。
読了日:6月25日 著者:月村了衛
UNDER GROUND MARKETUNDER GROUND MARKET感想
(★★☆☆☆)短編。100円。物語が始まる前に終わっちゃう感じ。この時代からGene Mapper時代までどうつながっていくか,続編として描いてほしいな。
読了日:6月3日 著者:FujiiTaiyo
ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)アリシゼーション長い。。
読了日:6月2日 著者:川原礫
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)感想
(★★☆☆☆)マドレーヌ夫人の大冒険。ほんのり切ないお話だが,私の中では,すずちゃんの「あれ」が max 。たぶんみんなそう。
読了日:6月1日 著者:万城目学
天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)阿鼻叫喚…。慎重に慎重に石を積み上げる緊張感。そのひたすらな努力に感動する。一方で,終盤の宿怨にとらわれた振る舞いに怒りと悲しみがわき上がる。読む人の心をかき乱す展開。
読了日:5月19日 著者:小川一水
天冥の標6 宿怨 PART 2 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標6 宿怨 PART 2 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)まさに「宿怨」。いろんなレベルで“相容れない”ものたちは,やっぱり世界を変えてしまうのか。宇宙は不幸なのだろうか。
読了日:5月12日 著者:小川一水
機龍警察(ハヤカワ文庫JA)機龍警察(ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)冒頭から大波乱の展開。そして終始張りつめた空気が流れる物語。機甲兵装のイメージは完全にヴァンツァー。つづく!
読了日:4月30日 著者:月村了衛
青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)やっぱりファーストコンタクトいい。ファーストコンタクト恋愛恋愛ファーストコンタクト。なのか。
読了日:4月21日 著者:小川一水
ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング (電撃文庫)ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)ですよね,な急展開。
読了日:3月24日 著者:川原礫
この空のまもり (ハヤカワ文庫JA)この空のまもり (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★☆☆☆)ARもの。混沌とした雰囲気世界表現も。もっとじっくり展開してくれたら。
読了日:3月20日 著者:芝村裕吏
Gene Mapper -core- (ジーン・マッパー コア)Gene Mapper -core- (ジーン・マッパー コア)感想
(★★★★☆)なかなかハードSFスピード感意識して書かれたそうで,まさに疾走の展開。急になんやねん的な印象を受けるシーンもあるけど。おれもMappingされちゃおう(違)。
読了日:3月11日 著者:FujiiTaiyo
ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)感想
(★★★★☆)文体が、リズムがとてもいい。アオヤマ君とてもいい。終盤でお父さんに言った一言にはらり。
読了日:3月3日 著者:森見登美彦
マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★☆☆☆)心理戦につぐ心理戦…は,あまり集中して読めなかった。
読了日:2月20日 著者:冲方丁
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)感想
(★★★☆☆)栞子さんの謎,深まる。
読了日:2月19日 著者:三上延
天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)物語が集合してきた。が,まだまだ混沌
読了日:2月12日 著者:小川一水
天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)ザリーカがひどいw 断章がいい。被展開体の維持機構が気になって仕方がない。
読了日:1月5日 著者:小川一水

読書メーター

2013年01月13 日(日)

[] 2012年に読んだ小説(一部除く)

2012年読書メーター
読んだ本の数:48冊
読んだページ数:17462ページ
ナイス:144ナイス
感想レビュー:48件
月間平均冊数:4冊
月間平均ページ:1455ページ

詩羽のいる街 (角川文庫)詩羽のいる街 (角川文庫)感想
(★★☆☆☆) これは著者の雑多な主張を,架空の人物に述べさせたものであって,小説とはいわないような。。どうもド直球過ぎて,興がそがれてしまい,物語としてのおもしろみに欠く。──って,読んでたら,作品の中で「ページから作者の声が聞こえるとしらけるって」と,あるキャラに言わせていて噴いたw まあ,著者の主張はもっともなんだけどさ。
読了日:1月23日 著者:山本 弘
シェルブリット I ADEN ARABIE (角川文庫)シェルブリット I ADEN ARABIE (角川文庫)感想
(★★★☆☆)進化の末に宇宙船の姿となった人類種「ジーンライナー」て度肝を抜かれた。。登場人物が総じて最低w
読了日:1月29日 著者:幾原 邦彦,永野 護
シェルブリット II ABRAXAS (角川文庫)シェルブリット II ABRAXAS (角川文庫)感想
(★★☆☆☆)超詳細な設定があるけど,それが本編に生かされてるわけではないな。続きがあるのだろうか? 単行本として出たのは12年も前のようだけど。
読了日:1月29日 著者:幾原 邦彦,永野 護
時間のおとしもの (メディアワークス文庫)時間のおとしもの (メディアワークス文庫)感想
(★★★☆☆)短編集。表題作せつねー。最初の1編はともかく,総じて終わりの意味がよくわかりかねるが,まあ深くは考えない。
読了日:2月7日 著者:入間 人間
Mystery Seller (新潮文庫)Mystery Seller (新潮文庫)感想
(★★☆☆☆)ミステリー短編アンソロジー。『柘榴』がじわじわ怖かった。
読了日:2月15日 著者:
華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)感想
(★★★★★)日本地球惑星科学連合2017年大会から始まるSF大作。すごいなー。よくこんな物語書けるなー。組織と人の本性・駆け引きもさることながら、不自然ともいえるハイテクローテクの混在に説得力を持たせる背景とか、あぁ。アシスタント知性体ほしい。
読了日:3月2日 著者:上田 早夕里
リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫JA)リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)『華竜の宮』を読んでからの方が楽しめる。SFだが,実際に進行していることなんじゃないかと錯覚させるリアリティがある。いや,これは今まさに進行していることだろう。というわけで,アシスタント知性体ほしい…。
読了日:3月11日 著者:上田 早夕里
プリンセス・トヨトミ (文春文庫)プリンセス・トヨトミ (文春文庫)感想
(★★★☆☆)『鴨川ホルモー』と似てるといえば似てるし,似ていないといえば似ていない作風。
読了日:3月31日 著者:万城目 学
武士道シックスティーン (文春文庫)武士道シックスティーン (文春文庫)感想
(★★★★★)久々にページをめくる手が止まらなくなった。終盤なんか,鼻がツーンとこざるを得ない。この微妙で複雑な心情の物語はどうやって生み出すのだろうか。
読了日:4月5日 著者:誉田 哲也
武士道セブンティーン (文春文庫)武士道セブンティーン (文春文庫)感想
(★★★★★)シックスティーンほど鼻ツンではなかったが、胸キュンたった。恋愛小説とかじゃないのに。
読了日:4月9日 著者:誉田 哲也
武士道エイティーン (文春文庫)武士道エイティーン (文春文庫)感想
(★★★★★)シリーズ3巻揃ってページターナーだった。幾人かのサイドストーリーが沁みる。
読了日:4月17日 著者:誉田 哲也
のぼうの城 上 (小学館文庫)のぼうの城 上 (小学館文庫)感想
(★★★☆☆)序盤どうもなかなか読み進められず。後半での決定的一台詞でおおっ?となったので下巻に期待。
読了日:4月28日 著者:和田 竜
のぼうの城 下 (小学館文庫)のぼうの城 下 (小学館文庫)感想
(★★★☆☆)戦の描写が爽快。のぼう様の魅力もさることながら、三成の生き様がなかなかいい。
読了日:5月1日 著者:和田 竜
火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)感想
(★★★★☆)何となく古風な印象を受ける冒頭。そして衝撃の事件が発生してからは,ぐいぐいと引き込まれた。パラテラフォーミングされたマリネリス峡谷には,行ってみたいが住みたくはないかな。
読了日:5月5日 著者:上田 早夕里
南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★★)そんな都合のいい展開があるかーい!と本をぶん投げるその顔はニヤニヤ,な小説。特に前半は本当にそんな風に世の中が進みそうな,というかほとんどそうなってんじゃね?と思わせる。文明の非線形領域とはそういうものだろう。
読了日:5月6日 著者:野尻 抱介
太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)感想
(★★★★★)痺れた。本当にその状況に居合わせいるかのような緊張感と不安感と期待感。衝撃的なイベントの連続。その度に胸を突き抜ける高揚感がたまらなかった。そして少し泣けた。白石亜紀と一緒に。
読了日:5月10日 著者:野尻 抱介
魚舟・獣舟 (光文社文庫)魚舟・獣舟 (光文社文庫)感想
(★★★☆☆)鬱れるね。『くさびらの道』のグロテスクさにどんより。『火星ダーク・バラード』の前日譚『小鳥の墓』の村上春樹的な雰囲気,からのどす黒さにどんより。えぐってくる。
読了日:5月27日 著者:上田 早夕里
沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)野尻さんの小説は最後に必ずめちゃでっかい夢を置いていく。始まってわくわく、終わってわくわくで爽快。ファーストコンタクトまだかなぁ。
読了日:6月4日 著者:野尻 抱介
星を継ぐもの (創元SF文庫)星を継ぐもの (創元SF文庫)感想
(★★★★★)なんと想像力(創造力)豊かにつくられた物語だろう。そして綿密に組み立てられた物語でもある。35年前の作品だが,少しも古くささを感じさせない。続編読もう。
読了日:6月24日 著者:ジェイムズ・P・ホーガン
トーマの心臓 Lost heart for Thoma (文庫ダ・ヴィンチ)トーマの心臓 Lost heart for Thoma (文庫ダ・ヴィンチ)感想
(★★★☆☆)全体の雰囲気は、どちらかと言えば森博嗣な状態であると評価できる。ところで、なぜ「トーマの心臓」なんだろう。
読了日:6月28日 著者:森 博嗣
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)感想
(★★★☆☆)メディアワークス文庫はするする読める。古本にたまについているパラフィン紙ってなんかいい。絶版専門書とか買うとついてたなぁ。
読了日:6月30日 著者:三上 延
長い腕 (角川文庫)長い腕 (角川文庫)感想
(★★★☆☆)終始もやもやとした落ち着かない雰囲気が漂う。長い腕?
読了日:7月11日 著者:川崎 草志
宇宙と惑星と 機動戦士ガンダムUC(8) (角川文庫)宇宙と惑星と 機動戦士ガンダムUC(8) (角川文庫)感想
(★★★★☆)緊張感が終始続く巻だった。それぞれの立場の内面を掘り下げるような中盤は,ちょっとだけしんどいか。
読了日:7月28日 著者:福井 晴敏
虹の彼方に(上) 機動戦士ガンダムUC(9) (角川文庫)虹の彼方に(上) 機動戦士ガンダムUC(9) (角川文庫)感想
(★★★☆☆)早い話がどろんどろん…。まあガンダムだからね。マリーダさぁーん!!
読了日:8月12日 著者:福井 晴敏
僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ文庫JA)僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)テンポよく、タイミングよく、おぅ? となるイベントが放り込まれるので、なかなかページをめくる手を止められなくなる。あと故郷の某町の名前が出てきて驚く。
読了日:8月14日 著者:小路 幸也
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)やっぱり、そんな都合のいい展開があるかい!w って感じだけど、うきうきな気分で読んじゃう、引き込まれちゃう。で、霧子w
読了日:8月19日 著者:野尻 抱介
銀河不動産の超越銀河不動産の超越感想
(★★☆☆☆)そう、すべては成り行きなのだ
読了日:8月24日 著者:森 博嗣
ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)感想
(★★★★★)アニメから入ってハマってしまった。仮想世界の中のファンタジーという設定,ベタだけど引き寄せられちゃう。展開も“べったべた”なライトノベル。それがよい。
読了日:8月30日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)感想
(★★★★☆)泣いてまうやろ…。
読了日:9月1日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)どんどんユルくなっていくな…。SAOの緊迫感がほしいな。
読了日:9月2日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈4〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈4〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)そういう関係は生理的に受け付けないとか、あまりにクズ過ぎるとか、チートにも程があるとかいろいろ。SAO の悲壮感が欲しい。
読了日:9月5日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈5〉ファントム・バレット (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈5〉ファントム・バレット (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)状況をがらりとかえるという思い切りがすばらしい。ダークサイドも少しだけ戻ってきていい感じ。
読了日:9月9日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫)ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)現実と仮想とトラウマと。リンク・スタート。
読了日:9月15日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)だから,泣いてまうやろ,ってば。ベタ耐性低下中。
読了日:9月17日 著者:川原 礫
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)感想
(★★★★☆)『星を継ぐもの』の続編。怒濤のラスト22ページがすごい。そしてエピローグ4ページ,胸が熱い。
読了日:9月19日 著者:ジェイムズ・P・ホーガン
ソードアート・オンライン〈8〉アーリー・アンド・レイト (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈8〉アーリー・アンド・レイト (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)やっぱりSAOはいい。絶望感,悲壮感がなんともいえない。「はじまりの日」は特に。現実(仮想)の逃避と無意識の執念,そしてその中の絶望
読了日:9月25日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン (9) アリシゼーション・ビギニング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (9) アリシゼーション・ビギニング (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)また新しい世界を作ってきた。世界をあっさりと捨てていくというのはなかなか素晴らしい。ただ,緊迫SAOは継続してやってほしいところ。
読了日:10月1日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)ロジャー・ペンローズな前半。後半は,なだらかな長い坂をずっと上ってる感じ。
読了日:10月14日 著者:川原 礫
風の邦、星の渚 上―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)風の邦、星の渚 上―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)感想
(★★★☆☆)弟の開眼っぷりがいい。
読了日:10月30日 著者:小川 一水
風の邦、星の渚 下―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)風の邦、星の渚 下―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)感想
(★★★☆☆)チートシムシティ(違)。やっぱり開眼した弟の物語だ。
読了日:11月4日 著者:小川 一水
マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)初、電子書籍読了小説。なんちゅうドス黒、なんちゅう絶望。そしてこのあと希望はどこへいくのか。
読了日:11月24日 著者:冲方 丁
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)高度化したあと訳あって少し衰退+失われた技術な設定は大好物。いろいろてんこ盛りで下巻はどうなっちゃうのか。
読了日:11月26日 著者:小川 一水
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)「ちょ、おいィ!?」言いました。壮絶な展開に加えてまだまだバラ巻きまくり。次だ!次! ユレイーン!
読了日:12月4日 著者:小川 一水
天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★★)I上下から一転して、涙の物語。前巻でこれは…と思ったことが補強されたた。真相やいかに。さあ、次。
読了日:12月9日 著者:小川 一水
天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)感想
(★★★☆☆)のろのろで一瞬な宇宙戦! それにしても,救世群…。
読了日:12月16日 著者:小川 一水
ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)感想
(★★★★☆)帰ってきたSAO。でもまだまだライト
読了日:12月24日 著者:川原 礫
中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?感想
(★★★★☆)やっぱり素直がいちばん
読了日:12月29日 著者:NHK_PR1号
天冥の標: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)天冥の標: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)なんという官能小説。二つの種族アイデンティティ,「不宥順」と「混爾」の追究のくだりに,ふむ。
読了日:12月31日 著者:小川 一水

2012年に読んだ本まとめ
読書メーター

2012年06月02 日(土)

[] Macで,何にも考えずにDVDiPod TouchiPhone)へ送る方法

準備

  1. FairmountをインストールMac DVDRipper Pro: Rip DVDs on your Mac - Free Trial!
  2. VLC media player version 1.x.x 32bit版をインストールno title *1
  3. HandBreakをインストールno title

実行

  1. Fairmountを起動してDVDを挿入。
  2. HandBreakを起動して,マウントしたDVDを開く。(参考:HandbrakeでiPhone4やAndroid向けに動画変換する時、解像度はどれ位が良いの? - ぼくんちのTV 別館
  3. プリセットからiPhone & iPod Touch」をクリック
  4. 変換!
  5. iTunesに入れて同期。

*12.0以降では動かなかった。以前インストールしたやつをタイムマシンで呼び戻したので,新規インストール場合は試していない。

2012年01月22 日(日)

[][] 『詩羽のいる街』 山本弘 著 (★★☆☆☆)

詩羽のいる街 (角川文庫)
山本
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これは著者の雑多な主張を,架空の人物に述べさせたものであって,小説とはいわないような。。

どうもド直球過ぎて,興がそがれてしまい,物語としてのおもしろみに欠く。

──って,読んでたら,作品の中で「ページから作者の声が聞こえるとしらけるって」と,あるキャラに言わせていて噴いたw

まあ,著者の主張はもっともなんだけどさ。




[] 『ハッピーフライト』 (★★☆☆☆)

綾瀬はるか演じるCAが,愚かすぎて,失敗して叱られようと,当然だろ!となって,同情はできないw

後半のみんながおのおのの立場でがんばってる感は,いいと思うけど,けど,まあ,うん。






[] 『おくりびと』 (★★★☆☆)

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いまどきそんな偏見あんのかよ!って思ってしまうが,あるところにはあるんだろうなぁ。

人の死を題材にしているがゆえに,シュールでおもしろい。






2012年01月04 日(水)

[] 『スナッチ』 (★★☆☆☆)

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[] 『陰日向に咲く』 (★★☆☆☆)

切ないお話をいろいろ集めて,最後につなげてみました,といった感じ。

けど,なんかまとまりがない。






2012年01月03 日(火)

[] 『借りぐらしのアリエッティ』 (★★☆☆☆)

「借りぐらしよ」

……泥棒です。

相変わらず絵の美しさや,一つ一つの動きにすごさを感じた。小人視点で家の大きさが感じられた。




[] 『砂時計』 (★★★☆☆)

夏帆が可愛すぎて生きるのがつらい映画

主人公に全然共感できないし、都合よすぎんだろ、という批判もあろうかと思うけれど、割と好き。。

終盤のある二つのシーンが好感触へ傾けた。




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