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klimの独り言

2016-09-06 (火)

LIFE!/ライフ」 感想

DVDを借りた。

この映画を身も蓋もなくまとめてしまうと、「冴えないオッサンが旅をする」という内容。しかしながら、広大な映像美や先の読めない展開、コメディチックでありながらヒューマンドラマ風でもあるという、見るものを退屈させない素敵な作品だ。




====ネタバレの壁====




話の概略…もとい、始まりからオチまではWikipediaに全てまとめられている。


主人公・ウォルター・ミティ妄想家だった。誰かと一緒にいても唐突に妄想の世界トリップする。周囲の人々はそれを目の当たりにして少し困惑したり、バカにしたりした。その世界は間違いなくウォルター独りだけの世界だった。

しかし、1枚のネガフィルムを見つけ出すために、一人で海を渡って旅に出ることになったウォルター。その撮影主である写真家の居場所を求めて、手元に残された残りのネガフィルムと旅先で出会った人々の情報を頼りに一人歩みを進めていく。



個人的に好きなのはこの「旅先で出会った人々」の描写だった。

空港先で赤の車と青の車を勧めるレンタカー屋のおじさん、巨大な靴の形をしたビールジョッキのあるBARのおばさん、酔った勢いでウォルターに絡みつつも最後はウォルターを船まで送り届けたヘリコプター運転手、海に落ちたウォルターを大声で励まし続けた船長と思しきおじいちゃん、アメリカから来たウォルターをマブダチと言って服などを交換してくれた船員、港に一台しかない自転車早い者勝ちだと急かしてくれる船員、腕の伸びる人形スケボーを交換してくれた少年たち、ウォルターを火山灰の雨から救ってくれたホテルオーナー

どの人々も本当に優しかった。この人達の優しさのおかげで、ウォルターは一歩また一歩と道を切り開くことが出来た。



全体のお話の本当に後半の方で、ウォルターは旅の中で「I am alone.」とこぼした。一人で山の中を進むウォルターの偽らざる気持ちだったのだろうけれど、しかしこれまでの事を振り返ると、それは決して独りでは成し得ないことだった。様々な人の助けを借りることができた結果その山を突き進むところまで出来たわけで、それは独りの力では難しかっただろう。一人だけど、独りではなかった。

そしてウォルターは目的の写真家と邂逅することになる……




様々な人達が浅く広く関わってくれるという一期一会な描写は見ていて優しい気持ちになれるから好きだ。「LIFE!/ライフ」という作品は色々な人達の、様々な形の優しさを得ることができる、素敵な作品だと思った。



最後に、ウォルターの勤めていたLIFE誌の社訓を書き残して、この記事の締めとする。

To see the world, things dangerous to come to, to see behind walls, draw closer, to find each other, and to feel. That is the purpose of life.


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