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2017年08月13日

四方田犬彦 『台湾の歓び』 岩波書店、2015年

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台北では主に映像と文学を、台中では媽祖信仰を体験する巡礼の旅を、そして台南では古き良き台湾の面影を自由闊達に語っている。『台湾の歓び』は『モロッコ流謫』の系譜に連なる、すばらしい紀行であり、エッセイである。

台湾の歓び

台湾の歓び

2017年08月12日

西原大輔 『日本人のシンガポール体験 幕末明治から日本占領下・戦後まで』 人文書院、2017年

| 西原大輔 『日本人のシンガポール体験 幕末明治から日本占領下・戦後まで』 人文書院、2017年を含むブックマーク 西原大輔 『日本人のシンガポール体験 幕末明治から日本占領下・戦後まで』 人文書院、2017年のブックマークコメント

北回り路線の航空旅行が一般的ではなかった汽船の時代、シンガポールは欧州航路の寄港地であったため、多くの日本人旅行者がなんらかの形で彼の地に足跡を残すことになった。朝鮮半島や中国大陸、それに台湾とくらべることはできないが、シンガポールに関わった日本人は思いのほか数多く存在することをもっと日本人は知っておくべきだろうと思う。

2017年07月28日

万城目学 『プリンセス・トヨトミ』 文春文庫、2011年

| 万城目学 『プリンセス・トヨトミ』 文春文庫、2011年を含むブックマーク 万城目学 『プリンセス・トヨトミ』 文春文庫、2011年のブックマークコメント

縁あっていまわたしは大阪に住んでいるのだが、ついこないだいった空堀商店街が物語の舞台(の一部)となっている『プリンセス・トヨトミ』を読んでみた。物語の核心に触れるので、あまり大きな声ではいえないのだが、大阪ならば、いや大阪人の男ならば、ひょっとすると、みんなここに書かれているような秘密を隠し持っているのかもしれない。返す返すも大阪にルーツを持たない我が境遇を残念に思った、ような気がしないでもない。

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

2017年07月18日

サマセット・モーム 『南への旅客』 大東出版社、1943年

| サマセット・モーム 『南への旅客』 大東出版社、1943年を含むブックマーク サマセット・モーム 『南への旅客』 大東出版社、1943年のブックマークコメント

サマセット・モームのビルマ、タイ、仏領インドシナ旅行記、”The Gentleman in the Parlour”の翻訳だ。原著は1930年出版。世俗のしがらみを離れて、ただ「客室の紳士」として旅することのすばらしさを説くことからはじまるこの旅の記録は往時の様子を知ることができる素敵な読み物でもある。

The Gentleman In The Parlour

The Gentleman In The Parlour

2017年05月10日

ホッド・リプソン、メルバ・カーマン 『ドライバーレス革命 自動運転車の普及で世界はどう変わるか? 』 日経BP社、2017年

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そう遠くない将来、すくなくともわたしが生きているうちに、きっとAIによる自動運転車が街を走る姿を見ることになるだろう。それにしてもAIの技術は飛躍的な進歩を遂げている。こういう技術革新が現在進行形で行われていることを知ると、どうにかして長生きして、未来の社会をこの目で見てみたいと強く思う。

2017年05月08日

ヴォルフガング・シヴェルブシュ 『鉄道旅行の歴史 19世紀における空間と時間の工業化』  法政大学出版局、1982年

| ヴォルフガング・シヴェルブシュ 『鉄道旅行の歴史 19世紀における空間と時間の工業化』  法政大学出版局、1982年を含むブックマーク ヴォルフガング・シヴェルブシュ 『鉄道旅行の歴史 19世紀における空間と時間の工業化』  法政大学出版局、1982年のブックマークコメント

鉄道の登場は人類の時間と空間の認識を一変させた。その機械的な速力は移動にかかる時間を大幅に短縮し、また空間と空間の距離をも大幅に近づけた。鉄道旅行だけではなく、人類史における時空間パラダイムの転換を射程に収めた応用範囲のすばらしく広い論考だ。じつにおもしろい。

2017年04月05日

小牟田哲彦 『大日本帝国の海外鉄道』 東京堂出版、2015年

| 小牟田哲彦 『大日本帝国の海外鉄道』 東京堂出版、2015年を含むブックマーク 小牟田哲彦 『大日本帝国の海外鉄道』 東京堂出版、2015年のブックマークコメント

大日本帝国の統治下にあった、台湾、朝鮮、関東州、満州、樺太、南洋諸島の鉄道事情を簡潔にまとめた一冊。帝国の路線はこれほどまでに広大な地を走っていたのかと思うことしきり。東京から陸路を伝ってロンドンまでいってみたかったものだ。

大日本帝国の海外鉄道

大日本帝国の海外鉄道

2017年02月27日

デミアン・チャゼル 『ラ・ラ・ランド』 (米国、2016年)

| デミアン・チャゼル 『ラ・ラ・ランド』 (米国、2016年)を含むブックマーク デミアン・チャゼル 『ラ・ラ・ランド』 (米国、2016年)のブックマークコメント

ジャズピアニストでいつか自分のジャズバーを開く夢を持つ男と、女優を目指しオーディションを受け続ける女のロマンチックコメディミュージカル映画。ゴズリングとストーンは互いに似たもの同士だけれども、男のほうがロマンチストだと思ってしまうのは、わたしが男だからだろうか。