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6月23日、郡山での生活も残りわずかとなり、今まで近寄らなかった東側に行ってみた。



国道288号を東へ。田村市船引を過ぎると都路街道という名前が付けられている。この僻遠(失礼)の地に都路とはいかなる所以であろうか。
都路地区に入ると、道路脇に除染ゴミの黒い袋が仮置場として集積されているのが目立つようになる。



峠道に入り、市境を越えて大熊町に入るとすぐに受付所がある。
交通整理のベストのようなものを来た数人の女性がいた。この4km先に検問があり、許可証を持っている人だけ入れるとのこと。
ここでは防護服を貸し出したりしているらしい。休日なので一時帰宅して作業する人が多いのだろう。
野次馬である僕はここでUターンする。
福島第一原発まではあと20kmぐらいか。


くまもんのバッタもん、ではなく大熊町のキャラクターらしい。鮭の遡上する川や豊かな果樹園の町であったことが窺われる。


道路脇の幅数メートルで地表がはぎ取られているのは除染作業によるもの。


都路まで戻り、国道399号川内村まで行ってみる。
帰村宣言をしたものの、様々な理由で帰れない人が多いと聞く。


これは都路地区の除染ごみ仮置き場。


川俣町に抜けようと399号を葛尾村方向に進むとさらに仮置き場が目立つようになる。


道路脇だけの除染がどの程度の効果があるのかはわからないが、異様な光景である。


浪江町域には入れないようで、ここでバリケード通行止めであった。監視カメラ作動中という看板があった。

タイトルは安倍首相が海外で原発技術トップセールスを行った時の発言である。
これをテレビニュースや記事で目にした時は怒りを通り越して吐き気を感じた。
少なくとも福島の現状とは大きく乖離した言葉であるのは間違いない。