ミドリカワ書房 ニューアルバム完成記念祝賀会@代官山晴れたら空に豆まいて


ミドシン3年ちょいぶりの新作が完成?!マジ?
大半のアレンジを押しつけられた哀れな中野くんとの、チョー不慣れなトークライブです。
沈黙が続いたらどっちかが歌います。
飲みながらやるので、みなさんもひとつ。

アルバム出て、良かったなあ。9月の晴れ豆で、アルバム出すことがだいぶ前向きらしい様子を聞かせてもらえて、ひさびさに書房の前向きな姿勢を観れてほっとしたのですが、やっぱりこうして形になるのは、なにに置いてもうれしい。ご本人も出せて良かった、頑張ってきて良かったって何度も言ってたし。長いこと見ていると、ファンとしての心の距離が一定になってしまって、昔のように胸踊らせることがいろいろと希薄になってしまったりするんだけれど、今日このおしゃべりが聞けて本当に良かったなあと思いました。彼がこんなにシビアにお金の話をするところを見るなんて昔は想像だにしていなかったけど、でもその訥々としたオネエ口調は相変わらずで、この人は変わっていなくて、そしてやっぱり好きだーとしみじみ感じることができて良かった。思えば、その昔書房がオネエ言葉を使うのは「キツく聞こえないから」だと言っていたことがあって、ここ最近をそれをものすごく実感する日々です。人への見せ方を考慮するって、大事なことだよね…。


何より今回は中野くんの存在でした。中野くんと書房のなれ初めを何気に初めて聞いたような気がするのだけど、「出れんの!?サマソニ」の審査員をした書房さんが、おもしろいなと思ってミドリカワ書房賞をあげたのが世田谷ボーイズだったんですね。レコーディングの10日前くらいになって、いきなり10曲分アレンジやってとお願いされた中野くん、「ほんとに…ミドリカワさんは、皆さんの思ってるような人なんですよ」(笑)。でも数曲で、できる範囲でいいよと言われたのに、「10曲空いてたら10曲全部座りたいじゃないですか」といって頑張ってくれた中野くん、書房のこと好きなんだね…ほんとにいい人だ。そして、アルバムのなかから2曲ほど、中野くんのアレンジでボツられたもの(「10日前だってのに、ボツにするんですよ?」w)をちょっとだけ披露するなど。「仕方ないから ここにいるから」の「大滝詠一っぽさ」完璧っぷりすごかったー!中野くんが名曲だとしみじみ絶賛していた「花火大会」が、ほんと理想的なアレンジになっていて幸せでした。やっとこうして、名曲が形になるのは本当にうれしい…ライブが好きだけど、やっぱり形にならないと、曲は生きていけないじゃん。
書房ともっと仲良くしたい中野くんは、もっと飲みに行こうとかライブやろうとか言うんだけど、「僕らだけの世界みたいなのを、お客さんに見せすぎと思って」と、距離を置こうとしている書房(笑)。書房のこういう自己モニタリング的な発言が聞けたの良かったなあ。
終盤に、またアルバム作らないとね、でもそのためにはストックがないと…あなた曲作ってる?と中野くんに訊くと、「曲は作ってますけど…歌詞がね」と中野くん、僕が歌詞書くよとさらっと返す書房、えっ!!まじすか!?やったー!!と今日イチのでっかい声が(笑)。「めっちゃ嬉しい、今日来てよかったー」とニコニコしてたよ。良かったねえ。カラオケで歌っている書房にスマホを向けて写真を撮る中野くんに、ふにゃっと笑って返す書房。なんのくだりだったか、二言目くらいに「すいません」と即答した中野くんに、「あ、そんなキツく言っちゃった?」「…ゴメンネ」と謝る書房(笑)。癒されました。やっぱり人は人に映って映されて、その人となりが見えるものだ。中野くん本当にありがとうでした。
その写真はこれだね→