ぐ戒

古典大好きな医者のジジイが古文書の説明に夢中になって患者を放置し始めたので太った看護婦がカーテンの向こうに消えていく夢を見た。このときの患者は多分おれだったと思うんだけど詳しくは覚えてない。そこは詳しく覚えてなくて、看護婦がカーテンの無効に消えていく絵面の方はよく覚えているんだよな。あと、家族が書いた変な小説を読まされたのでどこがノンフィクションだよとツッコミを入れる夢を見た。これもなんとなく覚えていて、その感想を言ったときはでかい橋のたもとのよく草が茂っているところにいた。つうか、そもそもでかい夢を覚えていたはずだが、夢の内容をメモした夢を見てしまうといういつもの失敗を繰り返してしまったため、覚えてない。暑いと眠れてしまうので今日もクソ暑かったはずなのに一度も目覚めなかったし、そのせいで夢を覚えていないのかもしれない。
ところでこれは昨日寝る前に気付いた、なぜなら寝る前にいつも買うべきまんが雑誌を予約注文するからだ、それで昨日いつものように注文すると何故かデジタル版しかないという表示だったわけだ、そういう発見があったんだけどどうしようもなかったのでメールを緊急に書き上げて即刻寝た。それでも寝るべき時間をかなりオーバーしてしまったので良くないことだなあと思っていたのだが、今起きて朝いやいや昼なわけじゃん。アマゾンのメールはなんと午前五時過ぎに帰ってきていたので、この人達の労働環境はどうなっているんだと考えつつ開いて読んでみると、結局毎月買ってきた雑誌の今月号は在庫切れで入荷しないので地元の書店で買ってくれやというお知らせが届いた。別にそれに怒っているわけではない、そんなものはAmazonの自由だし、それだからおれも予めメールに「もし無理だったら地元の書店で買いますんで遠慮なくそう言ってください」と書いたわけだし。しかしAmazon、雑誌が在庫切れなのは分かるが、既に注文してある、発売日が二日前の商品が未だに発送されてないのはどういうことなんだ、着日の期限を迎えそうなんだが。本当に間もなく発送されるのか? 悶々としながらAmazonを検索していたらあまりにも漫然とやりすぎたせいか中国の変なクッションが出てきた。それはいい、ただ多分違う意味なんだろうとは思うが直訳のせいで「哀れな黒人のかわいい絵文字」「貪欲な黒人のかわいい絵文字」などという力強い文章が生まれている現場に遭遇してしまったため、ちょっとだけテンションが上がった。
さーて出かける準備するかと立ち上がったら既に出かける準備がしてあったことに気付いて、おれの脳よ……と落胆した、それはそれとして出かけるわけだ、雑誌の受け取りがあるからまずは書店に向かう。で、忘れないように呪文のように繰り返しながら行ったので当然忘れずに、Amazonでもう取り扱われなくなったまんが雑誌を一冊予約した。これはいつもと違うので「いつもは注文しないんですけど……」と変な前置きをして注文した。こう言っておくのは、マジでそうだという意味合いもあるし、あと来月から買うかどうかはすべてAmazon次第なので余計な負担をかけたくないみたいなところもある。それから新竪に行くと今日はなんと臨時休業、付箋のような正方形の紙を窓に貼ってそこに臨時休業とてがきしてあるというスタイルの休み方だった。しょうがないのでそのままガレージに行って、買うものはなく、すぐに帰り道ということになったが、その帰り道である犀川の河川敷に出るところに大量の毛虫だかムカデが死んでいて、甚だしくキモかった。まあなんか事情があるんだろうがまったく考えてみたくもない、ただただキモい。帰宅してから一応気になったので検索してみたけど、ツイッターにも公式サイトにも特に臨時休業のお知らせとかは出てなかったんだよな。本当に急な休業だったのかもしれない。突然ビールが飲みたくなったとかね。HAHAHA! 別にそういう風土があっても構わないが、全部が全部一気にそうなってほしい。まあねえ、臨時休業と古書雑配置は古書店の華だとおれも理解してるんだが、なにせ遠いのであんまりやられると体力的に困っちゃうんだよねえ。古書店といえばおれは古書店によく行くんで、なんか渋い本が揃いで大量に出てたりすると「偏屈なジジイが死んだのかな」って思うんだけど、最近はリサイクルショップでマイメログッズが大量に売りに出されているのを見ると「メンヘラが死んだのかな」って思うようになってしまった。これは明らかにインターネットが悪い。
それではまんが4コマぱれっとの感想を書きます。ぱれっとは値上げなしに付録をつけていて、その分芳文社より明らかにいいのですが、今月から連続ゲストとやらで大量にワイド四コマが差し込まれていて、非常に不愉快でもある。そりゃ先月号より分厚くなるでしょ。でもその分厚さが、一度減ったあとにワイド四コマで底上げしての分厚さなので、実質現ページのままなんだ。もちろん作家にワイド四コマを描く自由はないので作家に罪があるわけではないが、ワイド四コマの感想を書くのをやめたいぐらいには気乗りしない。出張掲載もワイド四コマだし。目論見的には、本誌REXのワイド四コマがアニメ化するからワイド四コマを量産しようとしてるんだろう、これは推測だが。まあ量産されたらさすがに購読やめるけどな、おれはワイド四コマが読みたくて四コマ誌を読んでるわけじゃないので。そういう理由からCUNEも切ったわけだし、ワイド四コマがそこそこ混ざってる四コマ誌を買うぐらいならCUNEの方が断然いいのである。じゃあ改めて感想を書きますが、さすがに続き物の出張掲載はこっちでは連載しないわけだし(されても困るが)、感想を飛ばしてもよかろう。『だんちがい』、巻頭カラー、増ページと盛りだくさんの内容。異世界転生に憧れる小学生、なのに中学生以上に恥ずかしがるという早熟っぷり。ちゃんと転生した姿を書くところにこだわりを感じた。大根の杖もウケるけど、やっぱり勉強ツッコミを全員からされてるところが良かった。『すのはら荘の管理人さん』、露天風呂後、女子たちの裸を想像してのぼせる主人公、不純だ……。夜は大人が出張って花札や酒のつぎ方などを教える。それがオトナの階段を上ったとか教えたとか表現されてエッチな意味に勘違いされるのが巧みだった。『オトナいろ♥オーダーメイド』、小学生が毎回来る! ヒロインの小学生が髪キマんなかったっつって泣いてる。とりあえず風呂なのだがさすがに一緒には入らない。男に髪を触られると「違う」って分かるのエロい表現ですね。あと尻。でも最後のコマは小学生っぽい。『アズールレーン びそくぜんしんっ!』、ワイド四コマかつ原作を本当に知らないので、艤装なんていう言葉があることも知らなかった。あれパンツなんだ。『スターマイン』、カラーで男女が全裸という凄まじい肌色率。というかめちゃくちゃにエロいのだが尻を見て麻痺してない性欲を悟る主人公の慌てっぷりが面白かった。ロッカー展開ってやつだなこれは。罵倒されながらキスしちゃってるし、最後の罵倒返しも良い。『隣人を妹せよ!』、いつの時代だって萌え四コマのキャラは催眠術にハマる! 今時五円玉振り子で催眠術とか書いてる雑誌があるのかは不明だが、五十円玉にしたから効果十倍とか言ってるのは爆笑した。ゴリラ拒否も笑える。『未確認で進行形』、相変わらず訪問の道中だがまだ家の中に入れない、むしろ霧が立ち込めて若干不穏になったことでラブコメ展開に拍車がかかっている。途中の夢っぽい流れはなんだろう。一方お見合い組は子連れの子供がやってくる。『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』、正装してきたやんちゃキャラ、そのことで動揺してカンペを忘れてしまう。あの表現だとスカート脱いでパンツ一丁になってるんかな、想像したらウケる。後半は感動的演説シーン。『サキュバスさんのはつしごと。』、サキュバスのオフ、というか褐色の方は普通にじいさんにお小遣いもらって日本をエンジョイしてるじゃん。エッチなパワーが使えないので特訓する流れでロリの表情が変わりまくるのがかわいいが、褐色ロリが紐パン見せて誘惑してたら不思議なパワーいらんだろと思った。『魔王になりたいベピンさま!』、ワイド四コマゲスト。表題通り魔王になりたい主人公に、殺してほしい天使が絡みつく。暴力の具合と「あ?」の表情が良かったが、まんが部分もあり普通にCUNEスタイルやんけ。『鬼のまにまに』、土地の権利があるためまた来る主人公、アホみたいに鬼退治グッズを持ってくる。豆って鬼の目にぶつけるんだ、確かに痛そう。まんじゅうこわいが普通に見破られててウケる。身体を満足云々っていう末尾カラー、確かなエロさがある。『きょうのバカわん娘』、確かに人間界の知識なかったらなんで下着じゃなくて水着なんって思ってしまいそうだ。とにかく水着を買ってプールへ行く、察しの悪い神様が無駄遣いを注意したあとしれっと水着買って参加してるのマジウケる。メガネを外したのでポイント高い! 『氷室の天地』、英語と独特の本筋的流れがあって若干読み取りにくいが、本編は気配を読んで敵に勝つ流れ。英語がよく分からんが、それがアカンと言っているのかな。『スペシャルフォーリン』、ワイド四コマゲスト。神様の地位が出来高制だったのと、奇跡の単位が一発二発だったのが良かった。最後のコマからするとラブコメなんか? 『吸血鬼はじめました。』、新キャラで生徒会長が出てきて早速ヒロインに目をつける、というか学園獣の女をほぼ手中に収めている。目を見てキィインとやるシーンから隠すつもりがないように吸血鬼とのこと、これは若干のバトルが始まるのかな。『氷室行進曲』、誰だって吸収に立体広告が出てきたらビビる! あとこんな近未来的設定でもボリュームが全開になるバグが残ってるんだな、かわいい。『無自覚小悪魔 えっちゃんさん』、原作付き読み切り出張掲載。スパッツのケツが素晴らしいという認識はよくわかった。ほっぺたに付いてるの舐めるの、確信犯だよなあ。まああと当然のようにスパッツだからめくって見せるという伝統美ってやつがあります。『ゆずかアプセット』、ネット配信にチャレンジして、更にはヒロイン的役割の子が誘導馬騎手というやつにデビューという流れなんだが、なぜかここで最終回。やりたいこと半分もできてないというセリフがかなり悲しい。『あまえてキビシ』、児ポ連発の展開かなりウケる、ジポで脳天が割れてるしそのあとも児ポに怯える云々とか言ってるし、しかし絵師の流れがつながるのは巧みだった。脳天がプールになってるのも良かったし、合体はかっこよかった。ただ究極フォームになって巨悪を倒して正体も知っちゃったら最終回なんじゃないかという不安がある。以上です。