タユタマ-kiss on my deity- 第03話「ましろ、ひとりぼっち」

ましろフローレスに監禁されたけど、ゆうりしゃんが助けに来てくれました!

・・・という話。お話の表面だけ見ればどうと言うこともないんだけど、色々と違和感の残るエピソードでした。

ましろさん。前回も少し言ってたけど「人間と太転依が共存できる世界」を目指すためにこの世に来たんだっけ?どうやら悪霊を倒す的な話ではないらしい・・・。てっきり太転依は守り神的な存在で、人間とは互いに不可侵で非干渉なんだと思ってた。そもそも、何で共存する必要があるのかなあ・・・?人間に対する認知度はゼロに近いようだし、イマイチよく分からん。

まあ、その辺の違和感は「そういうもんだ」というお約束として問題ないし、話の主題に影響するものではないのだろうし*1、特には気にしてなくて。それよりも今回はアメリの言動が気になるんだよなあ。

「今の世の中に、太転依なんて合わないんだよ」
「普通の人からすれば、キモイっていうか・・・邪魔だと思うのが当然だもん」
「あとは、まろまろの問題でしょ。ユウがそんなに悩むことない」
「あたしたちは、今まで通りの生活に戻ろうよ」

とある魔術の禁書目録」の風斬氷華を引き合いに出すまでもなく、アニメ的な倫理観において非人間を「化け物」呼ばわりすることは常にタブーとされてるわけで。正ヒロインではないにしても、ヒロインのアメリに「キモイ」「邪魔」と言った直接的な台詞を言わせてるのがまず驚き。

そして、これが幼稚な嫉妬心や独占欲による一時的な感情ならともかく、ちゃんと考えた上でのアメリの結論だというのがさらに驚き。

「あたしなりに、めいっぱい考えたんだけどさ」

「あたしなりに考えたんだよ」

大事なことなので2回言いました・・・じゃないけど、これはアメリが「人間と太転依の共存」という物語の主題に対するアンチヒロインとして存在することを決定付けてるようにも思えてしまいます。見た目のイメージからか、OPでは悪魔的に描かれてるのも気になるところ。

とにかく、アメリたんには幸せになって欲しいのですよ。このままだと不幸な道を進んでいきそうで心配だなあ・・・。

  • 耳や尻尾が普通に受け入れられる世界なのかと思ってたけど、リアルに怖がられてカウンセラーまで呼ばれてしまう生々しさ。ううーん。
  • ましろは本当に共存する気があるのだろうか・・・。術でびびらすって・・・。
  • 裕理の意気地なし!インポ!

*1:多分・・・