みくみくにしてあげる♪ヒットの楽曲分析

みくみくにしてあげる♪」の秀逸な点は、コード進行がIV−V−III−VIのキャッチー型というのもあるけど、何よりサビ前のフレーズとサビの繰り返しだと思う。

サビ前のフレーズ

一番耳に残っているフレーズはサビ前の1小節「キミのこと」。ここの音階は

キ   ミ   の   こ   と
ラ   ド#  ファ# ラ   シ
となっていてラを挟んでド#とファ#が対称位置にあるため機械的なメロになる。また、A/Bメロまで比較的飛躍が少なかったのに突然ここで5度下向跳躍となってフックが利いてくる。コードはEなのでメロは構成音の隙間を縫っており浮き立つ。心憎い。

サビ

「みっくみっくにしてあげる」サビ2回繰り返す所が、少し違うのが面白い。2回目の「してあげる」のところでベースの進行が変わってC#m7がC#7になる。和声的長音階っていうのかな。マイナーっぽい響きがあって印象に残る。

D E C#m7 F#m
みっくみっくにしてあげる♪
D E C#m7 F#m
歌はまだね、頑張るから
D E C#7 F#m
みっくみっくにしてあげる♪
D E C#m7 F#m
だからちょっと覚悟をしててよね

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