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kkkkkkkk

2009-03-20

初音ミク出会い系

あらためて「初音ミク」とは何か定義づけてみるとすれば、DTMツールやキャラというその元々の性質を超越し、作り手と受け手が日々新たな出会いを求めて集う、ある種の「出会い系」プラットフォームと呼べるのではないか。


多様性の理由

先日「ボーマス」の会場を眺めていて思った。

バンドマンから、同人絵描きまで。オリジナルCDから、2次創作エロマンガまで。これほど多種多様人種作品が寄り集まる創作ジャンルイベントがあっただろうか。

この多様性がVOCALOIDの面白さの1つだと思っている。

では、なぜ、VOCALOID創作界隈には多様性が存在するのか。

http://d.hatena.ne.jp/beentocanaan/20090311#p1

キャラクターとしての初音ミクは、DTMソフトとしての「初音ミク」から次第に独立し、図像という面でも、キャラクター設定という面でも、現在ではほぼ完全に自立したキャラクターに成長したと思います。

その結果、「初音ミク」というDTMソフトウェア本質的機能である合成音声、あるいは歌は、キャラクターのデータベースを構成する重要ではあるが、本質とは言えない一要素になったと言えるでしょう。そのため、初音ミクのキャラクターのアイデンティティは、声あるいは歌姫という設定というよりも、緑の髪とツインテールという記号的特徴やボカロファミリーの一員という設定によって構成されていると考えられます。

2009-03-11 - カナンを夢見ながら

引用は、カナンを夢見ながらより、初音ミクという現象の音楽的側面とキャラクター的側面の両方を俯瞰した大作記事「初音ミクの分裂」。

ミクの「音声、あるいは歌」と「キャラクター」は、本記事で「分裂」と表される通り(一時シンクロしていたが)元々切り離して考えることのできるものだ。

だから、音楽作品でも、キャラありきの作品(自己言及曲)から、ミクのパブリックイメージを参照する作品、ミクのイラストだけ使用する作品、ミクを純粋にDTMソフトとしてだけ使う作品まで、多岐に渡る。

また、音楽に限らず、キャラクターイメージを元にした2次創作、派生作品、映像カバーMAD、などなど……表現形態はさまざまであり、それもこれも、初音ミクである。

一概に「初音ミク」を中心としたムーブメントと言っても、上記の通り初音ミクの実体、受容のされ方や創作活動は多種多様で、初音ミクに関わる作品の作り手、受け手の属性も多種多様である。


関係なきものの唯一の接点=出会い系

唯一の共通事項は、全員がそれぞれ初音ミクに価値見出している点だ。

その価値とは何か。

初音ミクそのもの、音声や図像の素材としてだけでなく、初音ミクから多種多様に広がった世界そのものが付加価値である。

多種多様な作品があり、多種多様な人がいる、初音ミクから広がる地平は、作り手にとってたくさんの人に作品を送り届けるための、受け手にとってよい作品と出会うための、出会いのインフラなのである。

出会いに影響力があるから人が流入するし、また、人が増えればこそ出会いのための影響力は上昇する。雪だるま式に人が増え、価値が増す。今は爆発的に増えすぎていると思うが、ブームが収束しても初音ミクを活用するクリエイターは一定数いて、出会い系としての初音ミクの価値はなくなることはないだろう。

1日でも長く、1人でも多くの人に、しあわせな出会いを、ミクがもたらしてくれることを願ってやまない。

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