ぐ戒

寝覚めはとても良いが夢をまったく覚えてないちょうどよいから昨日サボった分の日記に本来なら書くべきだった夢の内容を書くことにより罪滅ぼしとしよう。十九人対十九人の総当たり戦による能力者バトルだって言ってるのにこっちの味方の女のデブが男のデブに「良子さんのジャンパーを返せ!」と言いながら掴みかかり上手投げで勝利する夢を見た。これは突っ込みどころがたくさんあるけど、例えば能力者だっつってんのに上手投げで勝つなよとか、でもそれにまったく比例しないかたちで覚えてないんだよな、まったく覚えてない。あと、せっかくなつかれた猫に後ろ髪引かれつつも縁側から料亭に入り相変わらず網戸の向こうの猫が気になるから親戚の話を無視しつつただこちらを見られたときに外ばかり見つめていたのではおれも話し合いに参加しろと言われるのではないかと不安に思い底が王冠のようなかたちで小さいふたつの同じコップが双子みたいで見分けられないなーとわざとでかい声でつぶやいていると青年二人がじぶんたちで机の上に運んできた熱い鉄鍋の両側に立ち鍋に密着して微動だにせずヘソを焼き始める夢も見た。この夢はよく覚えているので描写も細やかだ。意味はわからないけど。というか猫とか親戚か誰かの会議とか、猫の頻度よりも多いのがその会議めいた内容のない集中的な会話みたいなもんなんだけど、なんの印象なんだろうなあれは。猫は猫が初めておれになついてから(既にその猫はいないけれど)亡霊のようにまとわりついているイメージだってすぐに分かるんだけど、会議とかの夢はおれが知らないひとと語り合うなんてことが、しゃべることすらまずないのにあるわけがない、そればかりか友達もいないので、どこからどう拾ってきて会話するような夢につながるんだろう。別に横で誰かがしゃべってるわけでもないし。そういや昔はリビングで映像散歩やさわやかウインドーに代表されるテレビ番組つけっぱなしで寝てたからその音というか喋り声が入ってくることがあったよな、だから外からの会話が入り込むことは間違いない。ひょっとしておれが知らないだけのおれの知らない人間がおれの知らない内に寝てるおれの横で語り合ったりしてるんだろうか。それは怖いというより、目的が見えないよな。おれの部屋じゃなくていいじゃんっていう。あと交通費が無駄だろ。
あっ、そういや夢のなかでゲーム屋にいたな。おれがパソコンを手に入れてから十年かあって先進的なゲーム機を見ながら感慨にふけっていたらそのゲーム機よりも大きいビート板みたいなでかさのテトリスのソフトがNintendo64でしか使えなくてしかも他のソフトが600円なのにテトリスだけ1500円だからテトリスやりたいけど高くて買えないしそもそもこのちゃちな基盤よりでかいゲームソフトどこに置くんだよっていう夢だった、こっちが起き抜けの夢だっけ? この夢の内容は夢うつつのまま走っているときに思い出したものなのでいまいち精度に欠けるというかポイントが掴めない。
ランチャーソフトに定型文を登録させつつちょっと邪魔臭いなと思いつつもニュースを横目に、いや割と大胆にぐいぐい凝視していたら79だかなんだかのジジイが全裸で無人島ぐらししているっていうニュースが世界に取り上げられたよみたいな記事読んでてホエー夢があるなと感心してたんだけど月一万円ほど姉のババアから仕送りをもらってそれで月に二度ひとがいる島に行って生活雑貨も買ってラジオも聞いてるって言ってたから一気に夢が消え果てた。どうも定年前に渡ってきたくさいし、こんなのお小遣いもらって実家に引きこもってるニートとさほど変わんねーなという夢の消え方をしたんだよ。まあでもこいつの姉のババアがいるっていうなら、このジジイの分として受け取っている年金はどうなってるんだとか、そういう面での疑問もあるけどな。自然のままの生活をしているはずの無人島のジジイがプラスチック製品に囲まれて全裸にサンダルを履きラジオを聞いている姿は幻滅よりもひどい感覚がある。
幻滅という感覚につながるかどうかはわからないけどおれはおれでまんがが好きだしさほどオタクに対して悪い感情を持っているわけでもないしなんだったらおれがオタクだって話だし最近は痛車と称したラッピングした車を走らせるなど攻撃的な幻を見せてくれていたものと思っていた、その幻が滅した、雑誌を買いに行った本屋で、その駐車場で滅した。駐車場に留まっていたのは痛車気取りとおもわれる車だが、絵の周りに余白が多くてカラーコピーしたものと思われる色褪せた初音ミクを運転席側のフロントガラスや助手席のドアのガラスに内側から貼りつけてあったのでヤバかった。撮影してやろうと思ったんだけどおれが自転車を止めたちょうどその時にドライバーが、普通のデブのメガネだったが、戻ってきてそのまま走り去って閉まったのでなおヤバかった、自動車のフルスモークが禁じられてる世の中でよくあんな危ない車を走らせられるな、硬いものにぶつかってひとりでアニメの世界に旅立て。
それではまんがタイムきららMAXの感想を書きます。きんいろモザイク、巻頭カラーで表紙。雰囲気的にはアニメになってもおかしくないぐらいなんだけど不発のMAXだしな。クラス分けで本当にキャラがクラス分けされてしまうっていうまんが自体ほとんど読んだことないので新鮮だし絡みも変わってくるから新鮮味があり、かつギクシャクしてない。このへんのネタの振り方本当に上手だと思う。こけし、金髪絡み、なれないツッコミなど、いい箇所たくさんある。ご注文はうさぎですか?、ネタが安定してきたのか地位も上のほうで安定している。おれは安定感より実銃を持たす暴力の方が好きだし、銃刀法違反ではないのか。かなめも、先月も思ったけど若干政治よりになったよねネタが。単に連続しただけかもしれないけど。レズが、オチでキスはやめろっつったろうが!! LSD、若干まじめに寄りすぎているようなきがするんだけど、大会の流れだからなのか、でも大会ってこないだもあったし今回も端折ってまで大会に来たよね。話メインになるのかな。つまりはミラク化ですね。くすりのマジョラムLSDの後にこれ、って前も書いた気がするし、絶対意図的にそうしてるだろって思える。ネタは軽妙かつ自由、主人公の役割だと自由に小学校に入れるんだなと認識しつつ、なんか軽く新しいキャラを紹介したような伏線があったよね。怪しいぞ。落花流水、なんだろ本当に終わるのかなんなのか、先々月、先月、そして今月と深いレズなネタが多いですよね、しかも真剣なトーンになるシーンがあるし。だいたいこういうカップリングを強調するときは怪しいんだけど。ドラマCDつくったばっかりなのにな。テコ入れかな? ホイップノート、こっちのクラス替えはちゃんと伝統を守っている、し、レズ枠も増えてしまった。大オチは笑えるけど、それに至った経緯を想像するとちょっとゾッとするみたいな、逆転の笑いがありますよね。こずみっしょん!、化物犬、レギュラーなのか……。先生の色が、追い出される側として逆に弱いのはともかく、先月からの電話ネタ、極端に友達いない奴の怖いコミュニケーションを垣間見たところでゲラゲラ笑った。人間としてはもうダメっぽい。コスプレの神!、早々に夢と希望を打ち砕いてくれるんだな、ファンデーションの使い道なんか聞きたくなかった……。あと思っていたより尻の描写が薄い。リアルといえばリアルだけど。彼氏ってどこに行ったら買えますの!?、ゲストからの新連載。ほぼぱれっとからの移籍なのでは、実力はアリアリだし勢いもあるし、このまま日常的に離しなど持たずに進んでほしいなと思わせる主人公の勢いではある。主人公含むグループ三人のキャラ分けもゲスト時を受け継いでいてわかりやすくていい。アキタランド・ゴシック、それをコスプレだと伝えるまでのまどろっこしさや、たとえの壮大さの回りくどさがいいしそれでいて的確。まあでも個人的には大オチの暴力性があれば何回でも読めますけどね。ワンダフルデイズ、パートタイム座敷わらしってなんだよ、パートタイムの無職みたいなもんか。ひとはみな多かれ少なかれ無職ってことなのか。すごい集中線の真ん中で本気で嫌がってるのなかなかストレートに面白いもんだな。Free!、夏休み過ぎた話。このまんが、ずっと夏休みなのかと思ってた。よくある感じの宿題忘れた感じから始まってそこをふたつも3つも裏切るようなネタの落とし込み方が巧み、あとは金持ちのキャラが立ってないので割といつもこいつ金持ちだったっけって思う。あいすき -浮世絵の恋-、ゲスト。やや頭身低めでイチャイチャ系列の時代を若干遡った背景な4コマ、なんだろうカラーで見せたい淡い感じが白黒ではそんな出てないような……。誰も不幸にならない点がいいですよね、おっさんのほうがツンデレっていう。すずめプロジェクト、ゲスト後半。声がジャイアンネタで引っ張る引っ張る。メインらしいヒロインが通販に騙される掴みでそのままチェーンソーを所持してるのが笑えた。でも最後のコマで続きっぽくするの、ずるくないっすか。三種のジンギ!、割と直球で青春してて面白かったけどそのかわり色気めいたものはなし、どっちかっつうとこんな妹がいたらいいな目線。トカイズム、ゲスト。ネタ的には良かった、テンポと雰囲気の調和が取れていて、白々しい態度も笑いにつながっててよかったんだけど、設定が複雑で最初からすんなり入って来なかったのが難点。最初にドバッと説明すればよかったのに。ふわふわ科学、日蝕の話。年齢層的にはやや低いと思える、つまり目に線が入って怪しいキャーみたいなノリを出来上がったキャラでうまくかき回して、その間に理科レベルの知識を放り込んでくる手際の良さが素晴らしい。木漏れ日本当にああなるなら綺麗そうだな。カレーの王女様、カレーだけでよくここまでネタが持つなという、そこでの感心がまずある。キャラ自壊みたいなの、いいタイミングで入れてくるな、今回はメガネがブッ壊れたし、それに展開的に唯々諾々とさせられてるのが面白い。あとエッ? が多い。ばろめっつ、人気でゲスト、前の連載好きだったし人気出るのは嬉しい。ただ前回みたいな電波っぽさは若干抑えられてる、大オチはそれだったので安心したけど。あと自宅での女のだらしない格好もリアルですごい。√中学生、相変わらず落ちるときはかわいいなあで落ちる自画自賛の姿勢を崩さない4コマですが、キノコへの言葉の暴力と外人ネタの引きずり方、あと何と言ってもこの部屋では何してもいいっていうエロゲ展開が素晴らしい。だから部屋の名前の誤植がキツいですよね。▲コンプレックス、カラーページのモブが驚く表情とかまんま日常だし強烈な日常フォロワーなんだなって思う、そう思うとレベル高いんだけどNHKでも放送される日常の絵柄でレズガンガンというのが背徳に訴えてくる力が強すぎる。R18!、今回ほとんど揉むとかなくて業界のグチばっかりだったな、エロゲ体験版の話だったけど。三回に一回ぐらい業者にキレるみたいな成り行きがあるけど、あれがマジな方なんだろうな。スイーツどんぶり、ジジイ活躍の話。ジジイ書いてて楽しそうだし全体的に躍動感があり描写もレベル高いのになんでこんな掲載位置がケツなんだよ。大人と子供のセリフの対比もうまいのになー。あとヤクザ出てくるくだりもゲラゲラ笑ったんだけど。おにさん、こちら、あれなんか死神メイン……、いいんだけど、読み切りのネタで乗っ取ろうとしているのか、それとも終わらされそうだからやけくそで出してるのか、どのみち読み切りのネタの奴らがこんな強烈に出てくるまんがはあんまり見たことないな。お手玉のノスタルジーすごいですね。妖茶芸館、ゲスト。このひと絵柄の割には何度も登場するけど、フレッシュで頑張ってるからかな。レベルが全体的に上がってる感じで好ましい、というか、背景の描写や視線の移動なんかにわりかしキレがあってレベルアップしてるんだなと感じる。ネタは以前と同じで直情型で生々しいボケ。○本の住人、キリシマがキリシマしてていい。ざるそばに飽きたら出るほくろ、翌日からラーメンにしてもしばらく消えなさそうでかわいそうだな。キリシマ、おれは複乳がきらいなんだ!! 以上です。