12月とは思えない

 おめでとうございます。12月2日(日)は母親の誕生日。なんと満100歳の誕生日を私の母親は迎えた。これは凄い! 本当によく生きてくれたなぁと思うし、感謝したい。満100歳を祝うかのようにこの日は朝から雲ひとつない青空が広がり、12月の金沢とは思えない天気となった。

 今から9年半前、母親が90歳の時に私は東京から帰省し、それ以後母親の面倒を見ることになったが、当時の私は母親をなんとか95歳までは永らえさせよう思っていた。しかし、まさか100歳を迎えるまで生きるとは正直想像もしていなかった。

 この9年半の間、転倒して骨折したり熱中症になったり「もうダメか…」と何度も覚悟させられたが、その都度元気を回復し今日に至ったいる。本当に大したもので、母親を心から尊敬したい。

 ところで、先に12月の金沢とは思えない天気と書いたが、とにかく暖かくとても穏やかな陽気が11月からつづく。天気予報では今週末から寒波が押し寄せ、来週は真冬並みに冷え込むらしいが、このまま一気に冬を迎えることはなく、また再び暖かくなる。

 それにしても変だ。その典型が雷がまったく鳴らないこと。金沢は全国の観測地点で一番落雷の多い場所で、年間の雷数は他に比べ群を抜いている。冬の到来を告げる「ブリ起こし」は金沢の風物で有名だが、その「ブリ起こし」のゴジラの遠吠えのような雷が11月に入ってから今現在までゼロ。

 こんなこと帰省して以来私は初めての経験。かなり前にもあったらしいが、やはりこれは異常である。年を取れば穏やかな冬は助かるが、しかし何とも不気味。とんでもない天変地異が起きないことを願うばかり…。