No.4   『  恋人通り <公園通り> 』  

kneedrop72010-08-30

            

 『 恋人通り <公園通り> 』 作詩:小沢幸一


夏は人をおしゃべりにする
心の窓をあけっぱなしにする
そして ふたりの恋人通り
また ひとつ ふえて行く


たった一枚の便せんに
書いた 私の不安な気持ち
察っしてあなたは
電話してくれたっけ


はじめは手さえ握るのも
ふたりともふるえて 出来なかった
なのに 今では
名前さえも 呼び捨て合うふたり


女の子は みんな
一番好きな人が 出来たら
いつか 恋人通りをふたりで
腕をくんで歩きたいの


広いこの世に 私の事を
心配してくれる人が
居るだけで ただ それだけで
とても シアワセ

               1978年作品












































































”The Poetic Works Of kouichi Ozawa ”