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klknの日記

2017-09-10

本格的にStudioOneに乗り換える

週末のロードバイクと、細々としたプログラミング以外の趣味として、3年くらい前は、DTMをやっていた。このDTMという趣味は無限に時間と金を食う代物で、学生だった私はろくに友達も作らず、DTMばかりやっていた。むしろDTMのために軽音楽部に入ったり、学生オーケストラに入ったりしたわけで、私の学生時代はDTMの思い出しかない...。ところで、ロードバイクなんかもどこの会社がいいかだの、プログラミングも何言語がいいかだの、初心者から玄人まで使う道具に対する拘りが強いものだ。DTMの分野では、DAWと呼ばれる、統合的な作曲→ミックスダウン→マスタリング(この段階分けは近年では曖昧だが)を行えるソフトウェアがそういう道具にあたるだろう。かくいう私もかれこれ10年くらいのDAW遍歴がある。

  • 中学生の頃 (〜2007年)

親に新聞に載っていたDELL事務用PC(5万くらいだったか)を今後何も買ってくれなくて良いとねだって買ってもらい、当時無料(後に有料化した)DAWだったREAPERを使っていた。今だと無料ではMu.LABなんかが良いのではないだろうか。REAPERとSynth1(VSTプラグインシンセ)で、最低限の操作方法や、作曲の概念を学んだ。このときはまだミックスダウンやマスタリングの概念を知らなかった。

  • 高校生の頃 (〜2010年)

中田ヤスタカという当時DTMのカリスマみたいな人がいて(当時曲は聞いたことなかったが...)貯金を全部叩いて彼が使っていたCUBASE5を買う。CUBASEは現在でも世界的に人気の高いDAWで、あのハンス・ジマーヒャダインも使っている。これといって良い所も悪い所もないが、普遍的DAWの概念を覚えるのに非常に役立った。当時としては唯一実用的なピッチ補正機能が標準搭載されていたので、画期的といえばそうだが、その他の操作性や内蔵音源・エフェクトはかなり地味だったと思う。当時はSample tank3やREASON4といった音源を併用していた。

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このとき好きだったBTimoutoidというアーティストがMacLogicを使っていると知って、家庭教師のバイトをしてMacBook Pro(2009, 13inch)を買うなどした。このPCはとても頑丈で数え切れないほど机から落としたりしたが、現役でmacos10.10を入れて動いている。OSXだとCUBASE5の相性が悪くてすぐクラッシュしてたので、Logic9に乗り換えた。Logic9は今まで使ったDAWの中で、抜群に素晴らしいDAW(とくに内蔵シンセとエフェクトが良い)で、Macでしか使えないという点を除けば完璧なDAWであった。

Logicで、最初に作った曲。ほとんどLogicの内蔵音源とエフェクトで作った記憶がある
https://soundcloud.com/karitainu/xiral-revised?in=karitainu/sets/original-song-vocal

家庭教師や参考書校正といった大学生ならではのバイトは凄まじく時給が良くて、稼いだ金と余った時間は全てDTM投資された。現在でも泣く子も黙るNIのKOMPLETEやOMNISPHEREといった音源、WAVESのエフェクトバンドル platinum を買ってバンバン使っていると、MBPではCPUパワー不足になり、osx86に手を出すなど頑張って都合していたのだが、徐々にしんどくなり、WindowsスカイリムやFOというゲームにはまり、Linuxプログラミングにハマり、徐々にOSXを起動する回数が減りDTMをすることはなくなっていった。

OSXWindowsLinuxインストールされた自作マシン(左)
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  • Logicとの別れ、StudioOneとの出会い

私にとってLogic9が最高のDAWなのだが、いまやLogic Xという新しいバージョンではUIガレージバンドという初心者向けソフトと同じになり、再生や描画の動作もトロくなり、敬愛するBT氏もめっちゃtwitterで不満をいってCUBASEに乗り換えた。そんな折、私の敬愛するアーティスト砂原良徳氏がLogicからStudio Oneに乗り換えたという話を耳にした。砂原良徳氏(おすすめは四畳半神話大系EDやsubliminalという曲である)は私の中で現存するLogicユーザの最後の砦というイメージだったし、先述の理由から、Windowsで動くDAWを探していたので、Studio Oneに乗り換えて見ようかと思ったのだ。

Logicユーザなら簡単に乗り換えられると語る砂原氏
https://www.mi7.co.jp/story/yoshinori.sunahara.php

砂原氏の言うとおり、Studio OneはLogicユーザには大変馴染み深いのだった。機能は少ないものの、基本的なコンセプト(シングルウィンドウだったり、MIDIオーディオエディタ・ミキサー画面のデザイン、ショートカットキー)はめちゃくちゃ近いので、未だにマニュアルを見ていないが、不自由はしていない。エフェクトのルーティングとくにサイドチェインなんかはLogicよりよっぽど直感的であった。

それに加えて、音が良いという話だが、これも同意している。技術的にも倍精度(64bit float)で内部処理している唯一のDAWとのことだし解像度の高さは明らかだろう、さらにCPUパワーの消費も大変少ない点からもジッター(音のつまり)が発生しにくい特性があると思う。DAW遍歴からくるイメージとしてはCUBASE(音が整理される感じ(分離感?)だが、芯がない)とLogic(芯がありウォームな感じだが、音がゴチャゴチャしやすい)のいいとこ取り(整理された音だが、芯がある)感じが良い。この芯がある・ないというのは難しい話で、例えば具体例を出すと「同じキックを鳴らしてもDAWによって、コンッときちんと前にでてくる音にミックスしやすいかどうかが異なる」ということである。初めてstudio oneを使ったときはマスタリング用途だけで使ったのだが、うまくもとのミックスのバランスを保ちつつ、強調したいところをブーストできる感じが好きだった。

マスタリングだけstudio oneを使った曲
https://soundcloud.com/karitainu/b?in=karitainu/sets/remixes-3392

ところで、(3年のブランクがあるので)まだStudioOneで一から曲を完成させたことはないのだが、完成した暁にはいくつかのtipsを投稿しようと思う。とりあえず昨日ようやくKOMPLETEをインストールした。

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