ぐ戒

家の玄関に伸びているドブをどこかの飼い犬が掘り返していて急にこちらに向かってくるもんだから何事かと思ったら後ろからドブの泥まみれの野犬が全速力で飼い犬を追い回し町の下にある巨大側溝構造に入り込んだため町の空洞のことならまかせろと友達をアトラクション並みに落ちたら死ぬアトラクションが多い中目隠しをさせて運びもうひとりの友人と共にスイカ割りの容量で出口まで導くとそこは海に最も近い川でありおれ海に近い川ってここじゃないところに出かけたことあるしそこはしょっぱかったけどここの川は全然潮っぽくないんだねという話題を展開していたらその目隠しされていた友達が明日の縦笛の試験が心配だというんでディジュリドゥの方が楽かもしれない可能性を示唆しながら全員でへたくそなリコーダーを吹いて自信をつけさせているともう帰りたいのメロディーを吹き始めたのでいつの間にか持ってきていたディジュリドゥを片手に家に戻って押し入れから昔々のおもちゃ箱を出しこの中でいらないものはどしどし捨てていこうまずバーコードバトラーから捨てようと意気込んるところへ友人がおれの姉に茶のいれ方を教わりたいと言い出したので嫌な予感がしつつもストップウォッチでしつつリーダー呼ばわりしたのがご機嫌にさせたようでまずこのお茶を持って先に出かける準備をしててくれないかと言われ手渡されたお茶がメチャクチャ薄かったのでもしこれを飲むことに寄って死にそうになったらチワワから作った血清を飲もうとこころに決めているところで目が覚めた。
起きたけど眠い。明らかに寝不足の奴の言い草、眠い、確かにきみとぼくは眠い。眠い中へ、さっき書いた夢を思い出すもんだから始終うつらうつらしている、まあ思い出すのにとっちゃいい環境なのでなんとも言えないところだけど、タイピングがしっかりできないというのがきついな。かといって直していると目が覚めてきてしまうし、目が覚めてもいいけどそしたら夢が思い出しにくくなってしまうし、とりあえず間違えたままタイピングして後から直すことで一定の和解を得たものの、タイピングしているうちにも記憶がぼろぼろこぼれていって実に新鮮だった。無職のくせに焦ると来たらこういう場面しかないのかもな。
夢あり雑誌ありということで日常が圧迫されており書くことが少ないのが例年通りといった感じだけど今日はそれに加えてえーっとどこから話そうかな、ブックオフ行ったよね、当然のように行ったよね、セールやってるの知ってるし毎日言ってるからもはや差分ファイルの中をのぞいているような感覚であーこれ減ってるこれ増えてるとか言いつつほとんど増えてない本棚を見てはガックリきていたところへまんがコーナーでシメだと考えていたらそこで収穫が、怒濤のような収穫があり、パラドキシア5巻と家族ゲーム6巻を購入できたのであった。安い値段で変えるならそれに濾したことはないので番号の揃った自宅の本棚を見ながらニヤニヤできるってもんだ、まあそういったわけで、ここへ加えて本屋でまんがタイムきららMAXも買ってるものだから、まんがの嵐、時間をあけてもあけても読むものしかないという嬉しい悲鳴の中帰宅をしたというわけ。
ミュージックステーション浜崎あゆみが小学四年生男子から「この人優しそうだから何でも買ってくれそう」っていわれてて笑った。小学生には知られてないんだなという印象どころか、優しいおばさんのような立ち位置に移動しているだなんて。
それではまんがタイムきららMAXの感想を書きます。表紙&巻頭カラーはホイップノート。確かまだ連載三回目、四回目だっけ、忘れたけどそのぐらいなのにもう大反響で巻頭カラーか、二羽目じゃないしきらら系統のアンケートハガキの締めきりってはやいから考えられないことじゃないな、まだキャラも揃ってないのにすごい。今回はそのキャラが部活に揃う話。レズというよりは強烈な(もしくは一方的な)じゃれあいと見て取れる雰囲気、バランスの取れたネタ展開、そして何より男の描写が女っぽい。やばい!! 別の匂いがする!! かなめも、補修を利用したガチレズ。新しいパンツネタ好きですよね。レズの先輩が後輩を育てようとする微笑ましい場面も。あなたがレズを好むならば。落花流水、いつもこの二つの作品並んでるから思うんだけどこっちの方がより直接的なんだよねレズ的表現が。あっちが嫌いな人はこっちが好きで、あっちが好きなひとはこっちが嫌いで、みたいになってそう。話は日焼けから体を守る話から肌が触れ合う的な例のアレでキャッキャです。くすりのマジョラム、レズつながりで言えば陸上部のレズ化が著しい。雑誌的にも登場する男キャラが少ないので余る女の誰かは必ず取ろうとするというおいしい状況が海で展開される話。海に沈めてでも人工呼吸で唇を奪うのは暴力的でいいですね。ねこのひたいであそぶ、キャラットからの遠征。キャラットで万年ゲスト扱いだった作品が他誌にゲストで来られるぐらいになってるなんて嬉しい。多分ゲスト連載なので当たり障りのない基本に戻った話を展開してるんだと思う、その中でも発送の飛躍、十歳児の見下しなどネタが冴えてたし、大オチも恥知らずの暴力が展開されてて大変良かった。○本の住人、ちょうど時事ネタ的に夏休みの宿題をどうするんですか子供はズルいみんなズルくてみんないいみたいな話。キリシマが一応それなりに筋の通った日本語をかけることにビックリしつつも明快なグロと対比させられた主人公が最終的二乗に流されてかわいーってところでキリシマが横にいて台無しみたいなスペクタクル。きんいろモザイク、イギリスの思い出話。ホームステイ中にあっちの友達に会ってないのに友達いると言われたらそれは怪しむのが正しいがそれはそれとしてネタはその思い出話に多方面から肉付けしている形で非常にバランスがいい。そっちは車道! 何にでも使えるいい表現だな。ヒメとトノ、前回のデートの続き。その前回にヒロイン側の同級生が加わったことで話の幅が恐ろしく広がった結果、同級生の公道が映画館内で行ってはいけないことギリギリになっており非常に面白いし、その上で例の王道ツンデレイチャイチャキャッチボールが展開されるのであーあー甘ったるい。ひろなex.、自宅でビニールプール広げる話。めぐみさんの男に対する執着がかわいいのか狂気的なのか分からない、その必死さが面白い。全員水着にならないの!? けいおん!アンソロジー、感想は言えませんが、けいおんが終わっても続くんすかコレ。ラッキーストライク!、部長の姉と言う新キャラの登場に絡めて部長のキャラを引き延ばすような展開。姉もまた天才だが本番でダメな子という設定でそういうのがボウリング部周辺に二人もいるのはちょっと……的な笑いを誘いつつボウリングの知識に裏打ちされたネタを展開しつつちょっと事情ありますみたいな展開に持っていく手際がいい。SUNNY SIDE UP.、バーベキューの話だけど、バーベキューだっつってんのにその鉄板に虫を放り込んでいる奴がいたら普通怒って帰るのでは!? 世界まるみえでも同じことを言っていたとはいえ虫が嫌いなおれの仲間に配慮すると虫は○○みたいな○○がするみたいな話が繰り広げられていた。さあ、想像力の出番だ。クリット!、ゲスト。TRPGの設定。TRPG自体にはやってみれば面白さが分かると誘われて全然面白くなかった記憶しかないので残念な気持ちしかないが、ネタ的には結構面白い、つーか、比較対象として前ぱれっとLiteで連載しててそして単行本にならずに消えたまんがよりは遥かに面白いな。エロ要素もある。LSD、ゲスト。だだだ題名がやばい。一応サブタイトルで「〜ろんぐすろーでぃすたんす〜」とは付いているけどポップな字体でLSD、まずいだろ。絵もネタも立ってて面白い、キャラの特性がよく出てて、丁寧なネタフリと大仰なボケ、大変いいんだけどLSDっていうタイトルは絶対ダメだろ。絶対ダメというか、ダメ、絶対、だろ。よく編集側がこの題名でゴーサイン出したな。それともぼくたちの見ているまんがは幻覚なのだろうか。もっかい!、祭があるから銃を貸せという話。本当にそんなノリで始まって徐々にそれが修正されつつ祭会場に舞台は移り最後は珍しくハッピーエンドみたいな、エエ話の展開。たまにはこんなおとなしい感じの話があってもいい。R18!、乳の話。おれ毎回同じ感想書くしかないやんけと悩む。でもどうせ媚びるならガッツリ媚びるっていう方向性はとても頼もしいよね。絵柄が好みに合致すれば使い放題だし。はる×どり、時系列のあるまんがなので夏期講習に突入するくだり、ちょうど時期にも合う。ドカーンと笑うようなところはないものの全体的に落ち着いて組み立てられた違和感を感じない感心するようなネタが揃っており、旅行気分を合わせつつ声優志望の厄介払いが力強くていい。お願い神サマ!、漫才形式のお嬢様レズ展開は相変わらずだけど、いつも些細なことから(今回はトマトが食えないという話から)押し広げるようにネタを連鎖させていく様はすごい。かわいい系列の落ちてないネタの後に意外に良く落ちるネタがあったりと起伏もありつつ、アメリカのアニメみたいな終わり方でシメ。ぐーぱん!、普段子供っぽい主人公が本物の子供を相手するとどうなるかという話で、結果としては振り回すという展開を、多少その前に振り回されるという反動を加えつつ広げて子供と融和を計っていく中、そういう様子を見なかったことにされる暴力が一番キツくて笑う。つかえて!コハル、こちらも宿題が終わらない系統の話、高校生までの読者にまんが読んでる場合じゃないぞという強いメッセージが。しかしこの場合はほぼ確定的に夏祭りになだれ込むのであってその変の転調のすごさが母親のオーラとともに強い衝撃として笑いに変えてるというか、はっきり言うと侍志望のアイツがクズすぎて笑える。ぼくの生徒はヴァンパイア、どんどん燃え上がる三角関係。女同士がどっちをどうのこうのっていう展開じゃなくて、珍しく男がキレてスタコラすることによって緊張がほぐれて笑いに繋がるパターン。メガネかわいい! ふわっちょこ、海からお泊まりという流れ。前も書いたけどムリヤリふわっとした感じに持っていくことを諦めてから話の流れがスムーズになったように思う。多少犯罪色すら感じる風呂シーンを経ての遊び感覚は生々しくていい。ぽすから、もう一組の燻っていたカップルの接近という、ある意味前回前々回から粛々と引きずってきた花火がパーンと花開く展開。それ以外に言うことがないぐらい清々しくていい。味方によってはセックスしたようにも見える。おしおきっ!、名前と名前で呼び合うための長いプロセスの集約。常々思うんだけど殺人すら普通に置かす漫画界なのだからコーラで酔うなどという婉曲な表現をわざわざ用いずとも普通に酒飲ましておいていいのでは。フィクションだし。ハッピーステッチ、おい、裁縫は!? と言えるが、ネコを拾うネタ。ねこまんがが終わってるからこそ出来るようなネタだけども各人の猫二乗が分かる回というか三十匹は飼い過ぎだろ。レンタルきゅーと、最終回。前半の連載帰還が超不定期で実質何年もやってて最近になって毎月連載するようになったのだし結構続いた方だと思う、終わり方も何かが終わるでもなく、ただ主人公の謎がひとつほどけるだけという円満なネタ、全ての受け止めとして大変よく書かれていたと思う。白雪しおん先生おつかれさまでした。ここみみなたね、最終回。とにかく単行本にならないと分かっている作品の最終回を見るのは切ない。確かに、褒めムードに展開している四コマ雑誌の中でも最初の設定を間違えたために起こりうる悲劇をカバーできない部分はある、この作品はその典型だったようだ、特に学校を浮かせたところからその流れが顕著だった。オーバーにやるならもっと物音激しく飛び散る連載で良かったのにこぎれいにまとまってしまったり、まあ他は言わないけど、それでも単行本にならないと言うのは見ててつらい。桜みさき先生おつかれさまでした。ワンダフルデイズ、冒頭からさっちゃんの暴力に怯える座敷童が古典的な、殴ると見せかけて髪をかきあげるような展開だと勝手に想像してビビってその結果ボコボコにされるのがどうしようもなく面白かった。その後のしんみりムードが完全にひっくり返る後半の流れも最高。ここ数回では一番面白かったし今月号でも一番面白かった。以上です。