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kom’s log


- きみ、そこはきみの家ではないのだよ - ミラン・クンデラ


26-11-2008

[] 2008-11-26 - kom’s log を含むブックマーク 2008-11-26 - kom’s log のブックマークコメント

東さんの「信頼」ってなにかなあ、と思っていたのだが、これにたいする考え方はこのあたりかな。

世界は複雑であり、学問は専門領域に分割されていて、いちいち文脈を押さえないと議論に参加できないのではあまりに不自由で、したがってすべての反論可能性に開かれているブログはすばらしい場所です。しかし、やはりそれでも、コミュニケーションのコストを低くするためには、他人の主張を批判するときにはあるていど前提を読んでほしいと思います(それこそ信頼社会として?)。

たとえばぼくが「ナショナリズム」というときには、当然人文系のさまざまなナショナリズム批判を念頭に置いているし、それはぼくのプロフィールからも明らかなはずなので(といってもfinalventさんはぼくのプロフはご存知なかったようだけど)、その意味で読んでほしいです(ちなみに、そこらへんさらいたいかたには大澤真幸の大著『ナショナリズムの由来』をお勧めします。その補論3が強制収容所論です。そこでは人間の定義の境界についても書かれています)。また「動物」という言葉も、ハイデガーの(というよりもデリダが読んだハイデガーの)「動物」だとか、アーレントの「人間の条件」だとか、そういう文脈のうえで使っています。アウシュヴィッツとネイションの繋がりとか、公共性と「人間」の定義だとか、そういう話はべつに俺流理解でやっているのではなくて、少なくともそういう議論がされている場はあるのです。

さらに付け加えれば、「信頼」は英語の「trust」で、こちらは微妙にフランシス・フクヤマなんかを意識しています。『人間の終わり』を読めばわかりますが、フクヤマの議論でも信頼と人間の定義(というかヘーゲル的「歴史」の定義)は密接に繋がっています(ところで肝心の宮台さんはルーマン的な意味で「信頼」を使っているはずでそれならむしろナショナリズムには繋がらないと思うのですが――といってもぼくはルーマンは詳しくないのですが――、最近の宮台さんの議論ではそこが短絡されているような気がしていて、そこもぼくのエントリのひとつのコンテクストを形成しています)。あと、信頼という言葉を使っていたかどうか記憶にないですが、信頼の論理が信頼できる人間と信頼できない人間を峻別しないと成立しないことは、ロールズが『万民の法』でリベラルにつきあえる国家とそうでない国家を分けざるをえなかったことにも現れていると思います。

http://www.hirokiazuma.com/archives/000395.html

nesskonessko 2008/11/26 15:42 東氏は、自分が説明したいことのわかりやすい例えとして南京虐殺を持ち出しているのでしょうが、よりによってなんで南京虐殺なんでしょうね。それを持ち出さなくてもできる話をしているのだと思うのですが。

都合のいいところだけつまみだして利用するのは歴史修正主義者の得意とするところなので、彼らに利用されそうなことを言うのは控えた方がいいと思った。連中は確信犯ですし、場合によっては権力を介して圧力をかけることも辞さないのはもうわかっているのですから。

hizzzhizzz 2008/11/26 17:29 オタクの中から女性とオタク・セクシュアリティを排除して成り立った『動ポモ』説=「情報の断片化」が、以後アニオタのスタンダードとして機能・進化し、「なんの問題」もなかったかのようにふるまい続けることで1評論ジャンルとしてサブカル世界の一角に居場所を占めていった仕儀=「政治性」を、東自身は認識してるとは思いますよ。
そして、その延長のゼロアカ評論世界を成立運営させる為には、ゼロアカ以前の歴史は無論ゼロアカ世界を取り巻く流動する現況さえも一切知らぬ存ぜぬ見ませぬという表面張力が出張りすぎて、南京事件について言及しちまった「観測気球」が、ボコボコにされたということかと。自己立場を出したり引っ込めたり大変忙しい東の言動は、立場が定まらないようにグレーゾーンを大きくとろうという意図が、ここにきて反作用の負債のほうが大きくなっているように思えます。
問題は、その政治性こそをたのみとしている者達が、その負債を一気に償却しようとして、身の回りの「逆張り」に安易に飛びついてしまうことです。その責任を東はどうとるのかということに関しても、これまたとりあえずの「観測気球」を出したり引っ込めたりしていそがしいみたいですね。

NakanishiBNakanishiB 2008/11/28 05:49  どうも、ブクマをいくつか拝見したのですが、「構築主義とは何か」に収録されている北田暁大さんの文章はかなり参考になるのではないでしょうか。本の紹介にブクマなさっているので既にお読みかもしれませんが。

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db2000/0102uc.htm
 こちらに要旨がまとめられていますがちょっとわかりにくいですね。では余計なこと失礼しました。

kmiurakmiura 2008/11/29 14:04 nesskoさん
南京大虐殺の例を挙げるのは、単にそれがデリダがその問いの中心としたアウシュビッツと同じような戦争犯罪として扱ということではないでしょうか。デリダをうけつぐ、という意気込みの元で。計画の段階から見ればアウシュビッツとは違ったいきあたりばったりな側面があるので、「それを知るすべての人間が死滅してしまってだれもしらない大地震」のような地球的事実(あるいは人がだれも踏み入らない森の中で落ちた木の枝)、といった形でその出来事をとらえていいのだろうか、という点にはこだわってもいいんじゃないかと思っています(アウシュビッツだって本当はそうだけど、さらに分析をすすめれば、またちがった社会的な同調圧力の話とかがでてくる)。誰もしらない、なぜなら全員死んでしまったから、という出来事は当然あるでしょう。死ぬか生きるか、ではなくても968年12月4日の午後3時に京都の烏丸通りを誰が歩いていたのか、なんてことはどこにもちゃんと記載されていないだろうし、知りえないわけです。今現在渋谷の山手線のホームに何人の人間が立っているのか、さえわたしたちは正確に知ることはできない。
日本にしても敗戦直前に内務省が都合の悪い機密文書の焼却を命ずる指令を出したという記録が残っているので、隠滅を図った、という点は確かです。でも、その隠滅行動の結果としてなくなってしまった書類の数々をふまえて、あるいはふまえず単になくなってしまったことを無視して、今の人たちが「書類に記載された証拠がないではないか」といった話を聴くたびに、「知りえない」という可能性をふりかざす人間の罪深さを考えてしまいます。知りえない、のではなく知らないようにしたということがはっきりしているのに、「証拠がない」はまだしも、そんなことは知りえない、としてしまうことの、なんというかとてつもない世代を超えた嘘つきの存在をそこにわたしなどは感じてしまうのです。私は東浩紀さんが世代を超えたうそをつくために目下話題になっているような発言をしている、とは思いません(あえてそうしたうそをつきましょう、と提唱している人たち、うそをついてください、といっている人たちもいますが… この点はtoledさんが見事なエッセイをしたためている)。しかしながら、そうしたうそがパフォーマティブな形で大手を振って歩くための哲学的基盤を結果として提供してしまっているのだろしたら、それが意図ではない、あるいはこのメッセージは限定された人々に対するものである、と釈明されても実態としては断片化されて拡散するわけだから問題にすべきではないか、と思っているのです。
…とnesskoさんに返事するだけで力つきました。hizzzさんとNakanishiBさんへのお返事はまた次回にでも。

kmiurakmiura 2008/11/30 12:09 hizzzさん

「観測気球」が実は観測気球ではなくて、議論のレンジをシフトさせることにしかなっていないのではないか、というのがわたしの解釈です。ポストモダンは本来よいことだ、と思っているのですが、それもレンジが増えるのでさえあれば。でもそれがシフトでしかなくて広げる結果になっていない。右傾化の尖兵にしかなっていない。
今あるシフトは、中央値がそのままどどっとシフトするようなシフトで、幅が広がるという展開ではないのではないか。タモガミ某の話を耳にして、おー、これはマジで対応する必要がある、というときに、「南京大虐殺があったかどうかわたしたちには知りえない」。80年代だったら、ああそうですか、わかりますねー、かもしれないけれども、今この時点においてなんらかの留保をちゃんとつけなければ、ただのネトウヨでしかない。

わたしが危惧しているのは、観測気球があがるたびに右傾化する、という点です。80年代に比べたら、我々はどれだけ自由になっているのか。単に右翼が増えただけではないか。

16-12-2003 仰天。オレのページどこにいった?

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というわけで、下のコメントにもあるように(通りすがりさん、ありがとう)、他にも試してみたら、はてなダイアリーをタイトルでグーグル検索すると、11月の日付のログが帰ってくるはてなサイトが他にも。はてなダイアリーはいままでもこうだったのだろうか?私は妄想をさらに深めるべきか、いいかげんに切り上げるか少しだけ悩む。

これはさておいて、最初の点に戻る。私がナゾに思っているのは12日のログが「グーグルのリストに現れ、消滅した」という点である。正確には14日の時点では、検索結果として表示されていたものが、2日後の16日には検索結果にまったく表示されなくなった。いかなる仕組みなのか。

瑣末といえば瑣末なのだが、自分はグーグルを仕事でも私用でも多用しているのでとても気になる。それに、掲示板などで書き込むよりも、一応固定したリアルタイムの情報になることは良い点なのではないか、と思っていたのに、そうではないらしい。しかもIrregular Expressionのような虚偽情報が「グーグル1位」という状況が続いており、その虚偽情報がさらに拡散拡大している。いいのかよ、と私は思ってしまう、、、なんか大マスコミを批判するウェブサイトみたいな雰囲気になってきたな。

グーグルはアルゴリズムを秘密にしている。あまり気にしていなかったグーグルのことをこの機会にちょっと調べ始めてみた。

でも「いかにランクアップさせるか」っていう話ばかりで、ランク決定の過程を詳しく書いたものはほとんどない。ましてや「ランクから抹消させる」可能性について書かれたものは今のところみつからない。抹消させたい人っていっぱいいるだろうな。

メモ代わりに以下に書いて置きます。オススメ情報あったら教えてください。よろしく。

通りすがり通りすがり 2003/12/16 22:14 リンク元表示分の先へのツッコミが削られていませんか?

kmiurakmiura 2003/12/16 22:59 今みにいったけど、あるみたい。11月17日のゆで卵器の話の方が人気あるってことなのかもしれん。だとしたら笑える。

kmiurakmiura 2003/12/16 23:02 「自然現象」であるにしても消えるってやっぱりちょっとなあ。

通りすがり通りすがり 2003/12/16 23:05 ほかのはてなダイアリでも11月分優先の状態になっているのがあるみたいです。http://www.google.com/search?q=%E3%82%8D%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%B1%8B&sourceid=opera&num=0&ie=utf-8&oe=utf-8 とか。miserableな気がする。

kmiurakmiura 2003/12/17 01:23 さっきちょうど同じことしてみてました。他ので試しても11月が頻出する。ということは上で書いたことの後半部分は妄想で「自然現象」の部分か。前半部分も説明つけたい。一度出ていたのが消えてしまうのはなんでなのかな。一方でウソ情報がグーグルのトップにあるのも困りものではないか。グーグルのサーチアルゴリズムは例えば「この3日間を優先」みたいに負荷をつけるんだろうか。パラノイアみたいでみっともないのは承知だけど、このメカニズムに詳しくないといけないんだろうな。

通りすがり通りすがり 2003/12/17 06:46 だう。どうもドメインの書きぶりの問題か? d.hatena.ne.jpでひとまとめにしようとしてる…。>google

通りすがり2通りすがり2 2003/12/17 12:28 「Google Dance」でぐぐってみると吉。既知の現象です。

kmiurakmiura 2003/12/17 12:46 通りすがり2さん、スバラシイ。引用「Google Dance(グーグルダンス)とは、検索するたびに上位表示されたり、キャッシュ(Googleのインデックス)が消えたり、また順位が違った結果になる不思議な、そして腹立たしい現象のことです。」腹立ててしまいました(泣。

kmiurakmiura 2003/12/17 13:00 というわけで、とうりすがりさんにも感謝。つきあってくれてありがとう。

通りすがりならぬ根性なし通りすがりならぬ根性なし 2003/12/17 23:04 むう。せきゅmemoがこっちまで来ていない(泣)。 http://www.st.ryukoku.ac.jp/~kjm/security/memo/2003/12.html#20031216__asahi

hatechahatecha 2003/12/18 17:21 はてな外だけど、ロボット巡回中にサイト更新中で消えたことがありますよ。(推測、ほかに考えられないから)

kmiurakmiura 2003/12/18 19:54 巡回中ってどうやってわかったんですか?

hatechahatecha 2003/12/20 08:25 推測ですけど。ずっとgoogleに載っていたのが一週間ほど消えた。あせった。そしてまた何事もなかったように復活。数時間なんども書き換え作業した時だから、それのせいだろうなーって。

kmiurakmiura 2003/12/22 03:42 あ、気がつかなくてゴメンナサイ。上の「グーグルダンス」と書き込み中の巡回ロボットヒットって、どんな相乗効果になるのか想像できないけど、私の気分としては「はっきりしろ」と

kmiurakmiura 2003/12/22 03:42 いいたい。

nobodynobody 2003/12/25 14:40 freshbotとdeepbotと。Googleには、ふた種類のクロウラァがあるそうです。「記事が消えた」のは、その関係ではないでしょうか。わたくしの日記でも同様の現象がありました。参考リンクを示します。http://www.sem-research.jp/sem/google/20031002030545.html ではでは。

nanashinanashi 2004/08/09 17:49 時期を逃した感がありますが一応。
グーグルはたくさんのサーバー(一万台とか言ってたかな? 自信なし。)に分散して処理をしていて一ヶ月ぐらいかけて全部のインデックスを徐々に更新していくので検索するたびにばらつきが出るのはそのたびに違うサーバーに接続しているからではないですかね。 http://ascii24.com/news/reading/searchengine/2002/10/28/639554-001.html