本日の1枚 Miles Davis
Miles Davis / In A Silent Way (CD)
- アーティスト: Miles Davis
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2002/08/20
- メディア: CD
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マイルスに詳しくない僕なので、聴きながらネットでレビューなんかを読んでみたりするわけですが、そうするとこのアルバムについては、必ず「ビッチェズ・ブリューの前段階」的なことが書いてあります。
確かに、ウェイン・ショーターやチック・コリア、ジョン・マクラフリンなどの参加メンバーは被ってますし、エレクトリック楽器が演奏の主体になっていますね。
この前作「キリマンジャロの娘」だってエレクトリックな路線のように思えますが、そこから「ビッチェズ」までの流れとして理解すればいいのでしょうか。
そもそもジャズに詳しくない僕の耳には、テクノなどと同質なものを感じるのですよ。特に『Shhh / Peaceful』での、延々と鳴り響くハイハットとウネリ続けるベースのミニマルさとか。
なんというか、闇夜に蠢くグルーヴ感、という印象。マイルスのトランペットも霊妙に聴こえます。
「ビッチェズ」もグルーヴィですが、こちらのほうにダンスミュージックの原初的な欲動を感じたりするのです。
『In A Silent Way』では、エレピの浮遊感とかが気になります。なんとなくスペイシーなスピリチュアルさは、例えばデトロイト・テクノなんかと同じ方向を向いているような気がします。
こちらのグルーヴィさは、まぁ普通にカッコいいしね!