伝えていく事の大切さ〜堤未果著『政府は必ず嘘をつく』を読んで

掲題の本を読んで、ちょっと反省した事があり、久方振りのブログに載せておく。他でも無い、自分自身の無気力・無行動について。

マスコミ報道がインチキだってのは、ネットでも、本でも、アレコレ書かれている事であり、自分としては、もはや当たり前の事として感じている。ほんで、TVのニュースなんぞに「嘘つけ!」と突っ込んでみたりはしているのだが、それって、何の役にも立って無いのよね。

自分は騙されないぞ、と斜に構えたまま、実際の動きに対しては、「成るようにしかならないわ〜」と何の声もあげず、TPP等の悪法・悪条約が成立していくのを指を咥えて見ているのでは、その事を知らない人と比較して、何の違いがあるのやら。それよりは、たとえ微々たる事だとしても、その悪への警鐘を発信・拡散していく方が、ずっと良いのでは無いだろうか?

この本の中に出てくる、TPPの前身とも言うべきMAI(多国間投資協定)を全世界的な協力で阻止した話に希望の光を見ました。

という事で、ネットで拾った内容など含め、色々と紹介・集積していこうかな。英文拾って、簡単な訳をつけて紹介、ていうのが、単純拡散よりも有意義だし、目指したいところ。

上記決意を促すきっかけをくれた堤氏に大感謝!

困る努力をやめる

ライフネット生命・出口CEOお勧めの楠木建著「戦略読書日記」を読んでいる。優れた”戦略・ストーリー”を含んだ本を取り上げ、その長所を分析し、解説した本。紹介されている本はどれも面白そう!語り口も洒脱で、ぐんぐん読める。

岡田斗司夫レコーディング・ダイエット」を書評した章で目を開かされたポイントがあったので、ご紹介。レコーディング・ダイエットのコンセプトは、「太る努力をやめる」であるそう。ここでいう、「太る努力」というのは、大して好きでもないのに食べている、という状況らしい。なるほど。

上記の岡田氏の主張を「困る努力をやめる」という言い方にすると、私も含め、より多くの人にあてはまる箴言に成るのではないかと思った次第。大して面白くもないTVで寝不足になるとか、それほど難易度の高くない挑戦事に怖じ気付いてチャンスを逃すとか、色々な困る努力があると思いますが、どうでしょう?

そういえば、全く偶然だが、昨日から何に時間を使ったか記録を取る習慣を復活させている。週末、ゲームに時間を費やし過ぎて、色んな事が疎かになった気がして、反省から。困る努力を遠ざける事に役立つ気がしなくもないですね。ちょっと続けてみましょうか。

120422 免許更新、論語の論考


10:00ー13:30 免許更新
そこそこ早いかと思っていたのだが、すでに長蛇の列ができており、参った。
目の訓練をしながら進んだ甲斐あり、問題なく更新できた。


加藤徹著"本当は危ない「論語」"を読み切った。
消化し切れていないが、論語孔子の著作ではなく孫弟子位による後世の著述であること、儒教の初学者向け書物であることなど、論語という書物の位置づけが分かり、面白い。
関連書籍で、もう少し、東洋(中国、日本)の歴史に対する儒教の影響を学習していきたいと思う。


明日の仕事は、社内や顧客向け資料の作成や社内打ち合わせなど。

東野圭吾の"悪意"

出張移動の電車の中、東野圭吾の"悪意"を読んでいる。東野は、やはり、トリックで読ませるタイプのミステリー作家では無いのだろう。犯人側の心理描写、追いつめられ、魂を削られ、必死でつかんだ反撃の手段が殺人しかない、そんな哀しい人々の姿が、読者の共感を呼ぶのだろう。


比較に出しては悪いが、昨日観た三谷幸喜の映画が何故つまらないと思ったか。それは、あまりにも浅いレベルで、惚れたの腫れたの殺るの殺られるのと、空騒ぎを繰り広げているからだ。


私は、物語の良し悪しは、読者がその世界に身を浸し、疑似体験を通して、人生の機微をどれだけ味わうことができるかに掛かっていると思っている。薄っぺらな喜怒哀楽をどれだけ並べてみたところで、頭をがつんと殴られるような、この強烈な感覚は残りはしない。まだ終わらない"悪意"を読み進めながら、そんなことを考えた。

120415 読書でのんびりの日

8時半頃起床。昨日(会社の花見)の酒が残っていて、頭が重い。
1時間の所を乗り過ごしを繰り返して、
3時間掛けて帰ってきたことを思えば、
多少の二日酔いは当然。軽いくらいか。


起き抜けに"ジョゼと虎と魚たち"を
奥さんが観ていたので、朝から映画鑑賞となった。
妻夫木聡が演じる主人公がヘタレすぎて
感情移入できない。
映像と音楽は綺麗であった。


布団干しなどしながら読書。
ジョン・ル・カレ
"ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ"は秀逸。
3部作らしいので、早速、図書館で
以降を予約する事にした。


新・餓狼伝の2巻を読みおえて、図書館へ。
予約していた東野圭吾2冊含め4冊を借りる。


帰宅後、"聖女の救済"を読む。
ガリレオ物は、ちょっとあり得ない話が多いが
これもその一つだろう。
これだけのトリックを考えておきながら、
後処理の仕方が少々ずさんだったり。
感情描写で不自然さを隠しきれるところが
さすがは東野圭吾といったものか。


おやつ後、2時間ほど仕事の報告書作成。


夕食を食べながら、三谷幸喜の"マジックアワー"を鑑賞。
う〜ん、どうかなあ。
奥さんは結構気に入ってましたけど、
あまりのリアリティの無さに、
私はちょっと引きました。
登場人物の知識が偏りすぎている。
だから変な話でも相手にバレない。
そんな前提条件で話を組み立ててるから、
話の展開が強引すぎるよなあ。
どうせならタランティーノくらい
ぶっ飛んでてほしいけど
日本映画ではこのくらいが限界か?


湯船に浸かりながら、東野圭吾著"新参者"を読む。
東京は人形町を舞台に、短編を繋げて
一つの事件を核とした人々の纏わりを追っていく、
じんわりと人情味のにじみ出る、良い作品。
宮部みゆき好きの母にもオススメしたいところである。


明日は朝から福岡へ出張して打ち合わせ。
はよ寝なければ。

120410 中国出張移動日

6時起床。ホテルのロビーで朝食。


7時半チェックアウト。
セントレア空港に徒歩で向かう。
今年で7年目の空港とのこと。
周囲にはホテルが数軒程度で
ほぼ何も無い殺風景な空間が広がっている。


空港にて、お土産や本を買い、出国手続き等済ます。


9:20頃、9:30中部国際空港発のANAに搭乗。
アナウンスを聞き逃していて、危うく乗り遅れるところ。
油断大敵。
搭乗機はB737ー700。
中央通路の両側各3席x30列ほどの小柄なジェット。
LCCによく使われている機体だったか?
席を一杯に詰め込んだ感あり。
ただ、朝早い為か、空席が目立つ。


機内紙で映画情報をチェック。
J・エドガー、レナードの朝グッドウィル・ハンティングは観てみたい。
食事の後、1時間ほど睡眠。


現地時間12:30頃、香港着。
入国手続き等を終え、到着ロビーのフードコートで食事。
ピータンと豚肉のお粥。美味。
豚肉は「痩肉」と表記されていたが、細切りの事か?


食事終えて1時間ほどメールチェック及び事務所とのやり取り。
明日の訪問客の製品仕様を確認。
その後1時間ほど、小宮一慶の "「読む」「書く」「考える」は5分でやりなさい!”を読む。
良い仕事をする為の、インプット・アウトプットの仕方と心構えを説明した本。まずは取りかかる、準備を怠らない、数字で論理的に考える、等、基本ではあるが大切なことをおさらい。
書く力の向上には日記を付けると良い、とあり、放置していたこのブログを動かす気になった。


17時前に待ち合わせ相手と合流。
7人乗りのリムジンバスでシンセンへ移動。
到着ロビー中央近くのInformationの様なチケットカウンターでチケット購入。
シンセンのホテルまで、スムースに連れていってくれる。
便利なので、次回出張時にも利用しよう。


19時頃から点心の店で夕食。


11日の予定は、10時半集合、12時前昼食、午後1時頃から顧客訪問。

2010年11月22日のホームワーク

村田製作所
株価が本日(101122)も175円(3.1%)上昇。順調に上がり続けているが、PER22.78倍とかなりの高値圏に入ってきていると思われる。
PER25倍の5,882円くらいまで行くかも知れないが、安全のため、5,100円で逆指値を入れておく。


ミライアル
EPS189.72円に対し、現行価格1,959円(PER 10.3倍)は割安。
300mmウェハー容器での優位性は当面動かないと見る。
SUMCO向けが44% 信越半導体向け15.7% 海外向けが28.6%と増加傾向
PER25倍なら4,742.5円。そこまでは行かずとも、2,500円くらいまでは上がってくるのでは無いだろうか。
逆に1,800円くらいに下がったら買い増しても良いかも。