06回まっちゃ445勉強会

お菓子がでるのか!!まっちゃすげー。

自己紹介 (1人30秒程度)

参加者120人くらい。全員が30秒づつ自己紹介。これすごいね。

セッション1: 「IPv6概説と導入事例」 (IIJ ・松崎様)


v4が枯渇し、v6が必要になるという説明がとってもわかりやすい。

v6の特徴

アドレスいっぱい
インターフェースに複数のアドレスがあって通信時にソースを選ぶ

  1. リンクローカルアドレス - リンク内でのみ有効。ルータを越えられない。
  2. グローバルアドレス - スコープという概念(リンクローカル&グローバル)がある

Path MTU Discoveryの実装

特別なアドレス
2001:db8::/32 #文書記述用 
:: #未指定アドレス
::1 #ループバック 

ほかにもあるお

RA(Router Advertisement)でわかること

デフォゲ、セグメントのPrefixと有効期間
DNSのアドレスをどう伝えるかは議論中だがDHCPv6が有望

通信時にインターフェースを選ぶ
ping6 ff02::1%fxp0

%の後にインターフェース名を指定する。

押さえどころ

セグメントは迷ったら/64
ICMPv6は不用意にフィルタするな(トラブルのもと)
サーバのIPアドレスは手動で(見やすい覚えやすいアドレスを選ぶとよい)
経路の向け先はリンクローカルアドレス(fe80::に)
16進数だよ。0の次はaだよ 9の次はaだよ

IPv6導入事例 - IIJ

SNMPでv6トラフィックの量を簡単に取れるMIBがないのが不満
'98から好きものが社内で利用を開始。'03にオフィス引越しを機に全セグメントでデュアルスタック実現。'08にv6アドレスをリナンバ。RAでプレフィックスが書き変わらない問題児Solaris(w
ちゃんとHSRPv2で冗長化されている。
メールサーバもデュアルスタック。sendmail(IIJ改)で運用。

質疑

Q. IIJでは○○のログを○○ですか?
A. (自粛)

Q. お勧めの書籍は
A. 「RFCかなぁ」
Mazさんの回答が鬼すぎるので、会場のやさしい人からフォローで以下2冊の名前が挙がった。

IPv6 エッセンシャルズ 第2版

IPv6 エッセンシャルズ 第2版

IPv6教科書 (インプレス標準教科書シリーズ)

IPv6教科書 (インプレス標準教科書シリーズ)

個人的にはv6教科書に一票。エッセンシャルズは読みにくいよ!プロの人にはいいのかもしれんけど。

Q. デュアルスタックすると機器の負荷は2倍か?
A. 小さなネットワークだったらそれほど気にする必要ない。(みたいなニュアンス)

Q. 営業さんまでデュアルスタックにして、ユーザサポートの負荷は増えたか?
A. クライアントがよろしくやってくれる。ほぼシームレス。今でも一部の人は自分がv6使ってることを知らないはず。

多分ここが大事

とりあえずv6触ってみようぜ!すごいやつもキ○ガイも一つのインターネットに繋がっているのは素晴らしいこと。


Mazさんの話はいつも愛にあふれてるねー。ポロリもありました。

お菓子タイム

神保町で働いてるのにこんなシュークリームが近くにあるとは知らなかった。お菓子担当の情報収集能力おそるべし。

常連さんによると過去にワッフルとかエクレアとか。

「甘いもので人の心はゆるむ」 by 黒いまっちゃだいふく

横の女の子は朝ごはんが「みそ汁+ケーキ」だったらしいw

セッション2: 情報セキュリティ勉強会ライトニングトーク大会

全国には様々なセキュリティ系の勉強会があります。今回はその代表が集まるという、デパートの「全国の駅弁フェア」みたいな企画です。

セキュリティもみじ

広島。古参。現在休憩中。
勉強会は16時半に終了して、瓢(ひさご)という飲み屋での懇親会が五時間くらい。

東北情報セキュリティ勉強会

仙台。これから立ち上げ。2009/08/01にid:takesakoを招いて第1回。
仙台は意外と近い。自転車で1時間くらいw

せきゅぽろ by @smokeymonkey

主催者は一目でわかるいいキャラ。野猿のボーカルの人に似てる。
2008年11月に第一回を開催。id:takesakoを招いた。ユビキタスなたけさこさん。
2009年4月に第二回。LAC川口さんがモテ系エンジニアという言葉を流行らせた。←本人に聞いたら「kawaさん@チームチドリさんじゃないですか?」と帰ってきた。真相不明。
北海道は「勉強会は無料」という文化があって1000円の会費徴収も大変。川口さんの空輸費で赤字。自腹で行けばいいのに。
第三回は秋に。

セキュそば by Stacy

「写真で魅せるセキュそば勉強会」。参加者が全員講師、つまり話を聞くのではなく話をしにいく勉強会。コンセプトは大人の修学旅行。年に3回、一泊二日。資料公開なし。リピーター率80%。当日キャンセルゼロ。
フル参加しないと廊下で寝るなどの本当の楽しみは味わえない。←廊下で寝たり、裸になったりは大人として恥ずかしい行動です。(つよし)

長野出身なので次回(5/30)参加したいなー。←勢いで申し込んだ。

静岡IT Pro 勉強会 by となかさん(id:ftnk

このライトニングトークのために週の前半から胃が痛かったとなかさんが見事な発表。
年3回ほど開催を目標としてる。第一回が2009/2、第二回は「スパム対策」6月予定。Millter Managerの須藤さん他。
勉強会に方針なし。なんでもあり。フランチャイズ本部のまっちゃさんが陰ですべての糸をひいている。雇われママがやってるスナックと考えればよいw

北陸勉強会

まだ立ち上がっていない。北陸に勉強会はいくつかあるがITセキュリティに関するものはない。開発系勉強会と併催で気軽に参加できるものを目指す。7/11に金沢工業大学で何かあるかもしれない。。。

まっちゃ139

2004年発足。まっちゃさんが主宰する関西の勉強会。飲み会から勉強会に出世。「関西のセキュリティスキルアップ」を目標にかかげる。管理者向けと開発者向けを交互に開催。
学生さんは勉強会無料。懇親会費割引。未成年は交通費補助。お菓子が充実。懇親会が楽しい。
宴会担当が命をかけて店選び。

厳選されたお菓子と懇親会で皆さんをお待ちしております。

神戸セキュメロ by ynagao

ひょうご情報教育機構のよびかけにCMUJの会場提供と、有志だけの活動ではない。グループディスカッションが目玉。
8回では福森さんがCTF勉強会。レベル100を解説。レベル150で大苦戦。熱しやすく冷めやすいスタッフが約1名。
第9回の会合は2009/6予定。森井教授を招く予定。


ホームページみつからない。

神戸情報セキュリティ勉強会メーリングリスト
http://ml.s-lines.net/mailman/listinfo/kobe-sec

グループディスカッションとか就活以来してないお

山陰ITPro勉強会(SITW) by あみだく(id:isol)

山陰で頑張っていく人を応援したいという思いがあり、松江のOSSブームに乗っかった。島根県鳥取砂丘もある風光明媚な土地w
場所は松江オープンソースラボラトリーというOSS支援施設。
今後は3か月に1回、土曜に開催するように形態を変更する予定。テーマが結構マニアックだった。
詳細:第4回山陰ITPro勉強会のご案内 http://d.hatena.ne.jp/isol/20090516/1239677895

セキュリティうどん(かまたま) by kamezou(id:port445)

四国に勉強会がないことに気づいたzou団を中心に企画された。代表は嫁大好きな37歳。竜兵メソッドで代表に。
第1回は2009年1月に行った。JANOGついでに行った人が多いと思われる。第2回は2009年5月17日の予定。会場はMS四国支社。森井先生、MS安納さんと豪華メンバー。

ばりかた勉強会  by はなださん(代打香山さん)

スライドがすごく力作。カンペが丁寧。才能の無駄使い。
講師は新鮮なお魚を無料で食べられます。

琉球ITセキュリティ勉強会 by id:minsaa

なんか色々あったらしい。6月27日に勉強会をする。参加費1000円。発表ネタはまだまだ募集中。懇親会は4時間。2次会は22:00〜30:00の予定。
沖縄のIT関係者は夜明けのコーヒーならぬ明け方のステーキという妙な文化がある。6月末の沖縄は梅雨もあけて、観光客もそれほど多くないという絶好のタイミング。みんなきてね。

CTF勉強会 by id:tessy

DEFCONのCTFに出場するための勉強会。ほぼ毎月勉強会。CTFはいわゆるハッキングコンテストで毎年DEFCONのイベントの一つとして行われている。韓国は強豪チームがいくつかあるが、日本はチームチドリと某社のチームがそれぞれ予選26位、14位と惜敗していて本戦参加は一度も果たしていない。
3月の勉強会は韓国のCODEGATEに参戦するという限りなく実践に近い活動。本戦補欠として日の丸をWebにのせるくらい健闘。だいたい勉強会の開始が2時からという時点でかなりハードコア。勉強会中に机に突っ伏して寝てる人とか、寝袋で寝てる人とか、非常に気合いが入ってる。けどきっと初心者も歓迎してもらえるんだと思う。

日本セキュアOSユーザ会セキュアOS塾 by かいがいさん

2005/2にSELinuxユーザ会として発足以来、現在まで地道な活動を続けている。昨年秋にセキュアOSユーザ会と看板をかえ、セキュアOS塾という勉強会を行うことになった。
なぜ塾か?→幕末の私塾の志の高さを意識。(先生、松下村塾しか思い浮かびません!)
場所は港勤労福祉会館。次回は5月28日。Fedra/RH系のディストリビューションSELinuxを使うBoF
ハンズオンに近いのかな?

Low Layer勉強会 by 金居さん

CPUやBIOSNICのチップが何をしているのかが気になってしまう人向け勉強会。Hypervisorを使ってIPSを作る、Intel Q35バグを利用した攻撃などがLow Layer研究の一例。若者や技術志向な人にローレイヤーの面白さを伝え、よりディープな世界に引きづり込むことを目的としている。過去に2回勉強会を行った。
第1回ではDNS Spoofingについての勉強をした。libpcapを使ってDNSの応答を偽造するコードを実際に書いた。

次の予定は?聞き逃したかな。金井さんに挨拶しようと思ってて結局忘れた。

バイナリ勉強会 by yumano

バイナリ解析技術の基礎を身につけることが目的。一般的な技術好きと逝っちゃている人の間(ローレイヤー勉強会の人やCTFする人)にある激しいギャップを埋めることを目的としている。月1ペースで逆アセンブリの結果を読む。場所は品川。会費は無料。基本毎月最終水曜。2月に行った第1回ではIDA Proの使い方などを勉強。第2回ではボーランドC++コンパイルしたプログラムを解析。第3回は明後日。会議室は30人位まではいるので適当にきてくれればたぶん入れる。

サイバー大学勉強会 by id:sonodam

勉強会ブームに便乗して学生を集めようという取りくみ。既存の勉強会の守備範囲とかぶらないようにしたい。サイバー大学の先生を担ぎ出すこともあるよ。比較的にハイレイヤーになりそうかも。
セキュリティ&プログラミングキャンプキャラバンは今年も各地の勉強会とうまく協業したい。


以上17勉強会の紹介でした。次々と発表されるとやはり勉強会毎に違うところが結構ある。総じて人口の多い東京や関西は特定テーマを追いかける系が多く、地方では人脈を広げる系が多いと感じた。設立から一年たっていない勉強会も多いので、細く長く続くといいですね。

まとめ

  • v6の話はとても分かりやすかった。でもまわりのリアクションを見た感じ、結構難しかったのかもしれない。勉強会にくるようなエンジニアのリアクションがこんな感じという事は普及までにはまだまだがんばらないといけない感じ。
  • まっちゃさんとスタッフのイベント運営能力が凄い。勉強会の運営ってのも様々なノウハウが必要なプロの仕事なんだと思った。
  • あまりに眠いので懇親会でないで帰ってきた。懇親会こそが本当の勉強会っぽいので次回はそこまで参加したい。