椎名林檎とビョーキ

 昨日、心理学科の学生を対象にした宗教心理学の授業で、椎名林檎の『罪と罰』を聴かせて、この曲は好きか嫌いか尋ねたら、約9割の学生が「好き」と答えました。やはり、心理学科の学生、少なくとも私の授業を選択するような学生には、ビョーキっぽい人が多いようです。
 私も昔は好きな曲でしたが、最近はもう聴きません。精神科医を受診すれば、「軽症境界例」と診断されるかもしれません。私の経験では、加齢とともに自然治癒します。

きゃりー&レディ・ガガ

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2672640&media_id=137 より転載
きゃりー&レディー・ガガ、お揃い衣装?ファンから反響続々


アーティストのきゃりーぱみゅぱみゅレディー・ガガが、身に付けていた“リボン”がお揃いなのかと話題を呼んでいる。
11月29日放送の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)でガガと共演したきゃりーは、同日に自身のTwitterで「Lady Gagaきゃりーぱみゅぱみゅ」とコメントし、2ショットを公開。ガガは、2011年6月に来日した会見の際と同じ“目玉メイク”にピンクの大きなりボンを身につけたポップな衣装を披露。一方、きゃりーも、ピンクの大きなリボン&ピンクのポップなワンピースを纏った姿で登場した。
この2ショットに、ファンからは、「親子みたいで可愛い」「きゃりーちゃんとガガ様なんか雰囲気似てる」「Mステはガガ様のを拝見。ぱみゅぱみゅちゃんを意識したリボンだと思った」「きゃりぱみゅ風ガガたん!かわゆす!」など、まるでお揃いのリボンに驚く声や、「世界の2大スター!」「きゃりーたんガガ様と一緒ってめっちゃ凄すぐる。めっちゃカラフルで素敵すぎる」「やっぱりガガ様に対抗できるのはきゃりぱみゅなんだなあ」など、独自のファッションセンスの持ち主同士の共演に歓喜の声が続々寄せられている。
アルバム『アートポップ』(11月6日発売)のプロモーションのため11月26日に来日したガガ。同番組出演時には、「日本のファンは私のファッションを取り入れてくれているので、今度は私が日本のファッションを取り入れてみたの」と解説していた。(モデルプレス)


*きゃりーの目標とするアーティストは、レディ・ガガだそうです。


「きゃりーのリブ魂」
http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20130221/p2
武装としてのファッション」
http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20120925/p2

境界例は拘束を嫌う

 内面化のような機制に訴えることはできず、投影的同一視のような原始的機制が表に出る患者の治療に、精妙な言語的精神療法はありえない。おそらく、バリントが言ったように、大地や水のように、患者に対するのがよいのであろう。地のごとく支え、水のごとく浮かべ、激しい行動化に耐えていると、患者はいつか「再出発」(病い抜け)new beginningを開始する地点に到達するかもしれない。バリントの表現は西欧の人には異質なものに聞こえるかもしれないが、われわれにはよくわかるような気がする(中井久夫「軽症境界例」『世に棲む患者』ちくま学芸文庫、2011年(初出1987年)。


*「困った学生」に対応するときの参考になります。