NUWARA ELIYA の空の下の憂鬱 RSSフィード

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2008-08-18-Mon

[][] 読んだ本 「「教育七五三」の現場から」/瀧井 宏臣/祥伝社(祥伝社新書)

 なんか最近、近所のお子さんが夜12時過ぎとかに起きているのを耳にし、最近の子ども達は遅くまで起きているのだなという状況と、仕事先でよく聞く小学校学級崩壊などの事例の話とが、この本を読んでどこかでつながったような感じ。最近話題の「早起きをする」「朝ご飯を食べる」=学力向上、とは言えないけれど(そう簡単なものではないらしい)、大人も含めた生活習慣の悪化が子ども達に影響を与えている可能性は高そうという。改善が個々でできることだけではない分、簡単に解決できる問題ではないことが問題の根深さを示唆しているといえる。

はてな年間100冊読書クラブ -/100>


[][] 読んだ本 「ロゼッタストーン解読」/レスリー・アドキンズ,ロイ・アドキンズ/新潮社新潮文庫

 この本は、正確には「ロゼッタストーンを解読した男たちの記録」だ。ロゼッタストーン(ヒエログリフ)の解読方が記載されているのではなく、どういった経緯でジャン=フランソワシャンポリオンが解読するに至ったかの、かなり泥臭い人間模様を書きつづったものだった。そういう意味では、前に読んだ「暗号解読(id:knyacki_j:20060720#p2)」のような内容は得られなかったが、これはこれで。

<はてな年間100冊読書クラブ -/100>

2008-03-14-Fri

[][] 「おれ明日からヴェネツィア行ってくる!*1」な2冊

迷宮都市ヴェネツィアを歩く カラー版」/陣内秀信角川書店(角川oneテーマ21)」

AQUA」(1)〜(2)・「ARIA」(1)〜(12)/天野こずえマッグガーデンBLADE COMICS)

 ―――前略、お元気ですか?

 つーか、ヴェネツィア行きたーい!

 たまたまヴェネツィア関連の本を2種類読んだのだけど、まあ見事に結びついて相乗効果でイタリア行きたい熱が再燃。

 「迷宮都市〜」の方は、ヴェネツィアで暮らした経験を持つ建築学先生が、有名無名の街のスポットや見所を、13の街歩きのルートに設定、それに沿って優しい口調で解説。カラー版といいつつ、基本読み物なので、掲載写真以上に見てみたい・気になるポイントが多すぎて困ることが不満なぐらい。というか、適度な写真で旅情を誘い、とりあえずこの本もってヴェネツィア行けっていうことか。

 「(AQUA→)ARIA」は(書名は連載誌・社の変更で名称変更したとか)、今から約300年後のテラフォーミングした火星にヴェネツィアを再現した街という設定で、日常の中から幸せを見つけることにかけては天才的な水先案内人の女の子・水無灯里と仲間達が織りなす日常と成長を緩やかに描いている。こういったマンガにありがちな、成長せずエンドレズに続くものなのかなと思ってたけど、ついに動きがありこの10日に最終巻が発売。緩やかに感動を織り交ぜたような面白さが、あることを契機に一気に動き出す。その動きにとまどいつつも、きちっと前を向くことを選んだ灯里かわいいよ灯里。最終話の「あの頃は楽しかったじゃなくて、あの頃も楽しかった…」「いずれは変わっていく今を この素敵な時間を大切に ね」というあたりは心を鷲掴みされました。最近歳で涙腺が緩くなってる気がするとはいえ、とても柔らかくて素敵な話だと思いました。今テレビでやってるアニメまで見出したけど、最終回泣かずに見れるかなぁ。

 今年の夏はひさびさのイタリアに行こうかな。夏が待ち遠しいです。

迷宮都市ヴェネツィアを歩く―カラー版 (角川oneテーマ21)

迷宮都市ヴェネツィアを歩く―カラー版 (角川oneテーマ21)

ARIA (1) (BLADE COMICS)

ARIA (1) (BLADE COMICS)

はてな年間100冊読書クラブ2 053、054-055、056-067/100+25>

*1:行きません。つーか行けません

2008-03-06-Thu

[][]2008年1〜2月の本あたり

「照葉樹林文化とは何か―東アジアの森が生み出した文明」/佐々木高明/中央公論新社(中公新書

 『照葉樹林という言葉が今や一般的』といわれるほど一般的な言葉か?と思うけど、文化人類学の一つの位置づけとして、日本でも身近な"温帯常緑広葉樹林"を中心とした一つの文化体系論ということで、結構興味深く読めた。「東亜半月弧」論は聞いたことがあったのだけど、ちょうどその説の中の、照葉樹林文化の農耕形態の一つに、チャ(茶)の項目がうまく当てはまる。茶の原産地の進化?の状況が面白く、そもそもの茶自体がかなり農耕作物であるということ、各地での飲み方は進化というより地域適応という感じだ、ということが、昨年秋の世界お茶まつりの時の話に繋がり、そのまま勢いで読んだというとこ。

はてな年間100冊読書クラブ2 048/100+25>



「こんな話を聞いた」/阿刀田高/新潮社新潮文庫

 ちょっとしたブラックユーモアを読みたくなったときに手に取った。すっごく面白い!というのではなく、安心して「ニヤリと笑える」ような感じ。

こんな話を聞いた (新潮文庫)

こんな話を聞いた (新潮文庫)

<はてな年間100冊読書クラブ2 049/100+25>



「2010年南アフリカW杯が危ない! 」/木崎伸也/角川・エス・エス・コミュニケーションズ(角川SSC新書)

 サッカーにはあまり興味ないけど、南アフリカの現状には興味があったので。たぶん皆が抱いているだろう漠然とした不安がどのようなものか、ということが結構具体的に示されているのが興味深い。まあ、今の状況だと旅行を楽しみに行けるような状況では無さそうとしかいえない。

 正直、こんなネタにされてるような街ですが、この本の体験部分を読んだだけでも、それがあながちネタレベルではないということ(ネタというか既に笑えるレベルではない負のスパイラル)が恐ろしい、というか悲しい。

(参考)死にたい人にお薦めの危険な街ヨハネスブルグ(2ch)

<はてな年間100冊読書クラブ2 050/100+25>



「アフリカの蹄」/帚木蓬生/講談社(講談社文庫)

「アフリカの瞳」/帚木蓬生/講談社(講談社文庫)

 厳格な人種差別政策のあったアフリカにある架空の某国*1の医療問題をモデルとした小説。前作がアパルトヘイト政策下の天然痘を細菌兵器としたホロコースト疑惑、続編がアパルトヘイト解放後のエイズ問題。作者は現役の医師とのことで、医療現場の表現のリアリティが高く、本筋以外にもいろいろと考えさせられることが多くとても興味深い。フィクションとは思えず、どちらも思わずモデルになった事件などがあったかと錯覚するような。後編は前編ほどのインパクトはなかったけれど、むしろ現実に近い状態と思われる。現在の南アフリカが、実際の小説の最後のように、解決への道標が出ているのなら未だ救われるのだが。

アフリカの蹄 (講談社文庫)

アフリカの蹄 (講談社文庫)

アフリカの瞳 (講談社文庫)

アフリカの瞳 (講談社文庫)

<はてな年間100冊読書クラブ2 051・052/100+25>

*1:国名が出てくるわけではないが、南アフリカをモデルにしている

2008-02-17-Sun w.080224

[][][] ひがし大雪アーチ橋群・タウシュベツ川橋梁見学ツアー

f:id:knyacki_j:20080217111211j:image:right:w300 1987年に全線廃止された旧国鉄士幌線は、もともと大雪の森林資源と十勝北部の農作物の運搬を主とし、1937年〜1939年に造られました。この士幌線は、ピーク時には十勝平野を縦断した急行列車*1もあったが、逆に末期には国鉄再建法による特定地交線指定前に早くも一部区間をバス代行とするなど、かなり早い時期に過疎化(と車への移行)が進行していた路線でもある。発電用ダム湖の湖底に沈むルートを付け替えた関係で糠平地区に2種類の廃線後があるのも風変わり。

 廃線後の2001年に「北海道遺産」に指定された“旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群(ひがし大雪アーチ橋群)”は、日本の初期コンクリートアーチ橋として全国的にみても貴重なものだとか。その中でも、糠平湖のダム底に沈むことになったタウシュベツ橋梁*2は、春〜秋に水を貯め湖底に沈み、冬には電力使用量の増加によりダム水位が下がり、湖表の氷が橋梁を削りながら湖上に姿を現すという「幻の橋」。第二次大戦前の1937年に造られ、金属が不足する時代に鉄を極力使わずに殆どをコンクリートで仕立て上げたというから、当時かなり重要な役割を果たしたのでしょう。今年のJR「フルムーン」のポスターにも使われていて、こちらは新緑が映えた美しい写真です。

f:id:knyacki_j:20080217110814j:image:right:w300

 冬に、このアーチ橋まで湖上を歩いて見学に行くツアーがあると知って、東京の友人id:tech_k氏と無理矢理に予定を合わせて*3やってきました。スタート地点から往復4kmを、かんじきのようなものを履いて歩く。途中は大雪の白樺林と糠平湖の湖上。アーチ一つはだいたい10mぐらいのスパンになっているそうだが、遠くからみると壮観・近くでみると圧倒という感じ。鉄筋は上部のごく一部にしか使われていなく、コンクリート自体は人の頭ほどもある石ころなどが混じるなど粗造だけれど、当時蒸気機関車などが通過できる強度を保ち、今でも*4側面を削られながらも立派な姿を見せている。しかし、ガイドの方曰く「アーチが保つのはあと5年くらい、その間に大きな地震がきたらもう終わりだろう」と。年々劣化がわかり、それもこの1・2年で鉄筋の露出するスピードが急速に進行したとか。ところが、役目を終えた鉄道橋、それも風化具合が評価されているだけに、補修するというわけにもいかず*5、もう後数年といわれる命をただ見守ることしかできないという。

f:id:knyacki_j:20080217112006j:image:left:w200

ダムの水が少ない1月頃から凍結した湖面に姿を現し、水位が上昇する6月頃から沈み始め、10月頃には湖底に沈みます。このように、季節によってその姿が見え隠れするアーチ橋はここだけです。幻の橋といわれる所以です。

上士幌町役場:旧国鉄士幌線アーチ橋梁群

 帰りに、宿泊したホテルの売店で置いていた、この写真集がその感を高めてくれました。撮影は自らを「土木カメラマン」といい、こういった土木遺産から近年竣工した橋梁など様々な巨大建築物を撮影されているとのこと。この橋梁は幻の橋たる不思議さと背景の大雪山系の美しさが相まって魅力を引き出している、ということがよくわかります。一度行き、写真集を見。先わずかとはいえまだ見られる可能性がある「幻の橋」が、本当の幻になるまでに、ポスターのような新緑の中に埋められた姿を、もう一度この目に焼き付けに行きたい、更にそう思わずにはいられませんでした。

タウシュベツ―大雪山の麓に眠る幻のコンクリートアーチ橋

タウシュベツ―大雪山の麓に眠る幻のコンクリートアーチ橋

はてな年間100冊読書クラブ2 047/100+25>

*1:昭和40年代、糠平〜帯広〜広尾線広尾(廃止)を結ぶ急行「大平原」という列車があった

*2:タウシュベツ橋梁自体は、保存の困難さから遺産指定対象外

*3:そもそもその週明けが札幌出張だからという話で予定を立てたのに、出張なくなったとかで、お互い前後が休めず金曜夜出発・日曜夜〜月曜朝帰りという超強行軍。

*4:急速に劣化しているとはいえ

*5:実際には金銭面の問題が大きいとも

2008-01-29-Tue

[][] 「ニッポンの大学」/小林哲夫/講談社(講談社現代新書

 受験業界などで良く活用される指針の一つ、朝日新聞社『大学ランキング』の編集統括として活躍されている著者が、さまざまなランキングを紹介。ざっと見では、まじめな「ネタ本」?という感じではあるのだけど、ただ単に興味本位ではなく大学というものに入試難易度以外の順序をつけた場合にどうなるか、が示されていることはユニークだし、著者の考え方にも共感するところはある、のだが。ただ、結局大学をどういう視点で見ているのかによって、活用の仕方自体、活用する側に都合良く理解されるのだろう、としか言えない。大学自身の努力によって改善・改革されていると思うところもあれば、ただいろいろなランク付けに振り回されているだけに感じるようなところもありますしね。

ニッポンの大学 (講談社現代新書)

ニッポンの大学 (講談社現代新書)

はてな年間100冊読書クラブ2 042/100+25>


[][] 「スケッチブックパーフェクトワークブック」/小箱とたん(監修)/マッグガーデンBLADE COMICS)

 終わった。コミック単行本初読のときは、まさかちょっとシュールなまったりギャグまんがだと思っていたのが、こんなほんわか癒し系アニメになるなんて想像もしていなかったのだけど、終わって見ればどっちも視点や方向性は違えど、とてもいい番組だったなと。「変わらない日常」を描く原作コミックと「変わるものと変わらないもの(進化とか成長ではなく「いつもと違う」と表現していたことがこのアニメらしかった)」を描くアニメと、それぞれが相応しい話の展開だったと、アニメ最終回を見て思います。高校の特定のクラブ(この場合美術部)を描いたマンガって結構ありように思うけど、考えて見ればこの原作が始まってもう5年ぐらいになるのか、今でも続いているものとしてはかなり古い部類に入るのだなぁ。

 この本についていえば、ありがちなアニメのムック本なのだろうけど、原作もアニメも両者とも大事に扱ってくれていて、これはこれで好印象でした。難をいえば、最終回直前の発売で最終回のネタバレをもろに読んでしまったことと、コミック単行本サイズということで紹介イラストなどが小さかったのが不満なぐらい。この本も原作もアニメも含めて、かなり気に入ってしまったのだけど、世間的にはそうでもないのかな。別に世間的な評価でどうこう意見が変わるわけではないけど、人気如何でアニメの続編が決まるというなら、それはそれで気になる。とりあえずDVDは買うけれど。

スケッチブックパーフェクトワークブック (BLADE COMICS)

スケッチブックパーフェクトワークブック (BLADE COMICS)

<はてな年間100冊読書クラブ2 043/100+25>


[][] 「ときどき意味もなくずんずん歩く」/宮田珠己/幻冬舎(幻冬舎文庫)

 何が面白いのかよくわからないところが面白いのか。冒頭の表現が唐突だったり、何言うてるねん的な表現があったり。VOW*1とか金朋*2発言みたいなものかとも思うけど、なんというかよくわからないけどつぼにはまって面白いとかいう感じ。旅をしているような話が基本的に多いけれど、たまたま著者が旅好きだから旅の話が元になるだけで、別に題材が旅でなくとも全然問題ないような、なんかこのよくわからなさが面白いのかなぁ、と。

ときどき意味もなくずんずん歩く (幻冬舎文庫)

ときどき意味もなくずんずん歩く (幻冬舎文庫)

<はてな年間100冊読書クラブ2 044/100+25>


[][] 「挑戦!競馬革命」/角居勝彦/宝島社(宝島社新書)

 話がちょこちょこ飛ぶのが若干読みにくいが、Blogを読んでいるという感じか。昨年、ウォッカで牝馬としては64年ぶり(戦後初)に日本ダービーを制したことで、競馬界で一躍時の人となった角居調教師の”考え方”が記されている。一見革新的にも見える厩舎のシステムを紹介しているが、一つ一つは一般企業などで普通に行われていそうなこと。逆に言うと従来の競馬サークルらしくないところが「新鮮」に感じるところなのだろうか。角居師のような人は普通に一般の会社でも仕事ができるだろうし、実際の厩舎内も一般の目から見て「立ち入れない独自の空気(作業という意味でなく)」というものは感じにくいのではないか、などと思った。まあ個人的には、いわゆるビジネスハウツー的な読み方には興味ないので、デルタブルースG1初勝利までの話などの方が面白かったのですが。

挑戦!競馬革命 (宝島社新書 258)

挑戦!競馬革命 (宝島社新書 258)

<はてな年間100冊読書クラブ2 045/100+25>


[][] 「大大阪モダン建築」/橋爪紳也 (監修) /青幻舎

 大阪が東京を凌ぐほどの、最も活気があった「大大阪(だいおおさか)」と呼ばれる時代を、現存する近代建築から見ていこうとする本書。大阪のモダン建築の特色と見所が綺麗な写真と易しい解説でまとめられていて、専門知識が無くとも読みやすく、確かに推奨されるように「本を持って街に出る」に相応しいガイドブックだと思います。

大大阪モダン建築 輝きの原点。大阪モダンストリートを歩く。

大大阪モダン建築 輝きの原点。大阪モダンストリートを歩く。

<はてな年間100冊読書クラブ2 046/100+25>

*1:新聞・雑誌の誤植や街で見つけたヘンなものを称したもの

*2:声優・金田朋子のこと。いろんな意味ですごい人。