モンクさんはBGMに最適!?

語るほどの知識はまったく持ち合わせていないけれど、ジャズがけっこう好き。ただし、少数のアーティストばかり偏愛しているのは小説やら絵画やらと同じで*1セロニアス・モンクさん*2もその1人。

この、ジャズ界屈指の偉大なピアニスト兼作曲家には失礼な話だが、なぜか作業中のBGMとして聴くことが多い*3。他のお気に入りミュージシャンの場合はどうしても音楽に気をとられすぎるけれど、モンクさんだけは例外で、ややこしい作業もサクサク進む*4

とはいえ、モンク・ミュージックはイージーリスニングではない。むしろ「耳に心地よい演奏」とは対極的な存在だし、汲めども尽きぬ味わいをたっぷり含んだ演奏だと思う。それでいて、意識にうるさく侵入することなく聴き流せるのは本当に不思議。ジャズ通の人からは鼻で笑われそうだが、少なくとも私にとっては、脳をいい感じに刺激してくれる極上のBGMだ。

付記 写真は、今日、タワレコ渋谷店で買ってきたモンクさんのCD*5。限定商品かつセール中とはいえ、もともと1100円がさらに1割引で990円は安すぎでしょう(邦楽も見習ってほしい)。持っていないタイトルだったので即購入。

*1:もっといろいろ聴いて世界を広げたほうが楽しいとわかっているものの…(苦笑)

*2:米国人、1917〜1982年。愛すべきキャラクターに敬愛の念を込めて「さん」付けで(笑)

*3:特に、数枚あるピアノソロ・アルバムがぴったり。

*4:…ような気がします(笑)

*5:このジャケット写真はコワモテに見えるけれど、恐いというより、変人の多いジャズ界でもトップクラスの変な人。「どう変なのか」(笑)とか「ちょっと聴いてみようかな」と思った方はぜひ検索を。