ぐ戒

一年たっても年収が上がらない同僚三人が上司の前で窮状を訴えるドラマのワンシーンで急にそこだけアニメのサザエさんドレスコードと作画が甘いという夢を見た。途中までつらい夢だったのに残念だったな。なんかキムタクがいた気もするが気のせいかもしれない。というか俳優の顔とか全然知らないから出てくるとしたらキムタクとかしかない。午前八時の起き抜けには本来の意味で使われるだるまの面々が集まる夢を見た。また、正午の起き抜けにはまんじゅうを食うことを象徴にしたいのか違うだろうだから毎日食ってはいけないと説教する夢を見た。こっちのほうがよく覚えてるな、難しい擁護を使っているから。あと荷物届く夢見たけどくわしく思い出せない、多分すごく荷物が届いてほしいんだと思う。まだ届いていません。カナダからの荷物です。それとこれはインターネットニュースを見ていたときに靴の写真を見たから思い出したんだけど、二千円ぐらいのめっちゃ安い運動靴があったけど爪先もかかとも両方が爪先になっているという靴で買うのがためらわれるという夢を見た。黒地にライムの蛍光色が差してあるっぽい靴だった。
土曜日なのに珍しくどん兵衛ではなく冷やした麺類を食ったわけだが、暑くて寝苦しくて何度か目を覚ましていたのでむしろありがたかった。さすがに暑すぎて冷房を付けたかったのだが一応空気の入れ替えをしないと不健康だと感じたので夕方まで我慢をすることにして、さっき靴の夢を思い出したところの靴の写真などを見る。それで読み終わり、じゃあ出かけるかという気持ちになり、着替えの準備をする直前で急激に出かけたくなくなったのでやめた、それほど今日の暑さはすごかった。いや土曜日だからそもそも無理して出かける必要がないというのも大きい話なんだが。とりあえず台所と自室を往復して、熱中症はマズいからと水を飲んだり氷を溶かしたりしていた。
夕方になったけど結局風がなくて暑くて何もしてないのでやっぱり出かければよかったななどと思い直しつつすでに夕方だから出かけることも出来ず、夕方だから冷房をつけてもいいだろうという展開になり、一大イベントが冷房になった。冷房あったらあったで神様かよってぐらい助かるけど(ここには電気代を払ってないという情報も加味してください)、なきゃないでどうにかなるというか、寝苦しくて起きたとはいえまたすぐに寝てるわけだし、おれは暑いと寝てしまう人間なのでどうにかなってしまい、老後はそれで死にそうな気もするが、老後と言っても五億年後だが。とにかく冷房の効いた部屋のストリートビューでメキシコを巡るのは冒涜っぽくて最高だな。テレビをつけたらデブのおばさんがパン生地を殴りまくっていた。
それでは少年ガンガンの感想を書きます。新連載攻勢っていうの、明らかに連載が足りないからなんだろうけど、足りないのに今月割と人気があった二作品が最終回だわ、一作品は打ち切りにするわ、しかも今月の時点で連載がつまり雑誌の厚みが足りてなくてオンラインから作品を引っ張ってきて限定再連載とかいうわけのわからないことをやるわ、なんなんだという感じ、この薄さで千ページ超えてた頃と同じ金額取るのかよ。『再世のファンタズマ』、新連載。また現代に噛むファンタジーなんだな、安定感あっていいと思う。極道スタートはともかく、パンツ見えまくってるけどいいのか、屍姫の時にパンツ書けなかった鬱憤だろうか。あれ身体なんか一部食われてない? 主人公はイギリスから!! カッケー!! 『とある魔術の禁書目録』、戦いの佳境、仲間はじぶんを思っている、じぶんは仲間を裏切るかどうかという心の問題、ですますシスター結構役に立たないんだな。ゴゴゴ状態になって戻ってきたのはわかるけど主人公残るのなんでや、筋力はないはずやろ。『とある日常のインデックスさん』、ファミレス回、いわゆるベジータとメシ。双方におせっかいキャラがついてるし性格も一緒というの、確かにそうだなと感心したけど、おいベジータ、金は払えよ。『はんだくん』、修学旅行本編に入り、他校の新キャラ現る。旅行は長いので一回で弱点を見せないらしい。それよりアメ食った食わないのくだりが最高だな、ゲラゲラ笑った、完全に気持ちがすれ違ってる。新キャラは民集とか領地とか口走る様子を最後に見せてる。『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』、エロワイド4コマ、三連発でワイド4コマが続いている。あのーアレですね、オンラインの魔女でのおまけとか、サイン会での自由さをそのまま作品に移した感じになってて、何かに似てると思ったけど藤原ここあの遺作に似てる。比較は失礼かもしれないが、こっちもエロとかわいさに惚れる男が主題だしなあ。でもより日常的かな。とにかく脱ぐ感じなの、カラーで仕事していていい。あと雑なマネはウケた。『魔女の下僕と魔王のツノ』、寝物語とかってやたらと絡むのはひとりで任された調合への不安という心情、独特だ、これがGFの風土なのか、他のガンガン系列では見ない新鮮な描写だな。とにかくメインは吸血鬼探し、(もう探してるのに)今から吸血鬼を探すぞとか言うの面白い。そして肝心の吸血鬼はボロ負け。『Im 〜イム〜』、序盤にしては回想が長いが、編集が人気を見極めたので長期化に向けて話の背骨を安定させようとしたのかな、かなり長い過去の話。しかし、姿を変化させる魔法って魔力で気付けないのか? 主人公が奔走していたことを知らない旧友が敵に回るの、かなりいい伏線を張ったな。『今日のケルベロス』、これから先、分かれたままで行くのかな? とにかく暴力的に頭をガンってやるの、お約束って感じで微笑ましい。とりあえず三人分の買い物をする主人公は太っ腹だねしかし。その買い物で個性を出す展開。しっぽを振るの、あざとい。『とある以下略』、神話の再定義と来ましたか、まあどこでもやってることだけどお。罪人とはなにか、罪を背負ってないのではないか、みたいな二項対立から目的が一致を見るの、どうもまとめみたいな感じだな。しかし、世界を救う最強チーム……というのはちょっとダサい……。『助太刀09』、赤いシーンをカラーに持ってくるのエグいな、おれは大好きだけど子供が引きそう。シャッてカーテン引いたら車椅子あるのかっこ良すぎでしょ。その赤のもつ意味合いは血だけではないという気持ちの変化もさることながら、盲人の感覚に雨で浮かび上がる顔という描写、巧みだしクールだ。『ながされて藍蘭島』、色気のないパンチラが続々登場! これは貶してるんじゃなくて活発すぎるというか。しかしケツドロップ、いくら尻が柔らかいとはいえ骨あるし、普通に痛そう。展開の全体を通してふたつの話の交差がうまいねしかし。主人公サイドは完全に聞き手に徹しているけど。『漫専魔王少女エナ様』、持ち込み原稿を仕上げ、ツンデレが飯を作る、最高の展開じゃんと思ったら次号最終回! 打ち切りじゃん!! 魔王の連載があっさり決まっておかしいと思ったんだよなあ。でもさあ、せっかく前回、学校のひとたちの性格が浮き彫りになってきたのに、結局主人公とヒロインの往復で終わってツンデレすら絡めないまま終わるのは悲しい。『黒の探偵』、最終回、犯人はわかった、しかし結局誰が悪いのか、という倫理的な問題。最終回だからぼかして書くけど必要悪かどうかで世論が二分してるの面白かったな。主人公にはホームズ的結末が待ってるし。『ちちとこ』、新キャラは乳児、どんどん年齢が下がっていくな……。たかいたか〜いのリスクもたかいたかいなのウケる。夜泣きを慰めにマンションの別室に行くの、子供の行動力としても異常だな。なんかやらかしそうな顔……。『クロノス 次世代犯罪情報室』、完全に悪い顔しててヤバいな、黒という字が名前に付く奴は全員ダメだ! 映像で推理する動きの少ない展開、前回の被害者の顔も覚えてないのにバリアフリーとかよく気付くな。お前からも……逃げない!! 『ブラッディ・クロス』、最終回、あっさり終わった。この物語の全体として現実なぞってプログラムとか言ってたけど、マジモンの現実に戻るんだな結局。まあ最終回だしくわしく書かないけど、作者がメガネを気に入ってたってことは分かる。『神様の非日常』、投稿作でワイド4コマ。確かに粗い、エネルギーのある粗さだ、めりこみ表現は昭和っぽいし。土を食う展開は正直大好きです。神様は基本的に言うこと聞かないんだな。幼なじみがひどいのもすごいけど、最後突然消えるのもすごい、すごいオチだ。以上です。